教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya)
教育原理Principles of Education
澤里 翼
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C6007 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期 |
曜日・時限Day/Period | 火・3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 教職科目 |
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Outline (in English)
The History of education, in the relationship of politics, economy, society family. Some basic concepts of education, some educational thoughts.
Active learning; group discussion about today’s educational issues
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
第1回で教育原理を学ぶことの意義を説明したうえで、序盤・中盤は順に歴史を追って、政治・経済・社会・家族と教育との関係を確認しながら、基礎的概念を修得し、代表的な教育思想について理解します。終盤は現代社会における教育的諸課題を、小グループでの議論を初めとした相互的・双方向的なやりとりをとおして、教育の基礎的概念や思想・理念を応用しつつ考察する力を磨きます。
到達目標Goal
教育は日常的な営みであるため、日ごろ用いている卑近な言葉で何気なく考え語ってしまいます。しかし、そうした言葉――「発達」「個性」「教育」「学校」「教師」「家族」「子供」「知識」「わかる」など――が意味するところを根本的に考察し、教育の本質や理念に迫ろうとした人びとがいます。そのような思想家や理論家は何と言っているのでしょうか。
また私たちは、いまある教育を「あたりまえ」と考えがちですが、過去からあるいは未来から見れば、私たちが過去の教育を見て「どうして?」と疑問を抱くことがあるように、必ずしも「あたりまえ」ではないのです。なぜでしょうか。
この授業では、教育の基本的諸概念を正確に修得し、教育の本質や理念を歴史的・社会的・思想的変化と関連づけながら理解します。この作業をとおして、現実の教育や学校の営みを、その変遷をも踏まえつつ、深く掘り下げて考察する力を磨きます。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
序盤は講義中心ですが、中盤以後は授業前半でグループで調べた内容を発表してもらい後半で解説や不足部分の講義を行います。毎回の授業後にリアクションペーパーを提出してもらい、全体で共有したり、個別にコメントを返したりしています。
大学行動方針レベルが2となった場合、この授業は原則としてオンラインで行う。詳細は学習支援システムで伝達する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:イントロダクション:教育の理念・歴史・思想を学ぶことの意義
講師の紹介、今後の授業内容、評価の方針等についてもお話しします。
第2回:古代の教育、近代以前の教育(1)教育と教育思想の発祥
教育や教育学に影響を与えた、ギリシャの哲学者や中国の思想家等を紹介します
第3回:中世の教育(1):近代以前の教育(2)「学校」の諸形態
「学校」の成立とその形態について扱います
第4回:中世の教育(2):近代以前の教育(3)「こども」とは
子どもを生まれながらに「善」「悪」あるいは「白紙」とみる見方について発表してもらい・解説します。
第5回:近代の教育(1):市民社会と教育思想
教育における遺伝と環境の役割について過去の思想を追ったうえで、現在の展開について紹介します
第6回:近代の教育(2):産業革命と教育思想
一斉教授の成立とそのメリットデメリットについて考えます
第7回:現代の教育(1):近代公教育制度の成立と展開、およびその教育思想
教育費負担のしくみがどうあるべきかについて議論します
第8回:現代の教育(2):現代教育・学校の諸問題と制度・教育改革
学校を「監獄」とする見方について考えます
第9回:発達と学習
系統的学習と経験的学習について比較・考察します
第10回:公教育・家庭・地域社会の関係
学校運営への家庭や地域の関わり方について議論します。
第11回:教科指導・生徒指導の諸理論
いじめや体罰などの教育問題について考えます
第12回:個性・能力・学力と教育思想
教育格差、学力格差の問題について扱います。
第13回:高度知識社会における学校・教員・教科書の役割
学校の運営や教師の働き方について考えます
第14回:総まとめ:教育の理念・歴史・思想についてのふりかえり
小テスト実施予定です
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
グループの担当箇所について調べ、発表してもらう予定です。最低1回は授業外でグループの打ち合わせが必要になると思います。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しません
参考書References
・筒井美紀・遠藤野ゆり(2013)『教育を原理する――自己にたち返る学び』法政大学出版局・筒井美紀(2014)『大学選びより100倍大切なこと』ジャパンマシニスト社
・中学校学習指導要領、高等学校学習指導要領(本文、解説、資料)(最新版、文部科学省)
→文部科学省ホームページよりダウンロードできます。http://www.mext.go.jp/a_menu/01_c.htm
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業への貢献度(各回提出してもらうリアクションペーパー)10%
小テスト 10%
授業への貢献度(ミニ・グループ・ディスカッション) 40%
期末レポート 40%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業支援システムにできるだけ資料をアップするようにしています。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
情報機器
その他の重要事項Others
・授業に出席の際にはマスクの着用をお願いします。
・授業支援システムなどを利用して課題等を提示しますので、体調がすぐれない時などには無理をせずご相談ください。