人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies
PSY500J2(心理学 / Psychology 500)臨床心理査定演習Ⅰ(心理的アセスメントに関する理論と実践)臨床心理査定演習Ⅰ(心理的アセスメントに関する理論と実践)
小野 純平Junpei ONO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | S1010 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
臨床心理学専攻 専門基幹科目 |
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Outline (in English)
This seminar aims to introduce students to the principles and practice of psychological assessment. The course will focus on widely used norm-referenced tests of intellectual ability, development, and personality. Students will learn skills in both assessment planning and report writing.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義では、心理的アセスメントの意義および基礎理論を学ぶとともに、発達検査、性格検査、知能検査等から代表的な検査を取り上げ、各検査の正しい実施方法や検査結果の解釈、記録及び報告の方法について学習します。また、こうした理論や技法の心理に関する相談、助言、指導等への応用について学習します。
到達目標Goal
1. 公認心理師の実践における心理的アセスメントの意義について概説することができる。
2. 心理的アセスメントに関する理論と方法について理解し実践することができる。
3. 心理に関する相談、助言、指導等への上記1.及び2.の応用について理解し実践することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP3」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
はじめに心理的アセスメントの意義と基礎理論について学びます。その上で、発達検査、性格検査、知能検査等から代表的な検査を取り上げ、検査器具を用いた実習を通して、正しい実施方法や検査結果の解釈、記録及び報告の方法について学習します。また、こうした理論や技法の心理に関する相談、助言、指導等への応用について学習するとともに、検査実施結果を基に事例検討を行い、心理に関する相談、助言、指導等への展開について学びます。なお、課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:心理的アセスメント
心理的アセスメントとその意義
第2回:心理的アセスメントにおける心理検査の役割
心理的アセスメントにおける心理検査の役割
第3回:心理検査の基礎理論
心理検査の妥当性と信頼性
第4回:心理検査の実施から報告書作成までのプロセス
プライバシー保護及び報告書の作成の留意点
第5回:発達検査法
検査の信頼性、妥当性、実施法等①
第6回:性格検査法1(質問紙法)
検査の信頼性、妥当性、実施法等②
第7回:性格検査法2(投映法)
検査の信頼性、妥当性
第8回:性格検査法3(投映法)
実施法と解釈法等①
第9回:性格検査法4(投映法)
実施法と解釈法②
第10回:知能検査法1
知能検査の実施法
第11回:知能検査法2
知能検査法の解釈法
第12回:事例報告1
事例報告演習①
第13回:事例報告2
事例報告演習②
第14回:まとめ
総括
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
取り上げる心理検査について、事前に手引き、解説書等を読んで、検査の実施方法や内容を学習しておく必要があります。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じて、適時お知らせします。
参考書References
必要に応じて、適時お知らせします。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(60%)
課題の提出(10%)
演習内容への積極的な参加(30%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
映像教材をさらに活用し、具体的なイメージを持ちやすくする。
担当教員の専門分野等
<専門領域> 臨床心理学、臨床心理査定、心理的アセスメント
<研究テーマ> 虐待とその支援、発達障害とその支援
<主要研究業績>
[著書]
『精神・心理機能評価ハンドブック』(中山書店、2015年6月)
『臨床心理学30章』(日本文化化学社、2006年6月)
[論文]
『発達障害と愛着障害の理解と支援―事例を通して―』(至誠学園紀要5巻、2012年5月)
『被虐待児の認知特性と学習の遅れ』(LD研究21巻2号、2012年5月)