人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies
SOW600J1(社会福祉学 / Social Welfare 600)実践研究演習ⅠField Study Practicum I
岡田 栄作Eisaku OKADA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | S0204 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
福祉社会専攻 演習科目 |
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Outline (in English)
Perform data collection and analysis in the field.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
研究に必要なデーターを収集し、分析計画を立てる。論文作成に向けて適切な方法論を用いてデーター分析を実施する。分析した結果を適切に解釈し、考察する力を養う。
到達目標Goal
①研究テーマに沿って適切な研究方法の選択と分析ができる
②分析した結果を適切に解釈できる
③考察の意味を理解している
④論文を投稿する形式やプロセスを理解し、査読者と論文内容を議論する方法を知っている
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP3」と「DP4」と「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
実際に研究に必要なデーター収集をフィールドに赴き実施する。
プレテスト段階では特に指導教官よりフィードバックを定期的に受けながら、調査・研究で得たデーターの妥当性や信頼性を十分に配慮し、研究の本番に向けてフィードバックする。最終的には研究デザインの決定をおこない、本番の研究段階に進み論文作成に向けて適切な方法論を用いてデーター分析を実施する。分析した結果を解釈し、考察にまとめ、論文を学術雑誌に投稿する。本講義の授業計画の変更・教材・課題の提示およびフィードバックについては、学習支援システムを通じて行い、講義内でもその都度行う予定である。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:研究データ収集の計画(分析計画含む)①
分析まで見通した研究データーの適切な収集方法の計画①
第2回:研究データ収集の計画(分析計画含む)②
分析まで見通した研究データーの適切な収集方法の計画②
第3回:研究データ収集の計画(分析計画含む)③
分析まで見通した研究データーの適切な収集方法の計画③
第4回:研究データ収集の計画(分析計画含む)④
分析まで見通した研究データーの適切な収集方法の計画④
第5回:フィールドワークの計画と交渉①
フィールドでの協力依頼の交渉と倫理面を配慮した計画、現場への責務とマナーの在り方①
第6回:フィールドワークの計画と交渉②
フィールドでの協力依頼の交渉と倫理面を配慮した計画、現場への責務とマナーの在り方②
第7回:フィールドワークの計画と交渉③
フィールドでの協力依頼の交渉と倫理面を配慮した計画、現場への責務とマナーの在り方③
第8回:フィールドワークの計画と交渉④
フィールドでの協力依頼の交渉と倫理面を配慮した計画、現場への責務とマナーの在り方④
第9回:調査計画、調査項目の選定①
調査計画と調査項目の選定①
第10回:調査計画、調査項目の選定②
調査計画、調査項目の選定②
第11回:調査計画、調査項目の選定③
調査計画、調査項目の選定③
第12回:調査計画、調査項目の選定④
調査計画、調査項目の選定④
第13回:調査計画、調査項目の選定⑤
調査計画、調査項目の選定⑤
第14回:調査票の作成①
調査対象から正確で信頼度の高い結果を得る為の調査項目数やレイアウトの吟味①
第15回:調査票の作成②
調査対象から正確で信頼度の高い結果を得る為の調査項目数やレイアウトの吟味②
第16回:プレテスト①
プレテストの意義、実施後のデーター収集方法の改善①
第17回:プレテスト②
プレテストの意義、実施後のデーター収集方法の改善②
第18回:フィールド調整①
フィールド調整
季節や期間、行事等相手の都合やデーター収集の適切なタイミングの検討
第19回:フィールド調整②
フィールド調整
季節や期間、行事等相手の都合やデーター収集の適切なタイミングの検討
第20回:データー収集①
データー収集
計画以外の状況が発生した場合の連絡方法、協力者への説明や感謝の方法等を確認する。
第21回:データー収集②
データーを表計算ソフトに入力し、コーディングを行う。
第22回:データー分析①
データの分析の方法と理論を確認する。
第23回:データー分析②
実際のデータを解析する。
第24回:結果の解釈
結果の解釈について言い過ぎていないか。先行研究との比較等を行う。
第25回:考察のまとめ方
考察の書き方について学ぶ。
第26回:全体推敲
研究目的、研究方法、結果について正確な論文の記述を見直す。
第27回:論文投稿
論文を投稿する上で必要な知識を理解する。
第28回:査読者への対応
投稿した論文の査読結果を共有し、返答の仕方を考える。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
具体的な研究活動段階に入る。場合によっては、指導者から離れて単独に行動が始まる段階である。事前に面接や交渉のトレーニングを十分におこない、データーの収集に関しては不測の事態も起こりやすいので、柔軟な対応が求められる。またデーター管理には細心の注意を払うことを自覚して欲しい。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
適宜紹介する。
参考書References
適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
①学生の自己評価 20%
②課題に対する取り組み 20%
③提出物の内容 60%
上記を総合的に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講者の意見を聞きながら進めていきます。
その他の重要事項Others
学生の研究進度によっては計画を変更することがあります。
担当教員の専門分野
<専門領域>福祉疫学、ファシリテーション論、保健医療福祉論
<研究テーマ>介護・医療関連情報の見える化、地域診断と健康
<主要業績>
『ソーシャル・キャピタルと健康・福祉』(共著書、ミネルヴァ書房、2020年)
『住民主体の楽しい「通いの場」づくり』(共著書、日本看護協会出版会、2019年)