スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies
HSS400IA(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 400)専門演習ⅢSeminar III
中澤 史Tadashi NAKAZAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | M5220 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | 演習 |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory |
専門教育科目 専門演習 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Based on the lessons learned in Seminar II, students set their own research themes, conduct research systematically, and present the results in a graduation thesis. In this exercise, students will comprehensively learn the purpose, significance, method, and analysis and consideration of the results of your graduation thesis.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
専門演習Ⅱにおいて設定した研究計画書に基づき、計画的に研究を行い、その成果を卒業論文にまとめて発表する。本演習では、卒業論文の目的、意義、方法、結果、考察等について総合的に学習する。
到達目標Goal
1.研究の目的、意義、仮説について説明できる。
2.研究目的の解明に適した調査方法を設定できる。
3.適切にデータを収集・分析し、得られた結果に対して考察し結論を導き出せる。
4.卒業論文を完成し、卒業研究発表会において発表する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」「DP6」「DP7」「DP8」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
専門演習Ⅱで取り組んだ予備調査の結果から得られた研究課題の解明を通して、卒業論文の完成に向けた作業に取り組む。受講者は授業時間外で収集した資料や分析結果等をまとめ、演習ではその進捗状況を発表し、個別指導やグループディスカッションを通して論文の完成度を高めていく。なお、授業で取り組むレポートやリアクションペーパー等に対する講評やフィードバックは、次回授業時に行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:オリエンテーション・研究計画の確認
本演習の進め方を理解するとともに、研究計画について確認する。
2:研究の背景
先行研究や予備調査から得た知見を踏まえて研究課題を導出し、研究目的について確認する。
3:研究の目的と意義
研究目的を達成することによって、どのような社会的意義があるのかについて確認する。
4:枠組みの整理
研究で扱う用語や重要概念を定義し、概念的な枠組みを整える。
5:研究仮説
調査対象となる要因間の関係性に関する仮説を立てる。
6:対象者の設定
調査の対象となる環境や対象者を設定する。
7:対象者の属性調査
対象者の属性を確認するためのフェイスシートを作成する。
8:調査方法の設定
対象者の心理的要因を測定する質問項目を精査し、質問紙を選定する。
9:事例調査の方法
対象者の心理的変容過程の詳細を解明するための調査方法を確定する。
10:調査資料の整理
フェイスシート、同意書、質問紙、インタビューガイド等の調査資料を整え、調査を開始する。
11:属性項目の整理
対象者の属性を集計した結果を図表で示し、それらを説明する文章を記述する。
12:データの入力・分析
収集したデータを入力し、統計的方法を用いて分析する。
13:データの質的分析
収集した逐語データ等を質的に分析し、その結果を説明する図表および文章を作成する。
14:中間発表
これまでの研究成果を抄録にまとめて発表し、指摘を受けた箇所を中心に修正を図る。
15:オリエンテーション・今後の研究計画の確認
秋学期の流れを理解するとともに、今後の研究計画について確認する。
16:結果の修正
中間発表での指摘を修正した内容について確認する。
17:統計分析の結果の考察
統計的分析を施した結果について考察する。
18:質的分析の結果の精査
質的分析を施した結果の信頼性・妥当性を高めるためにトライアンギュレーションを行う。
19:質的分析の結果の考察
質的分析を施した結果について考察する。
20:全体の考察
これまでの結果およびその考察の内容について総合的に考察する。
21:今後の課題・研究の限界
研究方法における問題点、研究で解明できなかった課題、本研究の限界などについて記述する。
22:緒言の完成
すでに整理した研究の背景、目的、意義などをまとめて緒言の部分を完成する。
23:方法の完成
調査対象者の属性、分析方法等をまとめて方法の部分を完成する。
24:結果の完成
統計的・質的分析を通して得た結果を図表や文章にまとめて完成する。
25:考察の完成
総合考察としてまとめた内容を精査し、その内容を図表と文章にまとめて完成する。
26:結論・まとめ
本研究を通して導出された結論、今後の課題・研究の限界等について記述する。
27:引用文献・資料の整理
引用文献および巻末資料を整理し、卒業論文を完成する。
28:卒業論文の発表
卒業論文の内容を抄録にまとめ、発表する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本演習の準備・復習時間の目安は1回の授業につき4時間以上であり、その具体的な取り組み内容は次の通りです。
1.先行研究の講読、調査の実施、データの収集・分析、結果に対する考察といった予備調査に関わる課題が与えられますので、授業外においてその作業に取り組んでください。
2.ゼミで担当するスポーツチームを対象としたデータの収集、分析およびその結果発表の機会が与えられますので、各グループで計画的に取り組んでください。
テキスト(教科書)Textbooks
適宜資料などを配布します。
参考書References
1.小宮あすか・布井雅人「Excelで今すぐはじめる心理統計 簡単ツールHADで基本を身につける」講談社 2018
2.マーガレット・サンデロウスキー著・谷津裕子・江藤裕之訳「質的研究をめぐる10のキークエスチョン サンデロウスキー論文に学ぶ」医学書院 2013
成績評価の方法と基準Grading criteria
次の基準に従い総合評価します。
1.卒業論文:60%
2.プレゼンテーション:20%(春学期・秋学期各10%)
3.グループワークによる報告書およびプレゼンテーション:10%
4.授業への参画状況、各種課題等の提出物:10%。
※卒業論文、グループワークによる報告書、各種課題では、授業やグループでの取り組みの内容を踏まえて適切に記述できているかを評価します。
※プレゼンテーションでは、発表の仕方、スライドの出来栄え等について評価します。
※授業への参画状況とは、単に出席していることを意味するのではなく、ディスカッションや各種授業運営に主体的に関わることを評価の対象とするという意味です。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本演習では、社会的スキルの一つとみなされる「ホウ・レン・ソウ(報告、連絡、相談)」の実施が求められます。そのため、教育実習や介護実習等の理由で欠席する場合は必ず事前に連絡してください。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
卒業論文作成において使用するパソコン、マイクロソフト・オフィス(ワード、エクセル、パワーポイント)を準備してください。
その他の重要事項Others
1.原則として対面授業を実施する予定です。ただし、感染症の影響などにより、Zoomなどによるオンライン授業などに変更される場合があります。そのため、都度、学習支援システムなどをチェックするようにしてください。
2.上記の授業計画は変更される場合があります。
3.授業概要の説明、発表順の決定などを行なうため、必ず初回授業から出席してください。