スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies
HSS300IA(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 300)専門演習ⅡSeminar II
吉田 政幸Masayuki YOSHIDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | M5127 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | 演習 |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 3 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory |
専門教育科目 専門演習 |
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Outline (in English)
This course is a seminar of sport marketing research. Students will learn how to conduct sport marketing research based on their own interests and research questions. Upon successful completion of this course, students will be able to (1) develop a proposal for their graduation theses and (2) write the introduction and method sections of their manuscripts.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
春学期は各自の卒業研究のテーマを設定する。秋学期は4年次の卒業研究に向け、スポーツマーケティングに関する先行研究をレビューするとともに、各自の研究構想を立案し、それに基づいて卒業論文の序論を執筆する。
到達目標Goal
受講者は演習を通じて以下の目標に到達する:
(1)各自の問題意識に基づいて研究テーマを設定できる。
(2)各自が選んだ研究テーマに関連する先行研究を概括し、過去の研究が明らかにできなかった課題を特定することができる。
(3)学術的貢献を果たすため、研究の目的、重要性、仮説を示すことができる。
(4)研究テーマにおける重要概念を正しく定義し、理論的な背景を説明することができる。
(5)目的に応じて研究方法を適切に設定し、実施計画を作成できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」「DP6」「DP7」「DP8」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
3年生を対象に少人数の指導体制のもと、報告・討論・実践をとおして学びを深める。これまでに講義で修得した知識を踏まえるともに、2年次の専門演習Ⅰにおいて興味をもった研究テーマを掘り下げる。
新型コロナウイルス感染拡大などの社会情勢により、授業計画、演習の方法、成績評価の方法を変更する可能性がある。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション:春学期の概要の説明
スポーツマーケティングに関する専門的な学びに向けた動機づけと演習の概要について理解する。
第2回:スポーツマネジメントの考え方
スポーツマネジメントについて、定義、独自性、基本特性などについて理解を深める。
第3回:スポーツマーケティングの重要テーマ:ソーシャルインパクト
五輪やサッカーW杯のようなメガスポーツイベントには社会を変える力がある。これをソーシャルインパクトと呼ぶが、その定義、種類、考え方について学ぶ。
第4回:スポーツマーケティングの重要テーマ:ソーシャルキャピタル
スポーツはプレイヤー、仲間、対戦相手、ファンなどの人々の相互作用で成立しており、その過程において人々を結び付ける働きを担っている。それをソーシャルキャピタルと呼ぶことができ、その定義、種類、重要性を理解する。
第5回:スポーツマーケティングの重要テーマ:ウェルビーイング
国際連合が発表したSDGsの3番目の開発目標がウェルビーイングである。このウェルビーイングとスポーツマーケティングの関係性について学習する。
第6回:スポーツマーケティングの重要テーマ:ソーシャルメディア
ソーシャルメディアの登場により、スポーツを消費する人々の心理や行動に変化が生じている。今回はスポーツ消費者行動におけるソーシャルメディアの意味と役割について学ぶ。
第7回:スポーツマーケティングの重要テーマ:観戦スタイルの変化と態度変容
テクノロジーの技術革新や社会環境の変化(温暖化、大規模災害、感染症蔓延など)はスポーツの観戦スタイルに影響を与える。こうした変化に対する人々の適応方法を理解する。
第8回:研究テーマの設定
グループに分かれて研究テーマを設定し、分析するための変数と尺度を特定する。
第9回:スポーツ消費者を対象としたアンケート調査の設計
スポーツ消費者を対象としたマーケティング調査の質問項目を設定するとともに、実際の調査方法を計画する。
第10回:スポーツ消費者を対象としたアンケート調査の実施
作成した質問項目と調査計画に基づき、データを収集する。
第11回:スポーツ消費者を対象としたアンケート調査の実施の分析
収集したデータを入力・分析し、プレゼンテーションの資料を作成する。
第12回:卒業研究を知る
4年生の卒業研究の中間報告会に参加し、研究について理解を深める。
第13回:ゼミ内プレゼンテーション1
設定した研究テーマに関するプレゼンテーションを行う:前半グループ
第14回:ゼミ内プレゼンテーション2
設定した研究テーマに関するプレゼンテーションを行う:後半グループ
第15回:秋学期の演習の概要の説明
秋学期の演習の概要および卒業研究の意義を理解する。
第16回:先行研究(卒業研究)の検討
先行研究(卒論2本)ついて、(1)文献の要約、(2)研究群の整理、(3)問題点の特定を行う。
第17回:先行研究(一般の論文)の検討
先行研究(一般の論文1本)ついて、(1)文献の要約、(2)研究群の整理、(3)問題点の特定を行う。
第18回:スポーツマーケティング研究:観戦型スポーツの先行研究
観戦型スポーツに関する先行研究の発表を聞き、ディスカッションに参加する。
第19回:スポーツマーケティング研究:参加型スポーツの先行研究
参加型スポーツに関する先行研究の発表を聞き、ディスカッションに参加する。
第20回:スポーツマーケティング研究:拡大産業に関する先行研究
スポンサーシップ、ツーリズム、インターネットなどに関する先行研究の発表を聞き、ディスカッションに参加する。
第21回:研究テーマの設定
各自のテーマについて、(1)研究の背景、(2)重要概念、(3)目的、(4)研究の重要性をパワーポイントでまとめる。
第22回:研究テーマの発表
パワーポイントで作成した各自のテーマを発表する。
第23回:序論の執筆:研究の背景
スポーツ産業界が抱える疑問に関して理解が深まるような研究テーマを設定する。
第24回:序論の執筆:問題の所在
各自の研究テーマは、先行研究によってどこまで理解されているかを把握するとともに、未解明の研究課題を特定する。
第25回:序論の執筆:研究の目的、重要性
研究の目的を設定し、その目的を達成することでどのような学術的貢献を果たすことができるのかについても述べる。
第26回:序論の執筆:概念的枠組み
卒業研究で扱う重要概念や分析において測定する主な要因をすべて定義し、概念的枠組みを明確にする。
第27回:演習のまとめ
1年間に渡って取り組んできたゼミの専門的な学習を振り返り、まとめとする。
第28回:卒業研究発表会
4年生の卒業研究の発表会に参加する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
この授業は予習を必要とします。春学期は事前に配布される資料を読んで疑問や感想を書き出し、ディスカッション形式で展開される演習に参加できるように準備してきてください。秋学期は毎週与えられる課題に取り組み、それを事前に記述・分析してきてください。演習ではその内容を添削するとともに、次の課題を説明します。本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間 を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし(必要に応じて資料を配付する)。
参考書References
各学生の研究テーマに関連する過去の卒業論文や一般の論文。
成績評価の方法と基準Grading criteria
(1)研究テーマの設定:10点(春学期)
(2)スポーツマーケティング調査の実施:10点(春学期)
(3)先行研究のレビュー:20点(秋学期)
(4)序論(緒言、問題の所在)の執筆:20点(秋学期)
(5)序論(目的、重要性)の執筆:20点(秋学期)
(6)序論(概念的枠組み)の執筆:20点(秋学期)
合計:100点
【評価基準】
それぞれの課題において獲得する得点は以下の基準に従って決定する。
100%:自身が立てた計画に沿って課題に客観的に取り組むとともに、独自の視点から合理的な解決策を導き出し、さらに成果物の中で自分の論旨を明確に伝えることができている。
80%:自身が立てた計画に沿って課題に客観的に取り組むとともに、独自の視点から合理的な解決策を導き出している。
60%:自身が立てた計画に沿って課題に客観的に取り組むとともに、独自の視点から解決策を導き出している。
40%:自身が立てた計画に沿い、課題に客観的に取り組んでいる。
20%:自身が立てた計画に沿って課題に取り組んでいる。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
できるだけ理解が進むように、授業では海外の事例や文献に加え、身近な日本のスポーツや文献も紹介します。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
レポートやディスカッションの資料を作成するための個人用パソコン、マイクロソフト・オフィス(ワード、エクセル、パワーポイント)
その他の重要事項Others
ゼミナールは学生の主体的な学びの場です。伸び伸びと積極的に学習してください。