スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies
HSS200IA(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 200)バレーボール指導論演習Volleyball Coaching (seminar)
山田 稔Minoru YAMADA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | M4440 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | バレーボール指導論(実習)[2012年度以前入学生] |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | 演習 |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※2012年度以前入学生は通年科目のため、バレーボール指導論実習と演習を履修必須 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory |
専門教育科目 スポーツコーチングコース専門科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Lecture by Zoom will be held only for the first time. After that, face-to-face classes will be held.
The purpose of this course is to prepare a teaching plan and to acquire teaching skills necessary for learning and teaching volleyball skills by receiving lectures (evaluations) from teachers. By actively exchanging opinions between teachers and colleagues, discover issues as themselves or as a team, and work together with colleagues to solve the issues, thereby fostering an attitude of taking the initiative in lectures
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
教員からの講義(評価)を受け、バレーボールの技能習得及び指導を行うために必要な指導計画の作成、指導技術を身に付けることを目的とする。教員や仲間同士間の積極的な意見交換を通して、自らやチームとしての課題を発見し、仲間と共に協力して課題解決を図ることを通して、講義に主体的に取り組む態度を醸成する。
到達目標Goal
・教職免許を取得する学生は、これまで学んだ教職に関する基礎科目や自らの学習経験をもとに、自身の教員としての課題を発見し、問題解決を図ることができるようにする。
・教職免許を取得しない学生は、模擬授業を通して、人に指導することの難しさを知ることやリーダーシップの発揮の仕方、授業計画の作成や適正な評価を行うことの大切さについて学び、自らの課題を自己発見することができるようにする。
・バレーボールのチーム活動を通して、仲間との意見交換に積極的に参加し、他者の意見を取り入れながら、より良い指導方法、指導技術を発見したり、身に付けたりすることができるようにする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・バレーボールの基本的な動作原理を理解し、授業づくりにおいての3つの視点(授業形態、指導方法、教材の工夫)について、専門的知識と技能を身に付けられるよう、順序だてて講義を進めていく。
・バレーボールの授業計画力及び実践的指導力を身に付けるため、一人20分間の模擬授業を行う。
・毎時、講義内容についてのリアクションペーパーを作成し、知識の定着を図る。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:・オリエンテーション
・チーム編成
・サービスとレセプションの理解
・ゲーム
・講義の概要と目的、到達目標、評価とその方法について理解すること。
・チームメンバーを決定すること。
・サービスについて、エンドラインから、ボールに回転をかけて打ち出したりすること。
・レセプションについて、相手のサービスの回転に合わせて返球したりすること。
2:・ディグフォーメーションについて
・ゲーム
・ラリーの中で、味方の移動で生じる空間をカバーして、守備のバランスを維持する動きについて理解すること。
3:・つなぎのボールのあげ方について
・移動を伴うディグフォーメーションについて
・ゲーム
・三角形を描くように、移動を伴いながら、スパイクに繋がるトスを上げること。
・レフト、センター、ライトからの攻撃に対して、仲間とタイミングを合わせて守備位置を移動すること。
4:・フロントプレーヤーが参加するディグフォーメーションについて
・レセプションから攻撃への移行について
・ゲーム
・フロントプレーヤーの移動に伴って、バックプレーヤーのディグフォーメーションの位置が移動すること。
・レセプションから助走を取って、アタックフオーメーションへの移行を行うこと。
5:・アタックの助走について
・レセプションからアタックへの移行についての理解
・ゲーム
・ネットに向かってアタックの助走練習を行うこと。
・相手コートからチャンスボールをセッターに返球し、2歩助走を行って直上トスをアタックすること。
6:・アタックの助走からセットされたボールを打つことについて
・アタックカバーフォーメーションについて
・ゲーム
・2歩助走からセットされたボールに合わせてアタックを打つこと。
・味方のレフトからのアタックに対して、アタックカバーフォーメーションを取ること。
7:・ブロックとダイレクトスパイクについて
・模擬授業について
・ゲーム
・ブロックの基本姿勢を理解すること。
・移動とジャンプの基本動作を理解すること。
・ダイレクトスパイクの行い方を理解すること。
・模擬授業の指導案作成と行い方について理解すること。
8:・模擬授業の実施①(一人20分間)について
・模擬授業のふり返りディスカッションについて
・模擬授業に関するリフレクションシートの提出について(次週までに提出)
・1時間の授業指導案を作成すること。
・模擬授業を行い、終了後は意見交換を授業者側と生徒役側で行うこと。
・授業終了後、リフレクションシートを提出すること。
9:・模擬授業の実施②(一人20分間)について
・模擬授業のふり返りディスカッションについて
・模擬授業に関するリフレクションシートの提出について(次週までに提出)
・1時間の授業指導案を作成すること。
・模擬授業を行い、終了後は意見交換を授業者側と生徒役側で行うこと。
・授業終了後、リフレクションシートを提出すること。
10:・模擬授業の実施③(一人20分間)について
・模擬授業のふり返りディスカッションについて
・模擬授業に関するリフレクションシートの提出について(次週までに提出)
・1時間の授業指導案を作成すること。
・模擬授業を行い、終了後は意見交換を授業者側と生徒役側で行うこと。
・授業終了後、リフレクションシートを提出すること。
11:・うまくなるための理論について➀
・役割に応じた責任を果すことについて➀
・ゲーム(リーグ戦➀)
・うまくなるための理論について理解すること。
・自分のポジションの役割を果たすため、ポジション別の練習を行うこと。
・セッターとミドルプレーヤーでクイックの練習を行うこと。
・レフトプレーヤーで、レセプションからのアタックの練習を行うこと。
12:・うまくなるための理論について②
・役割に応じた責任を果すことについて②
・ゲーム(リーグ戦②)
・うまくなるための理論について理解すること。
・自分のポジションの役割を果たすため、ポジション別の練習を行うこと。
・セッターとミドルプレーヤーでクイックの練習を行うこと。
・レフトプレーヤーで、レセプションからのアタックの練習を行うこと。
13:・バレーボール指導者の役割について
・実践に即した練習について➀
・ゲーム(リーグ戦③)
・学校体育・スポーツ教育の指導者、競技スポーツの指導者、生涯スポーツの指導者の役割について理解すること。
・実践的な練習、ゲームライクな練習の行い方を理解すること。
14:・日本におけるバレーボールの将来展望について
・ゲーム(リーグ戦1位対2位、3位対4位)
・本講義のまとめ
・少子化に伴う競技人口の減少の中で、今後バレーボール界はどのように変わる必要があるかについて考えること。
・本講義をふり返り、学びの内容をまとめること。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・毎時間学ぶ理論について、学んだ内容をふり返る。
・模擬授業実施に向け、指導案の作成を行う。
・模擬授業を受けた側の学生とのディスカッションを行い、リフレクションシートを作成する。
・本授業の準備学習・復習時間は合わせて4時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
中学校学習指導要領解説 保健体育編(文部科学省)平成29年7月
高等学校学習指導要領解説 保健体育編(文部科学省)平成30年7月
参考書References
特に定めず、必要に応じて担当者が準備する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
模擬授業の指導案及び模擬授業のリフレクションシート 30%
模擬授業の内容 10%
毎時のリアクションペーパー 30%
授業への積極的な貢献度 30%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度の講義については学生よりおおむね良い評価をもらうことができた。しかし、課題はまだ多くある。教職を目指す学生にとっては、模擬授業のねらいに即した授業が確実にできるよう授業マネジメントや教授方法について丁寧に指導していく必要がある。教職を取らない学生にとっても有意義な講義となるよう、指導講評の中にリーダーシップの重要性や運動・スポーツと健康の繋がり、生きる術を学ぶ保健体育の授業であることについて理解させたり体験する中で、将来社会に出て役立つ講義内容にしていかねばならない。
その他の重要事項Others
バレーボール実習では、バレーボール基礎理論及び技術の習得及びバレーボールの指導方法について、学習指導要領を基に丁寧に指導していく。したがって、バレーボール実習とバレーボール指導論演習を同時に履修することにより深い学びが実現すると考える。両方の講義を履修すること原則とすることを求めたい。