スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies
HSS200IA(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 200)バレーボール指導論実習Volleyball Coaching (practical)
【2017年度以前入学生対象】
山田 稔Minoru YAMADA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | M4430 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | バレーボール指導論(実習)[2012年度以前入学生] |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | 実技 |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 1 |
備考(履修条件等)Notes | ※2017年度以前入学生対象※2012年度以前入学生は通年科目のため、バレーボール指導論実習と演習を履修必須 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory |
専門教育科目 スポーツコーチングコース専門科目 |
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Outline (in English)
Learn the basic theory and skills of volleyball and teaching method based on the guidelines for teaching of junior high school and high school.
To understand the history, the name of the technology, the way of rules and games, the strategy and tactics, the principle of operation and teaching method of skills, the practice method and acquire skills necessary for instruction as necessary for teaching volleyball
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
バレーボールの基礎理論及び技能、指導方法について中学校・高等学校学習指導要領を基に学ぶ。
バレーボールの指導を行う上で必要な歴史、技術の名称、ルールや試合の行い方、作戦や戦術、技能の動作原理や指導法、練習方法について理解するとともに指導に必要な技能を身に付けることを目的とする。
到達目標Goal
【技能】
状況に応じたボール操作と空間を埋めるなどの連携した動きによって空間を作りだすなどの攻防が展開できるようにする。
【態度】
バレーボールに主体的に取り組み、自己の役割に責任を持ち、的確に果たすことや、健康・安全が確保できるようにする。
【知識、思考・判断】
バレーボールの歴史的変遷、技術の名称、技術の構造や動作原理、体力の高め方、試合の仕方、作戦や戦術等を理解し、自己やチームの課題に応じた目標設定や課題解決の方法、戦術を考えることができるようにする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・到達目標に示した技能を身に付けるため、ボール操作などの基本練習を行う。
・チーム内での学生同士の学び合いを中心として講義を進める。
・指導のコツやポイントを受講者の指導現場で言語化できるよう、受講者間の言語能力の向上を目指す。
・バレーボールの指導に必要な知識を講義やワークシート、課題レポートを通して習得する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:・オリエンテーション
・チーム分け
・基本技術の習得について(パス、レシーブ、サービス)
・ゲーム
・授業の概要と目的、到達目標、評価とその方法について理解すること。
・グループ分け、自己紹介、係分担を決定すること。
・基本技術(パス、レシーブ、サービス)ができること。
2:・バレーボールの歴史的変遷①について
・基本技術の練習について(パス、レシーブ、サービス)
・ゲーム
・バレーボールの歴史的変遷について理解すること。
・相手コートの守備のいない空間に緩急をつけて打ち返す方法について理解すること。
3:・バレーボールの歴史的変遷②について
・基本技術の練習(ディグ)
・ゲーム
・バレーボールの歴史的変遷②について理解すること。
・1対1や2対2でディグ練習を行うこと。
・移動を伴うつなぎのボールに対応して、攻撃につなげるためのトスを上げること。
4:・バレーボールのルール①について
・基本技術の練習(スパイク)
・ゲーム
・バレーボールのルール①について理解すること。
・ボールをコントロールして、ネットより高い位置から相手側のコートに打ち込むこと。
・移動を伴うつなぎのボールに対応して、攻撃につなげるためのトスを上げること。
5:・バレーボールのルール②について
・基本技術の練習(レセプション)
・ゲーム
・バレーボールのルール②について理解すること。
・変化のあるサーブに対応して、面を合わせてレセプションすること。
6:・基本技術の練習(ブロック)について
・ゲーム
・課題レポート➀について
・仲間と連動してネット付近でボールの侵入を防いだり、打ち返したりすること。
・チームの作戦に応じた守備位置から、拾ったりつないだり打ち返したりすること。
・課題レポート➀の書き方について理解すること。
7:・実技試験➀(基本技能の試験)について
・ゲーム(6対6)
・課題レポート➀の提出について
・評価規準に基づき、技能評価を行うこと。
・状況に応じたボール操作と仲間と連携した動きができるようにすること。
・ラリーの中で、味方の動きに合わせてコート上の空いている場所をカバーすること。
・課題レポート➀の提出を行うこと。
8:・チームの課題解決のための練習について
・ゲーム(リーグ戦①)
・チームの課題を共有し、チームに合った練習方法を考え、実践すること。(主に守備面)連携プレイのための基本的なフォーメーションに応じた位置に動けるようにすること。
9:・チームの課題解決のための練習について
・ゲーム(リーグ戦②)
・チームの課題を共有し、チームに合った練習方法を考え、実践すること。(主に攻撃面)仲間と連携した攻撃の際に、ポジションに応じて相手を引き付ける動きができるようにすること。
10:・チームの課題解決のための練習について
・ゲーム(リーグ戦③)
・チームの課題を共有し、チームに合った練習方法を考え、実践すること。(主に守備面)ラリーの中で、相手の攻撃の変化や味方の移動で生じる空間をカバーして、守備のバランスを維持する動きをすること。
11:・チームの課題解決のための練習について
・ゲーム(リーグ戦④)
・課題レポート➁について
・チームの課題を共有し、チームに合った練習方法を考え、実践すること。(主に守備面)相手の攻撃の変化に応じて、仲間とタイミングを合わせて守備位置を移動すること。
・課題レポート➁の書き方について理解すること。
12:・実技試験➁(チーム内における連携技能の習得状況を評価する)
・ゲーム(リーグ戦⑤)
・課題レポート➁の提出について
・評価規準に基づき、技能評価を行うこと。
・課題レポート➁の提出を行うこと。
13:・チームの課題解決のための練習について
・ゲーム(リーグ戦⑥)
・チームの課題を共有し、チームに合った練習方法を考え、実践すること。(主に攻撃面)仲間と連携した攻撃の際に、ポジションに応じて相手を引き付ける動きができること。
14:・チームの課題解決のための練習について
・ゲーム(リーグ戦⑦)
・本講義のまとめ
・チームの課題を共有し、チームに合った練習方法を考え、実践すること。(主に守備面)ラリーの中で、相手の攻撃の変化や味方の移動で生じる空間をカバーして、守備のバランスを維持する動きをすること。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・授業に対するふり返りを行うため、毎時リアクションペーパーを提出すること。
・講義期間中2回の課題レポート提出は、期日厳守で提出すること。
・講義中に実技試験を2回行うため、技能の定着を図っておくこと。
・本授業の準備学習・復習時間は合わせて1時間を標準とすること。
テキスト(教科書)Textbooks
中学校学習指導要領解説 保健体育編(文部科学省)平成29年7月
高等学校学習指導要領解説 保健体育編(文部科学省)平成30年7月
参考書References
特に定めず、必要に応じて担当者が準備する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
バレーボールの基本技能 実技試験 30%
課題レポート(2回)20%
毎時のリアクションペーパー 30%
授業への積極的な貢献度 20%
この成績評価は原則的なものであり、病弱者、見学者、特別な身体理由により通常の活動が困難な受講者に対しては、個別に対応・評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本講義の学生からの評価はおおむね良い状況であった。
教職免許の取得を希望する履修者にとっては、学習指導要領に基づき発達段階に応じた系統的な指導方法について理解する場となるよう指導することが必要である。
教職免許の取得を希望しない履修者にとっては、学習指導要領に基づいた指導を行うことにより、将来スポーツ指導に関わる場合や職場のスポーツリーダーとして、役立つ知識や指導方法を理解する場となるよう指導することが必要である。
その他の重要事項Others
本講義は、中学校及び高等学校学習指導要領保健体育編に準して、バレーボールの「知識・技能」、「思考・判断・表現」、「主体的に学習に取り組む態度」を発達段階に応じて系統的に学ぶ講義である。本講義及び秋に開講される『バレーボール指導論演習』を一体として受講することを前提として内容が設定されていることを理解した上で履修すること。単なるバレーボールのゲームを中心とした講義ではないことを理解して履修すること。将来、保健体育科教員として、またスポーツリーダーとなることを希望する学生が履修することが望ましい。