スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies
LAW200IA(法学 / law 200)スポーツ法学ⅡSports Law Ⅱ
飯田 研吾Kengo IIDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | M3180 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水1/Wed.1 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※2012年度以前入学生履修不可 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory |
専門教育科目 スポーツビジネスコース専門科目 |
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Outline (in English)
Japan will host the 2020 Tokyo Olympic and Paralympic Games in 2021, attracting attention both in Japan and abroad, and the social value of sports is getting more important. On the other hand, there are several problems and disputes in the fields of sports, such as sports accident, selection, contract issue of athletes, anti-doping problem, violence / harassment, etc.
In this class, from the various cases in the fields of sports, to understand the legal knowledge and the legal problems, and to learn the ability of legal thinking and management which is necessary as a person who will engage in the fields of sports in the future.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
東京オリンピック・パラリンピックの開催が不透明な中ではあるものの、日本のスポーツ界への国内外の注目度が高まっており、スポーツの社会的価値がより重要性を増している。他方で、日本のスポーツ界では、スポーツ事故、代表選考、スポーツ選手の契約問題、アンチ・ドーピングの問題、暴力・ハラスメント、スポーツ団体のガバナンス等、様々な問題が生じている。
そこで本授業では、現実にスポーツ界で起きている様々な事例を題材としながら、背後にある法律知識や法律問題を理解し、将来スポーツに携わっていく者として必要な法的思考力・マネジメント力の習得を目標とする。
到達目標Goal
現実にスポーツ界で起きている様々な事例について、背後にある法律知識や法律問題を理解することができる。
スポーツ界で起きている問題について、法的な視点から解決策や予防策を提示することができる。
特徴的なスポーツ紛争(裁判例や仲裁事例等)を学ぶことで、将来スポーツに携わっていく者として必要な法的思考力・マネジメント力を身につけることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」「DP6」「DP7」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式を基本としながら、質疑応答を行いながら教員と受講生との間で双方向型の授業を実施し、受講者に考える機会を与えられるよう心掛ける。できる限り、各テーマに関係する具体的な事例を紹介しながら解説を行う予定である。
また、毎回の授業において、前回授業以降に起きたスポーツ界の話題について、法的問題や解決策、検討事項などを発表してもらうことや、リアクションペーパーの提出も予定している(詳細は授業にて説明する)。
なお、時事情報や問題発生によって講義の内容変更や順序変動があり得る。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:ガイダンス
本授業の位置付けや意義、授業の進め方、参考テキスト、評価方法についての説明
2:スポーツ法の体系
スポーツに適用される法律、スポーツ基本法、スポーツ固有法
3:スポーツ紛争と解決手段
スポーツ紛争の特徴、裁判、スポーツ仲裁、近時の事例紹介
4:スポーツ事故と責任
スポーツ指導者・選手の注意義務・安全配慮義務、スポーツ事故やスポーツ障害の予防と対策
5:代表選考を巡る問題
代表選考を巡る法的問題の所在、紛争事例の検討
6:スポーツ団体のガバナンス
国内競技団体のガバナンスの意義・重要性、不祥事事件の対応例の検討
7:アスリートの法的地位
プロスポーツ選手の法的地位、アマチュアスポーツ選手の法的地位、選手会の意義
8:スポーツと契約
アスリートに関する契約、スポンサー契約、スポーツ会員契約とトラブル、スポーツ観戦契約
9:スポーツと知的財産権
肖像権、パブリシティ権、放映権
10:スポーツイベントと法律実務
メガスポーツイベントと人権侵害、人権ムーヴメント、アンブッシュマーケティング、
11:スポーツのインテグリティ①(アンチ・ドーピング、八百長問題等
アンチ・ドーピング規に関するルールとその課題、紛争事例の紹介と争い方、八百長の問題点、無気力試合
12:スポーツのインテグリティ②(暴力、ハラスメント等)
暴力・ハラスメントに関する法令の解説、責任の所在、根絶のための取組
13:スポーツにおける子どもの権利
子どもの権利に関する法令、最近の議論の状況、海外での取組例
14:授業内テスト
すべての配布資料を持込み可として、講義テーマの重要点の理解度を確認する記述式テストを実施
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習
授業日までの1週間に起きたスポーツに関する報道等を確認し、法的な観点から検討しておく。これについては、毎回、発表してもらうことを予定している。文献を事前に読む必要がある場合には、予め指示する。
復習
必要に応じて課題を課すことがある。本授業の準備学習・復習時間は計2時間 を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じて資料(印刷物)を配布する。
参考書References
「詳解:スポーツ基本法」日本スポーツ法学会監修(成文堂出版)
「標準テキスト:スポーツ法学(第3版)」日本スポーツ法学会監修(エイデル研究所)
「スポーツの法律相談」青林書院
「スポーツ法への招待」道垣内正人 他(ミネルヴァ書房)
「導入対話によるスポーツ法学」小笠原正 他(不磨書房)
その他、随時、参考になるものを紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
配布した資料をすべて持込み可として、講義テーマの重要点の理解度を確認するために記述式の授業内テストを実施する。
成績評価の方法は、授業内テスト70%、授業への取組み(平常点)30%とする。
ただし、状況に応じてミニレポートを課すことも考えており、その場合には事前にアナウンスをする。
この場合、成績評価の方法は、授業内テスト60%、ミニレポート20%、授業への取組み(平常点)20%とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生からは、グループディスカッションの要望もあったため、今年度はそういった形式も取り入れていきたいと考えている。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
基本的にはパワーポイントや配布資料を用いて講義を進行する予定である。
その他の重要事項Others
本科目は、新しい法改正や制度改正、事件・事故等の発生によって、講義内容や順序を変更することがある。また、一部の講義で、特定の分野に高い専門性を有するゲストスピーカーを呼ぶことも検討している。