スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies
SOC200IA(社会学 / Sociology 200)スポーツ取材論Sports Reporting
増島 みどりMidori MASUJIMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | M3040 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※2012年度以前入学生は履修年次が異なります。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory |
専門教育科目 スポーツビジネスコース専門科目 |
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Outline (in English)
We learn the coverage method of sports to be formed on a new custom of the everyday life.
Using a moving image and the interview of sports, We acquire the power of bservation.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
スポーツ新聞の記者からフリーランスのスポーツライターとして、夏季・冬季五輪、またサッカーW杯などで現地取材行ってきた経験から、「取材」とは何かを講義し、スポーツジャーナリズムを支える「取材力」を考察する。取材における「5K」とは何か考える。オリンピックも題材にする。
到達目標Goal
授業が終了したとき、取材とはジャーナリストのものではなく、実は身近な習慣、行動であること、また「読む側」「受け取る側」としても新たな知識を身につけ記事や報道を捉えられるようにしたい。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」「DP6」「DP7」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
氷山の一角としての、大会での華々しいパフォーマンスだけではなく、日常のトレーニング、故障やスランプなど、パフォーマンスの水面下に潜む努力や困難をいかに掘り下げるかを紐解く「取材力」を学ぶ。新聞、映像を使いリアルタイムでスポーツ界のニュースを考察するほか、アスリートを授業に呼んで、実際に質問するなどの機会も作りたい。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:スポーツ取材とは?
スポーツを観る(観戦)と見る(観察)の違い、聞くと訊く、感受性など、「五感」が必要とされる現場取材について。初回は、気になるスポーツ時事を扱う新聞記事、話題などをサンプルに概要を説明し、「自分が」話しを聞いてみたい選手など、アンケートをしてみる。
2:スポーツメディアの現状
アンケートをベースにして、新聞、スポーツ新聞、専門誌、雑誌の仕組み、さらにテレビのスポーツ報道、スポーツの分野において著しく台頭したインターネット、また、媒体を超えた、選手独自の発信(公式HP、ブログ等)時代の流れの中でメディアとスポーツはどう関わってきたか。
3:スポーツライティングへのアプローチ
「人間ドラマ」主流のスポーツ報道に問題はないか。客観性と主観性を支える取材の重要性について。
4:観察、取材、出稿
どのような材料を得るかがポイントになる。現場での取材、出原稿の流れから、実際に、読者が読む記事はどのように紙面に掲載されるのかを、プロセスから分かりやすく説明する。日常生活でも、観察、取材、メモ作成などは役に立つはず。
5:ミックスゾーン
「現場での取材」は、スポーツライティングを支える柱となる。試合後、選手の話しを聞くために設置される「ミックスゾーン」という不思議な空間について。その誕生、発展、実際の様子をビデオなどでこの現場を見せる。
6:インタビュー術
スポーツに限らないが、もっとも重要なインタビューをどう行うか。どんな話をどう選手から引き出すのか。聞くと訊く、の違いなどを実感するために、実際にインタビューをする体験時間を設けたい。
7:選手との信頼関係をどう構築するか
選手、関係者が発する「一言」の重み。独特の感覚の世界を文字に変えるまでの信頼関係やリスペクト、遠すぎても、近過ぎてもうまくいかない理想の距離感について。
8:新しい取材分野としてのサッカー
93年、サッカーJリーグの発展とともにスタートした比較的新しいスポーツメディアとなるサッカーには、今や日本代表戦ともなると300人以上が取材に来る。野球、ゴルフ、相撲、モータースポーツといった従来のプロスポーツとの違いや、「日本代表」という看板の作られ方。日本サッカー協会の仕組みなど、サッカーの現場について。
9:ワールドカップ、世界選手権、オリンピックの取材
ADカードの取得から、ホテル、交通手段、何より重要になる送信環境の確保、千人以上が集まる大会での取材現場の現状。
10:スポーツ取材の楽しみとは
トップアスリートの取材と同時に、彼らを支える関係者、家族、指導者らの取材を通して得る知識が記事を豊かにする。また、裏方と呼ばれる人々のプロフェッショナルな姿勢から学ぶもの。
11:独自の視点を持つ、磨く
スポーツ記事を書くことに特化しなくとも、「取材」という行為によって独自の視点、考え方を持つことが社会生活にも重要となる点を、新聞や雑誌を元にして学生に知ってもらう
12:スポーツ取材の国際化
プロ野球はメジャーの現場に、サッカーはヨーロッパ、南米と舞台が広がる。語学だけではなく、文化、習慣などを理解したうえでの取材が求められる新しい時代の取材。
13:スポーツ現場取材への準備
好きな選手、興味のある選手にどんな質問をして、何を明らかにしたいか、などを自分で検討したものを発表してもらう。テレビや報道の中の選手像でも構わないし法大の選手、といった身近なテーマでも構わない。
14:スポーツの取材とレポート作成
できれば、現場での取材を行い、実際に「記事」を書いてみる。好きなテーマでもいい。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
第1回:特になし
第2~14回:新聞を主に、必ずニュースをチェックし、自分の視点を持って授業に臨む。本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間 を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
教材は、身近にある題材について、新聞、雑誌など「媒体」から取り上げたい。映像などは随時選択、ゲストスピーカーも呼びたい。
参考書References
授業内で適宜紹介する
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(出席率)(50%)、授業での意欲(25%)、レポート(25%)の3点での総合評価。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
未実施のため、特になし。
その他の重要事項Others
※過去のゲストスピーカー
09年=パラリンピック女子走り幅跳び・佐藤真海選手
10年=サッカー元日本代表副主将・山口素弘氏
11年=サッカーなでしこジャパンW杯優勝メンバー・GK山郷のぞみ選手
12年=陸上女子ハンマー投げ、円盤投げ日本記録保持者・室伏由佳氏
13年=サッカー「なでしこリーグ」INAC神戸専属トレーナー&澤穂希コンディショングトレーナー・山田晃広氏
14年=サッカー「なでしこジャパン」狭山ASGK・山郷のぞみ選手
15年=陸上女子ハンマー・円盤日本記録保持者、現解説者・室伏由佳氏
16年=リオデジャネイロ五輪競泳銅メダリスト・星奈津美選手
17年=リオデジャネイロ五輪400Mリレー・銅メダリスト 飯塚翔太選手
18年=リオデジャネイロ五輪400Mリレー・銅メダリスト 飯塚翔太選手
19年=96年アトランタ五輪1600Mリレー5位、日本記録保持者・大森盛一氏
20年=プロマラソンランナー・川内優輝選手