スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies
HSS100IA(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 100)アスレティックトレーナー概論Athletic Training (outline)
泉 重樹Shigeki IZUMI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | M2040 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金4/Fri.4 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※2012年度以前入学生は履修年次が異なる |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory |
専門教育科目 ヘルスデザインコース専門科目 |
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Outline (in English)
The primary objective is to understand the role of athletic trainers(AT) and their work. Students learn the historical background of the birth of Japan's AT and the background of the establishment. Students also touch on the activities of AT and learn about the positioning and administration at the sports scene.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
アスレティックトレーナーの役割とその業務を理解することが第一の目的である。日本体育協会公認アスレティックトレーナー養成の歴史的背景や趣旨、設立に至った背景および諸外国の状況を理解する。ATの現場での活動および組織的な活動に触れ、その位置づけや運営管理について学び、コーチ、スポーツドクターなど様々な分野の専門家といかに連携をとって選手をサポートしていくかなどATが現場で活動する上で必要な知識を養う。スポーツ分野で働くことの意義について学習する。
到達目標Goal
「アスレティックトレーナー」という仕事・役割を、欧米・アジアと日本、各競技、各種資格や各種スポーツ現場における役割などによる違いを通して理解することである。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は講義形式が中心となるが、パワーポイントやVTR等の画像資料を用いた実際の事例を用いながら、個々の意見発表の場をできる限り設けていきたい。講義の後半部分では、外部講師による特別講演も予定している。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:ATの歴史と現状
日本におけるATの歴史および現状、諸外国におけるATに相当する制度の現状について講義する。
2:ATの任務と役割
ATの任務と役割について、日本における歴史と現状を踏まえて講義する。
3:ATの業務
ATの具体的な業務について、できるだけ多くの事例を示しながら紹介していく。
4:ATの活動(合宿・遠征)
ATの実際の活動の具体例として合宿・遠征を取り上げ、各競技種目による業務の違いなども明らかにしていく。
5:ATの活動(練習)
ATの実際の活動として競技別に取り上げる。特に個人競技におけるATの具体的な活動を事例を交えながら紹介する。
6:ATの活動(競技別)
ATの実際の活動として競技別に取り上げる。特に球技におけるATの具体的な活動を事例を交えながら紹介する。
7:ATの活動 (外部講師の招聘)
ATの実際の活動として競技別に取り上げる。特にサッカー競技におけるATの具体的な活動を事例を交えながら紹介する。
8:医科学スタッフの構成と役割(医学スタッフ)
医科学スタッフの構成と役割として、スポーツに関わる医科学スタッフとその役割について概説する。
9:医科学スタッフの構成と役割(科学スタッフ)
医科学スタッフの構成と役割として、スポーツドクターとの連携・協力について、スポーツドクターの役割を示しながら概説する。
10:医科学スタッフの構成と役割(具体的な事例)
医科学スタッフの構成と役割として、コーチングスタッフとの連携・協力について、具体的な事例から役割の違い等を明らかにしながら概説する。
11:ATの組織と運営(外部講師の招聘)
ATの組織と運営について、トレーナーチームとその業務。活動現場の運営計画、安全対策などを講義する。
12:ATの組織と運営(データ活用)
ATの組織と運営について、競技者のコンディショニングに関するデータの管理方法およびその実際について概説する。
13:ATと倫理
ATと倫理として、ATの社会的な立場、ATを取り巻く環境について考える。
14:ATの今後
日本におけるアスレティックトレーナーの今後について議論を行い考える。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
第1回:特になし
第2~14回:前回授業への取り組みと復習
本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間 を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
・日本体育協会編,公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト1 アスレティックトレーナーの役割
・各回の授業内容は、授業支援システムから各自ダウンロードすることとする。
参考書References
1.広瀬統一他,アスレティックトレーニング学,文光堂
2.平井千貴,八田倫子,鈴木岳訳,アスレティックトレーニング,ブックハウスHD
3.スポーツメディスン(月刊誌),ブックハウスHD
4.臨床スポーツ医学(月刊誌),文光堂
5.日本スポーツ医学検定機構,スポーツ医学検定公式テキスト1級,東洋館出版社
成績評価の方法と基準Grading criteria
本講義の成績は、授業への参加(各回のアンケート/小テスト/レポートへの実施得点)を合算し、最終的に100点満点で点数化する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業を通して、「アスレティックトレーナー」という仕事に対する漠然とした理解から、具体的な「仕事」として理解できる機会として機能しているようである。
アスレティックトレーナーを目指す目指さないに関わらず、スポーツに関わる必須の役割であるこの役割と業務を理解するためのきっかけの一つとして機能するような授業を心掛けたい。アスレティックトレーナーを目指しているものはもちろんであるが、スポーツを仕事にしたいと考えてはいるものの、アスレティックトレーナー以外の役割を目指したいと考えている人にこそ、受講してもらいたいと考えている。