イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN510F2(経営学 / Management 500)コミュニケーションマネジメントCommunication Management
浦上 早苗Sanae URAGAMI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | W0113 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期前半/Fall(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 木6/Thu.6, 木7/Thu.7 |
科目種別Class Type | 専門講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 共通選択科目 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
専門科目 共通選択科目 |
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Outline (in English)
Leaning how to communicate with consumars.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
ITツールの飛躍的な発展で、コミュニケーションの形は大きく変わり、コミュニケーションツールには世代間の断絶も見られるようになってきました。その中で世の中には新商品やサービス、不祥事、トレンドなど、経済関係のニュースがさまざまな場所で流れ、拡散しています。小さなコミュニティから世界まで、あるいは新聞、雑誌などオールドメディアからSNSまで、媒体が多様化し、「大衆」の概念が希薄化した現代において、メディアを最大限に活用しつつ、炎上などの新たなリスクに備えるか、情報発信の手法を学びます。
到達目標Goal
・情報拡散に関係するプラットフォーム全般に対する知識を得て、発信したい情報に応じた適切な手法を選択できるようになる。
・特に小さな企業、スタートアップにおいては、経営者の発信能力が、商品販売、サービス展開だけでなく採用活動においても重要です。大手企業の広報担当部門が担う役割を1人でこなし、費用をかけずアイデアで発信するスキルを磨く。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
イノベーション・マネジメント研究科のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP3」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義に実践、グループワークを組み入れます。プレスリリースの作成、記者レク実践などを予定しています。
課題が多めなので、履修するかどうかは過去の履修者のアドバイスも参考にしてください。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1,2:メディア概論
新聞・雑誌からウェブメディア、ソーシャルメディアまで多様化するメディアの現状、講義の目的について概観します。
3,4:情報発信のノウハウ
自社の情報を発信する際には、その内容だけでなく、時期、ビジュアル、経路(レクをするかプレスリリースを投げ込むか、ツテをあたるか、オウンドメディアを使うか)など、さまざまな要素を考慮することで、効果を大きくできます。具体的なノウハウを実例を交えて説明します。
5,6:広報担当者の役割、必要な資質
企業の広報担当者は、社内と社外のコミュニケーションをつなぐ重要な役割で、小さな会社では総務課長、あるいは社長が務めます。メディア目線から見た、広報の資質について触れます。
※企業の広報担当者・をゲストに招きます。
7,8:プレスリリース演習
情報発信の手段として最も一般的なのが「プレスリリース」の公開です。実際に作成し、学生間で講評します。
9,10:企画の作り方
スタートアップや中小企業はいつでも新鮮なニュースがあるわけではありません。情報発信から逆算した企画の作り方を考えます。
11,12:リスクマネジメントと情報発信
ネット社会においては、自社が悪いことをしていなくても、社会問題が飛び火し、炎上するケースが後を絶ちません。自分たちが炎上の当事者となったとき、風評被害を受けそうなときの対処法を学びます。
13,14:謝罪会見、総括
対面授業の場合は、記者・企業側に分かれ謝罪会見をします。オンラインのときは変更予定
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
普段、私自身が企業やビジネスパーソンを取材する際にも、情報発信に関してさまざまな質問を受けます。学生の皆さんも、ニュースを見て「なぜこんなに叩かれるのだろう」「どうしてこの会社ばかり取り上げられるのだろう」「わが社の広報体制は弱いのではないか」など、疑問に感じていることがあると思うので、これまで以上に意識して、「情報」に接し、講義で積極的にシェアしてください。
リリースの作成や記者レクの準備など、授業時間外の宿題に相当する作業が数回発生します。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
実際のニュースを題材にすることが多いので、講義期間中にその都度指定します。
参考書References
参考書は指定しませんが、課題をやり遂げるために、情報収集が必要になります。
成績評価の方法と基準Grading criteria
SNS(Twitterかインスタ、TikTok)のアカウント開設と利用(実名・匿名は制限しません)成果を成績に組み入れます。
おおむね40%。普段利用していない人には負荷が重いので、慎重に検討してください。
課題の提出、40%。グループワークによるリリース作成、それを受けた原稿作成が中心です。毎回ほぼ何等かの課題が発生します。
最終レポート、20%。2020年は謝罪会見の資料作成と記事作成でした。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生のSNS運用レベルによって、シラバスの内容を変更することがあります。
グループワーク、質疑応答が多いため、受講生のニーズによって、内容を組み替えることがあります。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
講義中に特別な機材は使いませんが、課題の作成においてPCなど入力機器が必要です。
その他の重要事項Others
受講者には広報機能が薄い中小企業、スタートアップ、起業を目指している人、個人事業主などを想定しています。
学生の発表が組み込まれるため、授業計画は細部が変わることがあります。