イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN510F2(経営学 / Management 500)グローバルビジネス経営論Global Business Management
米倉 誠一郎Seiichiro YONEKURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | W0111 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期後半/Fall(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 月6/Mon.6,月7/Mon.7 |
科目種別Class Type | 専門講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 共通選択科目 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
専門科目 共通選択科目 |
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Outline (in English)
本講義は、1)講師による座学、2)戦略プレゼンテーションを作成するグループワーク、3)ゲスト経営者に対する戦略提言とディスカッション、という3つのパートから構成されている。この3ステップを通じて、グローバルビジネスの基本的フレームワークとその実践過程を理解し、自らが世界の中で活躍できる知識と実践力を身につけることを目標としている。
This class is designed to understand how to carry out a global business strategy in this rapidly changing environment.Students are required to 1) study basic global business readings and case studies, 2) create and propose a concrete global business recommendation/strategy for quest business person, and 3) understand a practical and philosophical mindset from guest speakers.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
世界の経営環境を、人口、経済成長率、統合通貨圏などから概観し、日本企業にどのようなビジネス・チャンスとリスクがあるのかを分析する。その中でグローバル・ビジネスに必要な経営戦略やチャネル戦略についても考察する。また、デジタル・トランスフォーメーションの影響力も考察する。
続いて、ビジネス事例をケーススタディで学ぶだけでなく、グローバルビジネスを展開する企業経営者に対する戦略提案を通じて、実践的にグローバルビジネス経営を体感する。今期も優れた経営者をゲストに迎えて生きたグローバルビジネス経営論を体感してもらう予定である。
到達目標Goal
グルーバルビジネスのマクロ環境を理解し、地域統合的な戦略策定、戦略実行、人事慣行そして何よりもマインドセットを実践的に学習する。とくに、日本、アジア、ヨーロッパ、アメリカを拠点にグローバル展開する企業のマネジメントから、さらには国連が掲げたSDGs717の具体的項目の中に事業展開の可能性を見出すベンチャー経営の視点から、内向き志向になっていた日本企業のサバイバル戦略を基本を理解することを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
イノベーション・マネジメント研究科のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この講義では、1)グローバルビジネスのマクロ環境、2)ミクロ戦略、を講義で学ぶ。続いて、3)グローバル企業経営のケーススタディ、4)実際にグローバル展開をしている企業経営者への戦略提案、ディスカッションを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
秋学期後半
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1: 11/8:グローバルビジネスのマクロ環境と日本企業の戦略展開:デジタルとソーシャルの経営
世界の経営環境を、人口、経済成長率、統合通貨圏などから概観し、世界から取り残された日本企業の現状を分析する。
2: 11/8:失われた20年検証
失われた20年から学ぶべきことと、それをベースにした事業展開を考える。
3: 11/15:イノベーション理論から今後のグローバル・ビジネスに必要な事業構想を考える
イノベーションと企業家論の基礎を学ぶ。
4: 11/15:イノベーション理論から今後のグローバル・ビジネスに必要な事業構想を考える
日本企業の世界競争力と先進グローバル企業のKSFなど具体的事例を通じて、これからの日本企業の新たなグローバル戦略を学ぶ。
5: 11/22:グローバル企業ロッテ株式会社①のケース分析と戦略策定
実際にグローバルビジネスを展開している企業ロッテ株式会社をケーススタディし、戦略分析・提案を策定する。
6: 11/22:グローバル企業ロッテ株式会社①のケース分析と戦略策定
ロッテ株式会社への戦略分析・提案チームをピッチ形態によって選出する。
7: 11:29:グローバル企業経営者との対話①ゲスト玉塚元一ロッテ株式会社社長
グローバル経営者玉塚元一氏を招聘し、戦略提言を行う。
8: 11/29:グローバル企業経営者との対話①ゲスト玉塚元一ロッテ株式会社社長の講和と対話
グローバル経営者玉塚元一氏からの講和とディスカッションを通じて生きたビジネスを追体験する。
9: 12/6:グローバル企業ヤマトホールディングス株式会社のケース分析と戦略策定
日常の様に活用しているクロネコヤマトをケーススタディし、戦略分析・提案を策定する。
10: 12/6:グローバル企業ヤマトホールディングス株式会社のケース分析と戦略策定
ヤマトホールディングス株式会社への戦略分析・提案チームをピッチ形態によって選出する。
11: 12/13:グローバル企業経営者との対話②ゲスト山内雅喜ヤマトホールディングス株式会社会長
グローバル経営者山内雅喜氏を招聘し、戦略提言を行う
12: 12/13:グローバル企業経営者との対話②ゲスト山内雅喜ヤマトホールディングス株式会社会長の講和と対話
グローバル経営者山内雅喜氏からの講和とディスカッションを通じて生きたビジネスを追体験する。
13: 12/20:気候変動とビジネスチャンス:ゲスト③澤田智子(Al Gore Climate Reality leader)
現代の地球を取り巻く環境は危機的状況にあります。日本政府を含む世界の政府はすでに脱炭素化に向けて具体的なアクションと日付を明確にしています。
14: 12/20:気候変動とビジネスチャンス:ゲスト③澤田智子(Al Gore Climate Change leader)
こうした気候変動の中にいかにビジネスチャンスを見出すかをクラス全体でディスカッションします。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
受講者は全員実際の企業の戦略分析および戦略策定をグループワークで実践します。そのために、グローバルビジネスのマクロ環境・ミクロ環境の事前調査が課せられます。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
米倉誠一郎『経営革命の構造』岩波新書、
米倉誠一郎『2枚目の名刺』講談社新書α、
米倉誠一郎『イノベーターたちの日本史』東洋経済新報社
米倉誠一郎『松下幸之助:きみならできる、必ずできる』ミネルヴァ書房
参考書References
適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
予習状況(30%)、授業中のディスカッション内容(30%)、調査・ビジネスプラン作成・プレゼンテーション(40%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
グローバル企業を経営する実際の事例から実学を学べるように努めたい。
その他の重要事項Others
オフィスアワー 授業のある日の12:40-13:30、6階627号研究室。必ずアポイントメントを取ってください。