イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN500F2(経営学 / Management 500)リサーチ技法Research Techniques
豊田 裕貴、高田 朝子Yuki TOYODA, Asako TAKADA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | W0017 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期前半/Spring(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 水6/Wed.6, 水7/Wed.7 |
科目種別Class Type | 専門講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 基礎科目 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 基礎科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
In this lecture, we will learn how to set tasks, how to set up hypotheses, how to verify hypotheses, etc. as a technique to conduct these research. In addition, as a method of research, we also learn how to approach from both sides of qualitative investigation and quantitative survey. Through these, we aim to acquire the fundamental power to proceed with projects carried out on their own themes.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
プロジェクト(ビジネスプラン作成及び特定課題研究)では、適切に解くべき課題を設定し、それに対する解決策を提案する必要がある。そのためには、課題に関するリサーチを適切におこない、どのようなアプローチが必要で、どこにオリジナリティを発揮しうるかなどを判断する必要がある。また、それら解くべき課題に対して自ら提案する解決方法を評価するためのリサーチも行うことも必要となる。
本講義では、これらのリサーチを行うための技法として、課題設定の仕方、仮説の立て方、仮説の検証の仕方などについて学習する。また、リサーチの方法として、定性調査、定量調査の両面からアプローチする方法も学習し、各自のテーマで行うプロジェクトを進めるうえでの基礎力を身につけることを目的とする。
到達目標Goal
テーマ設定、課題・仮説の設定などを各自のテーマで行えるようになることを目指す。その際、一次データならびに二次データの収集・活用方法について学ぶ。またデータを得る方法として、定性調査ならび定量調査の基礎についても学習し、リサーチを活用する方法を身につけることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
イノベーション・マネジメント研究科のディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
各点についての講義を行うと同時に、受講者自らのテーマについてそれぞれの内容をいかに活用するかを検討し、随時発表してもらうといったインタラクティブなスタイルで講義を進めていく。また、各自が先行事例を一つ選び、それをもとにした発表をもとに、リサーチ技法について学習する方法も採用する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1-2講:リサーチ入門:テーマの立て方、リサーチの仕方、まとめ方
リサーチテーマをいかに立てるかについてからはじめ、まとめかたまでのリサーチの全体像を理解する。
とくに、解きたいテーマと解くべきテーマの違いについて理解し、リサーチが単なるサーチとは異なることを理解できるようにする。
3-4講:事例ベース研究入門:定性調査と定量調査
社会科学でのリサーチでは事例調査など少数事例による分析をせざるを得ないことが少なくない。その際に必要となる、単に事例を集めて分析するというのではなく、分析を視野に入れたリサーチ設計について学習する。あわせて、定性調査と定量調査の違いと概要についても学習する。
5-6講:定量分析による仮説検定
仮説の検証の仕方として、統計学を活用する方法(いわゆる仮説検定)の考え方を学び、誤判断リスクを加味した意思決定と主張を行う方法を学習する。
7-8講:定性調査とフィードルワーク
定性調査ではフィールドワークによるリサーチを必要とすることが少なくない。そこで、フィールドワークを行う上でのポイントおよびリサーチ結果のまとめ方について学習する。
9-10講:プレゼンテーション1
自身のプロジェクトに先んじ、先行事例(研究)を精査し、より良いプロジェクトにするにはどうすべきだったかを考えることは重要である。3週に渡り、受講者がそれぞれ先行事例についてプレゼンを行い、それをもとに、具体的により良いリサーチとはなにかについて議論を行う。
11-12講:プレゼンテーション2
自身のプロジェクトに先んじ、先行事例(研究)を精査し、より良いプロジェクトにするにはどうすべきだったかを考えることは重要である。3週に渡り、受講者がそれぞれ先行事例についてプレゼンを行い、それをもとに、具体的により良いリサーチとはなにかについて議論を行う。
13-14講:プレゼンテーション3
自身のプロジェクトに先んじ、先行事例(研究)を精査し、より良いプロジェクトにするにはどうすべきだったかを考えることは重要である。3週に渡り、受講者がそれぞれ先行事例についてプレゼンを行い、それをもとに、具体的により良いリサーチとはなにかについて議論を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
・本講義で学ぶリサーチ技法は、それぞれのテーマに応用することで身につくスキルであるため、学んだ手法を各自のテーマに応用するという復習の時間が特に必要である。
・成績評価には、最終プレゼンならびにレポート提出が必要になるが、そのために、先行事例のレビューが必要になる。そのため、講義外の宿題として取り組む時間も必要となる。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし。
参考書References
随時紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業内課題ならびに普段の取り組み(20点)、最終プレゼン(40点)、期末レポート(40点)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・プロジェクトに取り組む前にプロジェクトの全体像を理解したいという希望から、各自が先行事例(プロジェクト)を一つ選び、そのプロジェクトについて内容を説明し、さらにより良いプロジェクトにするにはどうすべきであるかを考える演習を用意した。これを、最終プレゼン及びレポート課題として設定した。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
ZOOMでの遠隔講義として開催される可能性があるため、マイクならびにカメラなどを備えたPC環境を準備すること。
その他の重要事項Others
<講義について>
・プロジェクトを本格的に取り組む前に受講すべき内容のため、2年制1年目の受講を推奨する(1年制については、コンサルティング技法がこの目的に該当する科目となる)。
・2021年度も場合によっては遠隔での講義となる回があることも想定される。その際には、ZOOMでの遠隔講義となるため、各自、PC環境を準備が必要となる点ご留意ください。
<教員について>
・「実務経験のある教員」か否かについて:担当する教員は、リサーチに関連した実務経験(シンクタンクでのリサーチやデータ分析など)があり、単に知識としてのリサーチではなく、実際に使える知識としてのリサーチ技法を解説する。