イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN500F2(経営学 / Management 500)管理会計論Managerial Accounting
石島 隆Takashi ISHIJIMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | W0013 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期後半/Fall(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 金6/Fri.6, 金7/Fri.7 |
科目種別Class Type | 専門講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 基礎科目 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 基礎科目 |
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Outline (in English)
The management accounting is a management system constructed based on various accounting information to support business management. In this class, you will learn the theory of management accounting and study management accounting methods for effective business management by examining practical cases. In this class, we will mainly focus on practical cases of management accounting of large companies, but we will also discuss the viewpoints for applying it to small and medium-sized enterprises.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
管理会計は、経営管理を支援するためにさまざまな会計情報に基づいて構築された管理システムである。本授業では、管理会計の理論を学び、実践事例を検討することにより、効果的な経営管理のための管理会計の手法を学ぶ。なお、本授業では、主として大企業の管理会計の実践事例を取り上げるが、中小企業向けに応用するための観点についても議論する。
到達目標Goal
本授業では、学生が管理会計の理論を活用して、自らが所属する組織又は支援対象組織における経営管理に関する問題点を分析し、改善策の策定ができるようになることを目標とする。
管理会計の実践に関して、学生が各自でテーマを選定して、事例調査又は特定の事例への手法の適用例の作成を行い、その結果を発表し、最終レポートとして報告することで目標達成度を評価する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
イノベーション・マネジメント研究科のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業方法は、講義を中心とするが、内容をより深く理解するために、適宜ノートPCでExcelを用いた計算演習を行う。また、最終回では、管理会計の実践に関して、学生が各自でテーマを選定して、事例調査又は特定の事例への手法の適用例の作成を行い、その結果の発表を求める。さらに、管理会計の理論と実務適用に関する知見を得るためにゲスト講師を招聘する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:管理会計のフレームワーク
授業の進め方について説明するとともに、管理会計のフレームワークについて解説を行う。
2:目標利益と中期経営計画
目標利益の設定の考え方と中期経営計画の作成方法について学ぶ。
3:戦略分析会計
経営環境分析と自社分析で利用する主要な分析手法(財務諸表分析、PPM、SWOT分析、価値連鎖分析)について学ぶ。
4:戦略実行会計
戦略実行段階で利用される手法である原価企画、目標管理、方針管理について学ぶ。
5:投資決定プロセスと投資経済計算
投資決定プロセスの内容と投資経済計算の手法について学ぶ。
6:短期利益計画と予算管理
短期利益計画の設定プロセス、全社予算管理、プロジェクト別予算管理の手法を学ぶ。
7:直接原価計算とCVP分析
直接原価計算の考え方とCVP分析(原価・営業量・利益の関係に関する分析)の手法について学ぶ。
8:事業セグメント利益管理
事業セグメント別の利益管理の考え方、内部振替価格の設定、共通費配賦の手法について学ぶ。
9:標準原価計算と原価管理
製造業における標準原価計算の考え方、原価差異分析、品質コストマネジメントについて学ぶ。
10:活動基準原価計算(ABC)とマテリアルフローコスト会計(MFCA)
活動基準原価計算(ABC)とマテリアルフローコスト会計(MFCA)の手法について学ぶ。
11:パランス・スコアカード(1)
ゲスト講師を招聘し、バランス・スコアカードの考え方について学ぶ。
12:バランス・スコアカード(2)
ゲスト講師を招聘し、バランス・スコアカードの構築について学ぶ。
13:学生による事例研究発表(1)
管理会計の実践に関して、学生が各自でテーマを選定して、事例調査結果又は特定の事例への適用例の作成を行い、その結果を発表する。
14:学生による事例研究発表(2)
前回の続きを行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
テキストの該当する章を事前に読んでおくこと。
また、最終回に、管理会計の実践に関して、学生が各自でテーマを選定して、事例調査(自社事例調査、訪問調査、関連文献調査のいずれも可)又は特定の事例への手法の適用例の作成を行い、その結果の発表を求める。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
上總康行著『ケースブック 管理会計』新世社(¥2,550+税)
参考書References
吉川武男著『決定版バランス・スコアカード』生産性出版(¥2,400+税)
加登豊・李建著『ケースブック コストマネジメント 第2版』(¥2,450+税)
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業中に行う討議への積極的な参加と発表(60%)
最終レポート(40%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業中の討議・演習の機会を増やし、管理会計の考え方が体得できるようにする。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
講義の内容をより深く理解するために、適宜ノートPCでExcelを用いた計算演習を行う。また、資料はeラーニングシステムからのダウンロードによる配付のため、毎回ノートPCを持参すること。
その他の重要事項Others
授業の中での活発な質問と討議を期待する。
<オフィスアワー>
月曜日5限目(16:50-18:30)
この日時の都合が悪い学生については、個別に調整するので、E-Mailで連絡いただきたい。