文学部Faculty of Letters
PSY200BG(心理学 / Psychology 200)集団社会心理学/心理学2(集団社会心理学)2集団社会心理学/心理学2(集団社会心理学)2
越智 啓太Keita OCHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3725,A2303 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Lecture on psychology of group and communication
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
<授業概要>
人間の社会行動を科学的に解明する
社会心理学は、我々が、日々遭遇するさまざまな行動を心理学的な観点から分析していく学問です。集団社会心理学の授業では、そのなかでも特に集団と人との交わりの部分、パーソナリティと集団の関係の部分に焦点を当てて検討していきます。具体的には、集団内での自分のポジショニング(キャラを作っていくこと)、ものを売るとき買うときの心理、効果的な広告の方法、部活などにおいて適切なリーダーシップとは、人を説得するときどうすれば良いのか、集団でものを決めると本当にうまくいくのか、3人寄れば文殊の知恵というのは本当か、なぜ国どおしが憎しみあうのかなど、ミクロからマクロまでさまざまなテーマを取り扱います。実際、とても身近な学問です。
<学習目標>
社会心理学の基礎概念と方法論を科学的に理解し、我々が普段遭遇する社会的な事象について心理学的観点から分析できるようにする。
到達目標Goal
<到達目標>
(1)社会心理学の基本的な概念について、その定義や基本的な研究が解説できるようになる。
(2)それらの概念について自分の具体的な経験と結びつけて説明できるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
<授業内容>
我々の社会行動について順次取り上げて、その理論と根拠になった実験例、応用、問題点などについて順次紹介していく。基本的には講義形式である。半期の授業なので、広い社会心理学の分野をすべて取り上げることが出来ないが、みなが関心を持つようなテーマをいくつか選んで深く掘り下げてみたい。
授業後には毎回リアクションペーパーを、何回かに1回、小レポートを提出させる。リアクションペーパーおよびレポート課題については次回の講義時の最初で講評および追加解説を行う。また、場合においては、Hoppii等で追加の解説を行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:集団社会心理学とは何か
授業の進め方、採点ポリシーの説明、社会心理学の概要、社会心理学の研究方法
第2回:消費者行動(1)
価格認知、プロスペクト理論、内的参照価格、ヒューリスティクス
第3回:消費者行動(2)
価格戦略、ブランドコミュニケーション、ブランド認知
第4回:説得的コミュニケーション(1)
態度、説得、送り手の効果、メッセージの効果、スリーパー効果
第5回:説得的コミュニケーション(2)
恐怖喚起コミュニケーション、比較広告、精緻化見込みモデル
第6回:説得的コミュニケーション(3)
要請過程、フットインザドア、ドアインザフェイステクニック、悪徳商法
第7回:うわさ(1)
うわさの伝達を規定する要因、不安と曖昧さの効果
第8回:うわさ(2)
都市伝説の伝達、都市伝説の誕生
第9回:同調とマイノリティインフルエンス(1)
同調行動、同調行動を規定する要因、アッシュの実験
第10回:同調とマイノリティインフルエンス(2)
マイノリティインフルエンス、服従、洗脳
第11回:集団意思決定(1)
社会的手抜き現象
第12回:集団意志決定(2)
集団意志決定におけるバイアス、リスキーシフト
第14回:リーダーシップ(1)
リーダーシップのスタイル、リーダーシップを規定する要因、PM理論
第14回:リーダーシップ(2)
コンティンジェンシー理論、パス=ゴール理論、組織学習、地位は人を作るか
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各自受講に際しては、ダウンロードした授業資料の該当部分を読むことが必要であるが、予習よりは復習の部分に力を入れて欲しい。授業資料には、各チャプターごとに記憶すべき用語(キーワード)と設問が書かれているので、この用語を記憶し、使いこなせるようにするとともに、設問を解いておくこと。設問についてはレポートとして提出させる。授業に関連した動画を視聴する。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特に使用しない。プリントを使用する。プリント(パワーポイントの抄録版)は、授業支援システムからダウンロードできるようにしておく
参考書References
中里・松井・中村(編)社会心理学の基礎と展開 八千代出版を予復習用参考書に使用する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価のためには3/5以上の出席を前提とする。
筆記試験(60%)+ レポート(35%)+コメント(5%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎回、比較的良い評価をいただいております。とくに知的好奇心が満たされた、などのポイントが高くなっています。今年は例年よりもより面白くなるように努力します!昨年に比べ、ウェブを通して配付する資料を充実させました。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パワーポイントを使用する。
講義資料は各自、授業支援システムからダウンロードする。
その他の重要事項Others
(1)「社会心理学」(哲学科は心理学2社会心理学)とペアで社会心理学という学問全体を概観する。そのため、「社会心理学」と同時に履修することが望ましい。
(2)D評価のものが毎年5%~10%程度はでているので、決して、「楽勝科目」ではない。
(3)授業のパワーポイントの撮影を禁止する。重要なことはダウンロード資料に書かれている。