文学部Faculty of Letters
PSY200BG(心理学 / Psychology 200)学校心理学学校心理学
原田 恵理子Eriko HARADA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3626 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木1/Thu.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
The aim of this course is to help students acquire an understanding of the fundamental principles of school psychology. It also enhances the
development of students’ skill in the skills of counseling and support to the school community. By the end of the course, students should be able to do the following:
・Recognize and recall major terms and concepts in school psychology,
・Describe and explain major assistance service methods and theories,
・Apply theories or practices to real world situations.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
学校における全ての児童生徒の成長・発達への援助を意図するのみならず学校コミュニティへの援助の理解を目指す学校心理学では、児童生徒(個人)への働きかけだけでなく、学級・学校環境や教師と生徒との関係調整、校内外の支援システムづくりなど(集団)、現代社会の特徴を踏まえた支援の工夫が求められています。したがって、本授業では、学校心理学の基本的概念を理解し、援助サービスの理論と技法を学びつつ、受講生自身の経験もふまえ、IoT社会における学校教育現場に対する支援の在り方の理解を深めることを目的とします。
到達目標Goal
「3つの心理教育的援助サービス」について説明できるようになり、学校教育が直面しているいじめ、不登校などの様々な課題について、学校心理学の観点からのアプローチを例示できるようになることを目標とします。また、発達障がいなどのハンディキャップについて説明でき、合理的配慮に基づいた児童生徒への支援や指導について考えることができるようになることも目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
原則として、全 14 回の授業を対面形式で実施しますが、開始時刻に対して弾力的な対応をすることもあります。その際は、資料・動画等の配信型講義を組み合わせます。
・授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体に対してフィードバックを行います。
・リアクションペーパーや準備学習レポート等における良いコメントは授業内で紹介し、さらなる議論に活かします。
・課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行います。その中で、課題やレポート等に対して講評します。
・アセスメント、カウンセリング、コンサルテーションなどの技法を体験し、不登校やいじめなど具体的な事例に即して、有用な視座や方法論について学びます。
・学校内で実施可能なさまざまな心理的支援について考えていきます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス/現代社会における学校心理学の意義と学校教育臨床の歴史
講義内容や評価方法など/学校教育臨床の歴史を説明しつつ学校心理学の意義を解説する
第2回:現在の学校教育と課題
IOT社会に向けたこれからの学校教育の動向について理解する(資料・動画等配信型授業)
第3回:3段階の心理的援助サービス
援助する対象と4つの援助/3 段階の心理的援助サービスについて理解する
第4回:心理教育的アセスメント
子どもと子どもの環境を取り巻く心理 教育的アセスメントについて理解する
第5回:学校心理学に基づく実践 (1)カウンセリング
カウンセリングについて説明し、ロールプレイを通して理解する
第6回:学校心理学に基づく実践 (2)コンサルテーション
学校教育におけるコンサルテーション について説明し、ロールプレイを通して理解する
第7回:学校心理学に基づく実践 (3)チームとしての学校
チーム援助の在り方と、スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーについて理解する(資料配信・課題提出型授業)
第8回:心理教育的援助の実践 (1)不登校
子どもをめぐる課題について説明し、不登校事例から支援の在り方の工夫について話し合う
第9回:心理教育的援助の実践 (2)いじめ
いじめの事例をもとに心理教育的援助 を説明し、支援の在り方の工夫について話し合う
第10回:心理教育的援助の実践 (3)発達障がいの特徴と援助
発達障がいの特徴と援助について事例をもとに説明し、合理的配慮に基づく支援の在り方を話し合う
第11回:心理教育的援助の実践 (4)家庭・地域社会
虐待など、家庭をめぐる課題について説明し、事例から支援の在り方を検討する
第12回:心理教育的援助の実践 (5)学校・教師
教師をめぐる課題について説明し、話し合い活動を通して理解を深める
第13回:心理教育的援助の実践 (6)予防的・開発的教育(社会性・道徳性・情報モラル)
予防的・開発的教育について説明し、実際に体験してみる
第14回:心理教育的援助の課題と展望
心理教育的援助およびチーム学校での効果的な援助の課題と今後の展望について説明する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
事前学習の課題に取り組むことで授業準備をしてください。また、事後学習として課題に取り組み、理解を深めて知識の定着をはかってください。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
使用しません。毎回、レジュメと資料を配布します。
参考書References
石隈利紀 学校心理学 誠心書房
渡辺弥生・西山久子編 生徒指導・教育相談 北樹出版
これ以外にも、必要に応じて参考書を紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
小テスト(10%)フィードバック及び準備学習のレポート (40%)、話し合いやロールプレイなどの参画度 (30%)、課題レポート(20%)で総合的に評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
具体的な事例の紹介や体験が参考になったという学生のアンケートの感想を踏まえ、各回では、テーマに即した事例紹介、ロールプレイや話し合いを取り入れて授業をしたいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
情報機器、ネット環境を整えておいてください。ICTを活用した授業を行います。資料配布・課題提出などのために授業支援システム等を資料します。
その他の重要事項Others
弾力的な対応をする回については、事前に、授業内か「学習支援システム」を通じて連絡をします。