文学部Faculty of Letters
GEO200BF(地理学 / Geography 200)生物・土壌地理学及び実験Ⅱ生物・土壌地理学及び実験Ⅱ
小川 滋之Shigeyuki OGAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3421 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火1/Tue.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
This class introduces basic thinking of soil geography. Objectives are to understand the following. (1) Soil basics. (2) Soil distribution and factors influencing the soil pattern. (3) Relationship between agricultural soils and crops.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業は土壌地理学に関わる内容を扱う.前半は土壌の性質や構造,生成という土壌の基礎を学び,世界中にみられる土壌の分布と成因について考える.後半は,野菜種子との関係,有機農業,アジアの伝統農業など,比較的身近な農業分野における土壌の特徴を事例に学ぶ.
土壌は,その地域の気候や地質,地形,植生などの影響を強く受けて成立したものであり,人間の生活や文化にも密接に関係しているといえる.しかし普段生活する中ではあまりなじみのない分野でもある.授業を通して,人間が生活する上で欠かせないものだということを理解してもらうのが目的である.
到達目標Goal
(1)土壌の必要性について考えられるようになる
(2)土壌はすべて同じではなく様々な種類があることを理解する
(3)何気なく食する野菜が生まれた背景を土壌との関係から理解する
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は講義のみではなく,映像視聴や観察,実験実習を含む内容である.必要に応じて受講者から意見を集め,ディスカッションも交えて進行する.毎回の授業は,①前回復習と②質問や感想の紹介から始め,③今日の内容,最後に④次回予告と⑤小レポートという流れで行う.②質問や感想の紹介は,前回の授業に関する質問や感想を時間が許す限り答える.⑤小レポートは,授業内容に関連したものを出題し,授業終了までに解答する方法で行う.実験実習は,講義で紹介した土壌を実際に観察し,その成因や環境についてディスカッションをしてもらう.
対面での授業が難しい場合は,ミーティングアプリZoomによるオンラインでの講義を行い,実験実習の方法も変更する.
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス
土壌地理学とはどのような分野なのか.講義の内容と目標を紹介.
第2回:土壌とは何か①
土壌の性質と構造.
第3回:土壌とは何か②
土壌の生成.異なる生成段階の土壌を室内で観察.
第4回:土壌の分布①
世界にみられる土壌分布とその分類方法とは.
第5回:土壌の分布②
日本列島の高山帯から温帯地域にみられる土壌分布.
第6回:土壌の分布③
日本列島の亜熱帯地域にみられる土壌分布.
第7回:土壌と農業①
農地の土壌環境,土壌の状態を診断する方法とは.
第8回:土壌と農業②
土壌と野菜種子との関係.
第9回:土壌と農業③
土壌にやさしい有機農業とは.
第10回:実験実習①(変更あり)
土壌の性質と構成を野外で観察.
第11回:実験実習②(変更あり)
様々な土壌を診断.
第12回:土壌と農業④
アジアの伝統農業とは.東南アジア山岳少数民族の事例から解説.
第13回:野菜の地理学
野菜は,どのように生まれて,どこから来たのか.野菜の伝播について解説.
第14回:まとめ
重要ポイントを再確認.
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回,授業の最後に次回の内容について予告を行う.事前に授業テーマに関連する項目や対象地域について調べておくこと.準備学習・復習時間は,4時間を標準とする.
テキスト(教科書)Textbooks
使用しない.毎回の授業で必要な資料を配布する.
参考書References
適宜,授業中に参考文献や資料を紹介する.
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験100点満点+α(小レポート等、50点満点)で評価する.
小レポートは,毎回の内容に関わるテーマを講義中に出題して終了までに提出するという方法で行う.
オンライン授業の場合,期末試験あるいは期末レポート(100点満点)+小レポートなど(50点満点)で採点する.小レポートは、毎回の授業の最後に出題して締切日時までに提出するという方法で行う.なお,小レポートの提出をもって出席とみなす.
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
小レポートの課題については次の授業で解説する.質問や要望については可能な限り対応する.
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
必要があれば授業内で指示する.
その他の重要事項Others
オフィスアワー:毎回の授業終了後の教室やメールでも随時対応する.
実験実習:11月中に東京近郊あるいは室内で行う.
オンライン授業の場合,実験実習はオンラインで行うことを予定する.