文学部Faculty of Letters
HIS200BE(史学 / History 200)東洋史特講Ⅱ東洋史特講Ⅱ
澁谷 由紀Yuki SHIBUYA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3163 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金1/Fri.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This class is aim to understand the early modern history (14th~19th century) and culture of Southeast Asia.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、東南アジア近世史(14世紀〜19世紀)を概説する。いわゆる東南アジア諸国とは、ASEAN+1の11か国をいう。現在、東南アジアは1つの地域として存在感を持っているが、それぞれ⾔語や宗教が異なっており、政治史を軸とした1本の歴史として「東南アジア史」を叙述することは難しい。このことは、歴史的に形成されてきた、東南アジア地域の特徴といえる。この授業では、東南アジアの域内・域外のさまざまな勢⼒との関わりあいのなかで、現在の東南アジア諸国の領⼟的枠組みが形成されていく過程を学び、それぞれの地域的特性を理解できるようする。
到達目標Goal
この授業では、高校の世界史では得られなかった新たな知識として、東南アジア近世史(14世紀~19世紀)に関する基礎的な知識を身につけることを目的とする。
歴史的な知識を基盤として、現在の東南アジア地域の様々な問題を筋道立てて理解することができるようにする。
欧米を介した知識ではなく、日本との直接的な関係において、アジア地域を見ることができるようにする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
各回ごとに、講師が作成したレジュメ、参考資料を「学習支援システム」にて配布。内容を正しく理解できているかを確認するため、各回ごとに課題を出す(課題提出とフィードバックは「学習支援システム」を利用)。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:「東南アジア」地域とは
自己紹介、授業の進め方を説明する。「東南アジア」という地域概念が形成されてきた過程を概説する。
第2回:古代の東南アジア
東南アジアの古代史を概説する。
第3回:マラッカ王国
港市国家マラッカの形成過程と構造を概説する。
第4回:アユタヤ(タイ)
アユタヤ史の展開を追う。
第5回:北方「タイ人」諸王国
現在の東南アジアと中国、インドのあいだに広がる山間盆地の状況を見る。
第6回:タウングー朝ビルマと周辺地域
現在のミャンマー地域の16~17世紀の状況を見る。
第7回:ベトナム
現在のベトナム地域の16~17世紀の状況を見る。
第8回:島嶼部の港市国家群
東南アジア島嶼部の16~17世紀の状況を見る。
第9回:大陸部における「大国」の形成
18世紀の大陸部東南アジアを概観する。
第10回:ポスト・アンコールのカンボジア
アンコール王都放棄後のカンボジア史の展開を追う。
第11回:オランダ東インド会社のジャワ島支配
18世紀のジャワ島の状況を見る。
第12回:海域の分割と陸域の分割
19世紀の島嶼部・大陸部東南アジアを概観する。
第13回:植民地支配下の東南アジア
植民地支配下での東南アジア社会の変容を概観する。
第14回:まとめ
一連の授業を総括し、理解度を確認する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
配布資料を整理して論点をまとめ、疑問に思うところ、よく分からなかったところがあれば、質問できるようにまとめる(*質問は学習支援システムを利用して受けつける)。本授業の準備・復習時間は、各2時間を基準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用せず、担当教員が作成したレジュメ、参考資料を「学習支援システム」にて配布。
参考書References
石井米雄・桜井由躬雄編『東南アジア史①大陸部』1999年、山川出版社
池端雪浦編『東南アジア史②島嶼部』1999年、山川出版社
石井米雄他編『岩波講座東南アジア史3 東南アジア近世の成立』2001年、岩波書店
桜井由躬雄他編『岩波講座東南アジア史4 東南アジア近世国家群の展開』2001年、岩波書店
斎藤照子他編『岩波講座東南アジア史5 東南アジア世界の再編』2001年、岩波書店
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(各回の課題40%)、期末レポート(60%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
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