文学部Faculty of Letters
HIS200BE(史学 / History 200)西洋中世史西洋中世史
小沼 明生Akio KONUMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3144 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This is the lecture about European history focusing on the middle ages. The lecture, based on the basic knowledge of world history, begins with the post-Roman era and ends with the 15th century. Students in this class will get a historical point of view and the techniques to read historical texts critically.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
現代の国際社会を理解するために不可欠な知識を中心に、古代ローマ世界の終わりから15世紀までを扱います。巨大な文明の崩壊後、新しい世界の萌芽となる古代末から、キリスト教ヨーロッパの基礎を築いた中世初期、現代の国際関係のもととなる国民意識を生みだした中世後期の世界までを概観します。現代世界に通じる部分と異質な部分を合わせ持つ前近代の西洋世界の歴史を学ぶことを通じて、今の自分自身が置かれた位置を広い視野で考えてほしいと思います。
到達目標Goal
この授業には二つの目的を設定します。一つ目は、異文化や異世界に対する理解と、自らの文化や世界に対する相対的な見方、そして歴史的なものの考え方を身につけることです。二つ目は、文献を収集、比較・分析し、そこから自分の見解を導きだし、表現できるようになることです。前者については授業内容で、後者についてはレポートの作成を通じて学んでいきます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業では一回に一つのトピックを取り上げ、時代の流れの中に位置づけながら解説します。現代を生きる上でぜひ知っておいてほしい事件やことがらを厳選して紹介していきます。各授業の終わりに、日本語に訳された史料、つまり歴史を書く際に証拠として使われてきたテキストや画像、音楽などを取り上げ、その時代背景や作者の情報、意図などを自由に想像して考えてもらいます。続く授業でその史料の内容と背景を解説し、そこからどのような歴史像が作られてきたかを学びます。
フィードバックや質問は授業コメント欄にお願いします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス
西洋前近代の歴史を学ぶこと
第2回:ローマ世界の終焉
民族大移動と古代の終わり
第3回:フランク王国の成立と発展
カールの戴冠と西ヨーロッパ世界
第4回:ローマカトリックの伝播
聖歌の成り立ちから見る典礼の成立
第5回:聖職叙任権闘争
カノッサの屈辱から見えること
第6回:十字軍
西ヨーロッパの拡大とその目的
第7回:中世の世界観
地図から見る世界観の変遷
第8回:サンチャゴ巡礼とレコンキスタ
巡礼の書と巡礼地の発展
第9回:教会建築の変化
ゴシック建築の誕生
第10回:黒死病と死の舞踏
パンデミックとその原因・結果
第11回:百年戦争
中世的国家の変質
第12回:中世の終焉とルネサンス
ルネサンスの源流を探る
第13回:宗教改革
ウィクリフから、フス、ルターまで
第14回:まとめとレポート講評
テキストを批判的に読むこと
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業の最後に次回の授業で使う課題を渡します。課題の中のキーワードなどを参考に予習をしておくことを勧めます。
また、レポートの作業を分割して進めますので、毎週4時間ほどの準備時間を用意してください。
テキスト(教科書)Textbooks
特に定めません。授業ごとにプリントを用意します。
参考書References
木下康彦ほか編『改訂版詳説世界史研究』山川出版社、2008年
成績評価の方法と基準Grading criteria
学期中に簡単な小レポートを二回、そしてそれを踏まえた形で学期末にレポートを提出してもらいます。合計三回のレポートの評価と、出席状況および授業への参加を合計して最終的な評価を行います。なお、授業への参加については、授業内での課題への回答を見て評価します。配点は以下の通りです:
出席と授業参加:30
レポートA:10
レポートB:20
レポートC:40
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎回課題に回答してもらいますが、正解を求めるというより想像力を働かせて推理するという気持ちでやってみてください。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
必須ではありませんが、課題の内容に限定して、授業中にスマートフォンなどでの検索を許可しますので、ネットにつながる状態で用意しておくとよいでしょう。