文学部Faculty of Letters
HIS100BE(史学 / History 100)日本史概説Ⅱ日本史概説Ⅱ
大塚 紀弘Norihiro OHTSUKA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3102 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Learn historical research methods of reading historical materials, pursuing historical facts, and drawing historical images.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
国際的な視点から日本中世前期の社会や国家に対する理解を深めるため、地理感覚や中国との貿易による経済的な関係を題材に学ぶ。武家などの政治権力の関与もふまえつつ、貿易に伴う社会の変化に力点を置いて説明する。あわせて、史料を読解して史実を追究し、歴史像を描くという、歴史学の研究方法に親しむことを目的とする。
到達目標Goal
平安時代後期から鎌倉時代における地理感覚や中国との経済的関係の実態について総体的に把握することができる。また、中国との経済的関係が日本中世社会の形成・展開に及ぼした影響について理解することができる。日本中世の漢文史料を正しく読解することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
7章構成とし、講義形式で進める。配布プリントとパワーポイントを併用して解説する。パワーポイントの文面については、事前に各章毎に「学習支援システム」にアップロードする。授業の最後に、理解度を確認するため、小テストを実施する。小テストに記入された疑問点については、次回の授業で回答する(フィードバック)。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:東アジアの中の日本中世史(1)
履修のガイダンスと日本中世史の概説
第2回:東アジアの中の日本中世史(2)
履修のガイダンスと日本中世史の概説
第3回:中世の国土観と境界地域(1)
西南・東北の境界地域と鎌倉幕府
第4回:中世の国土観と境界地域(2)
西南・東北の境界地域と鎌倉幕府
第5回:唐船の往来と博多綱首(1)
貿易船の形態と博多の貿易集団
第6回:唐船の往来と博多綱首(2)
貿易船の形態と博多の貿易集団
第7回:唐船貿易の構造(1)
京都貴族の唐物嗜好と日宋貿易の構造
第8回:唐船貿易の構造(2)
京都貴族の唐物嗜好と日宋貿易の構造
第9回:平氏政権と唐船貿易(1)
平清盛の外交・貿易政策
第10回:平氏政権と唐船貿易(2)
平清盛の外交・貿易政策
第11回:銅銭の輸入と流通(1)
渡来銭の流通と社会の変化
第12回:銅銭の輸入と流通(2)
渡来銭の流通と社会の変化
第13回:鎌倉幕府と唐船貿易
モンゴル襲来以前の貿易形態
第14回:唐船が中世社会にもたらしたもの
授業内容の総括(試験)
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
「学習支援システム」の「教材」にアップロードされた配布プリントとパワーポイントの文面を基に予習する。ノート等を見直して復習する。また、授業時に紹介する参考文献を可能な限り読む。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しない。各章毎にプリントを配布する。
参考書References
村井章介『増補中世日本の内と外』(筑摩書房、2013年、初版1999年)
榎本渉『僧侶と海商たちの東アジア』(講談社、2010年)
石井正敏『NHKさかのぼり日本史外交篇8鎌倉 「武家外交」の誕生』(NHK出版、2013年)
山内晋次『NHKさかのぼり日本史外交篇9平安・奈良 外交から貿易への大転換』(NHK出版、2013年)
大塚紀弘『日宋貿易と仏教文化』(吉川弘文館、2017年)
その他は、授業の際、各章毎に指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
小テストの点数28%、学期末試験の点数72%の合計で評価する予定である。正当な理由による欠席で、小テストが受けられない場合、自作の「欠席理由書」を提出すれば考慮する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業評価は概して低かったが、記名・無記名のアンケートを合わせても、複数の学生に指摘された問題点はなかった。そこで、改善すべき点について、さらに学生に積極的に意見を出してもらう取り組みをしたい。