文学部Faculty of Letters
BSP200BD(初年次教育、学部導入教育及びリテラシー教育 / Basic study practice 200)メディア・リテラシーⅡメディア・リテラシーⅡ
吉川 純子Junko YOSHIKAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A2980 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
We are going to acquire media literacy by making research and giving presentations, and having discussions on several important topics.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、今日的なさまざまなトピックについて自分で調べ、何が正しいのか比較検討して選択をする訓練を通して、主体的に情報の取捨選択ができる力、すなわちメディア・リテラシーを身につけます。
到達目標Goal
学校で教わったことやマスコミで流される情報を鵜呑みにしている人のことを、ネットの世界では「情報弱者(情弱)」と呼びます。だまされて操られる「カモ」にされかねない「情弱」を脱却し、一つのトピックについて異なる立場や意見があることを調べて理解できるようになり、考えて議論することができるようになり、主体的に情報を取捨選択できる「情報強者(情強)」になることが目標です。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は、対面の演習形式で行います。初回の授業で、各トピックについてのリーディングリストを受講者全員に配布します。ただし、それはあくまで考えるきっかけであって、そこに書いてあることを鵜呑みにしてほしいわけではありません。発表担当者はそのトピックについて調べ、わかったことや考えたことを発表します。その際、自分がこれまで知っていたこと、思っていたことと何が違うのかをはっきりさせてください。そして、どのような意見の違いがあるのかを紹介し、自分の考えを述べます。他の受講者は、同じトピックについて自分でも調べて考えてきてください。授業では担当者の発表の後、議論をしますが、結論を出すことが目的ではなく、立場の違いが明確になればよしとします。一人最低一回は発表をしなければなりませんが、発表後に教員のコメントを述べる形でフィードバックします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
イントロダクション:「情弱」と「情強」
授業の進め方など
第一回:日本の階級
格差社会の現状
第二回:健康格差
経済と健康のリンク
第三回:日本の人口減少
人口の減少によって何が起こるのか
第四回:貧困世代
なぜ今の若者世代は貧困に陥る可能性が高いのか
第五回:過労鬱、過労自殺
現状と対策
第六回:介護保険
介護保険の仕組み
第七回:消費税
消費税の仕組み
第八回:コロナ禍とワクチン
コロナ禍とワクチンをめぐる論争
第九回:食糧問題
食品添加物、農薬、遺伝子組み換え食品など
第十回:電磁波、経皮毒
どの程度有害か?
第十一回:ショック・ドクトリンと新自由主義
惨事便乗資本主義とは何か?
第十二回:戦後の日米関係と日米安全保障条約
なぜ重要なのか?
第十三回:今期学んだことのまとめ
今期学んだことを振り返り、議論する。レポート提出。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
発表担当者は、担当のトピックについて調べて論点を整理します。他の受講者も、同じトピックについて調べて考えます。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
初回にリーディングリストを配布します。
参考書References
初回に紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
発表30%、授業への貢献度30%、レポート40%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
「情報強者への一歩を踏み出せた」「マスコミの情報を鵜呑みにしてはいけないということがわかった」という感想をいただいて、とても心強く思いました。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パソコン
その他の重要事項Others
取りあげるトピックは、知って楽しいものはないかもしれませんが、皆さんがこれから社会に出て大人として生きていくにあたって重要なものばかりです。社会の厳しい現実を直視し、「情報強者」として生き延びていくための重要な武器の一つははメディア・リテラシーです。「知的サバイバー」を目指して、ぜひこの授業に主体的に参加してください。