文学部Faculty of Letters
EDU200BC(教育学 / Education 200)国語科教育法(3)国語科教育法(3)
南﨑 徳彦Norihiko MINAMIZAKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A2727 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火5/Tue.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
The objectives of Teaching Method II, on the basis of Teaching Method I, are for students to learn both the theories on modern language and literature and the skills to cultivate the learnerʼs abilities of thinking, judging and expressing, to analyze the contents of teaching and learning materials for Japanese language, and to try to practice the lessons for themselves.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
教育学と現代言語学・文学の理論をベースに、中学校や高等学校の国語科で扱うテキストを教材化するための分析や解釈ができる力をつけるとともに、さまざまな教室環境の中で、実際に授業を展開するためのスキルを身につけるための授業実習演習を行う。具体的には、『羅生門』(芥川龍之介)などの定番作品を既成の読みにとらわれず、主体的に深く考え、「トリガークエスチョン(生徒の興味・関心を引き出す質問)を作り出せるような授業実践力を培う。
到達目標Goal
言語による思考力、判断力、表現力等を問う記述式問題や知識技能を活用する問題の解法のスキルや知識教養を学ぶ。また、時代の流れの中で、学校環境の中で起こるさまざまな問題を想定しながら、多様な背景や思想を持つ他者への想像力を培い、客観的に状況を分析する力と、生徒の生きる力を養う指導力を育てる。最終的には魅力ある国語の授業のための学習指導案作成の力と授業の実践を行う力を付ける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
文学概論及び言語学概論を確認して、国語科教材の分析及び授業法を学ぶ。模擬授業を行うことによって、実践力や授業スキルを身につける。講義力、及び教室空間をデザインして、アクティブラーニング、グループ演習を実践する方法を学ぶ。
授業の「振り返りシート」等における良いコメントは授業内で紹介し、更なる議論に活用する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:「中学校学習指導要領解説 国語編」と「高等学校学習指導要領解説 国語編」の学習
国語の授業の目的などについて、「学習指導要領解説 国語編」を参考にしながら考え、意見交換を行う。
第2回:小説の読み方概論
小説『羅生門』の様々な作品分析の紹介を行った後、それぞれの学生が作成した「主題文」を材料にして考えを深め合う。
第3回:高等学校定番小説教材の分析と実践例①
『羅生門』が小説教材の導入に用いられる理由や、教材としての価値について考えを深め、自分たちなりの授業展開をグループで話し合う。
第4回:小説『羅生門』の教材分析と授業実践の展開
語りの構造やメタファーなどの表現の特徴、また登場人物の人物像を深く探り、模擬授業の展開方法についてディスカッションを行う。
第5回:現代文学理論概要
現代文学理論による教材分析の方法と国語教材の傾向や選定の方法について理解する。
第6回:中学校定番小説教材の分析と実践例②
小説教材としての、『高瀬舟』の教材分析と授業実践の展開について具体的に考える。
第7回:小説『高瀬舟』の授業実践の展開と模擬授業演習①
模擬授業実践演習のあり方について理解し、『高瀬舟』の授業展開についてのアイデアを全体で共有する。
第8回:小説『高瀬舟』の教材分析と模擬授業演習②
小説『高瀬舟』を語りの構造から読み解き、それを模擬授業実践演習に取り入れる方法について考えを深める。
第9回:小説教材の授業計画法と評価法
模擬授業実践演習を振り返り、小説教材の学習指導案作成法や定期試験問題の作成法について理解を深める。
第10回:詩歌句の読解と授業法
詩歌句の読解方法について意見交換を行い、教材としての詩歌句の指導のポイントや授業実践について考える。
第11回:授業教材例として詩歌句の模擬授業演習
「宮沢賢治」「高村光太郎」の作品を教材にした授業実践方法について意見交換を行い、詩歌句の授業法について考えを深める。
第12回:古典教材の教材分析と授業法
古典教材の価値やそれを授業で扱う意義などについて、具体的な作品をイメージしながら考える。
第13回:古文教材での授業法実践
と模擬授業演習
「伊勢物語」「徒然草」など日本古典文学を教材にした授業実践について考え、模擬授業実践演習を行う。
第14回:漢文教材での授業法
漢詩や『三国志』など漢文教材の意義について考え、その指導法と模擬授業実践演習を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
資料検索、読書、レポート作成、授業見学、ディスカッションなど。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
『中学校学習指導要領解説 国語編』(文部科学省)、『高等学校学習指導要領解説 国語編』(文部科学省)、『教育実習の手引き』(法政大学教職課程委員会)
参考書References
参考書・参考資料等 『実践国語教育法』(学文社)、『現代文学理論』(新曜社)、『文学は教育を変えられるか』(コールサック社)、『読むことの教育』(山吹書店)、『文学理論』(ひつじ書房)、『教師の条件』(学文社)、『持続可能な未来のための教職論』(学文社)、『小説作品論集』(クレス出版)、他
成績評価の方法と基準Grading criteria
学生に対する評価
課題やレポート(30%)、学習指導案(20%)、模擬授業実践演習・質疑応答(30%)、模擬授業の振り返りシート(10%)、授業への貢献度(10%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更により、フィードバックはありません。