文学部Faculty of Letters
LIT300BC（文学 / Literature 300）日本文芸研究特講（１３）児童文芸Ｂ日本文芸研究特講（１３）児童文芸Ｂ
三井 喜美子Kimiko MITSUI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | A2698 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
After finishing the spring term, the fall term will focus on children’s literature from the Showa era to present, from specific authors or genres and observe their styles and features of each. Students will view children’s literature from the media that involve children, as well as read and consider children’s literature itself, and through doing so, they will observe the present times, utilizing children’s literature as a tool. They will make a presentation on their evaluation of recommended children’s books.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
春学期の内容を受けて、秋学期では特に昭和から現代に至る児童文学について、具体的に作家やジャンルごとのテーマに沿って講義をする。それぞれの作家の作風や表現の特徴を捉えることができる。ジャンルの特徴を捉えることができる。また、子どもを取り巻くメディアにも広く関心を向けて児童文学を捉えた時、児童文学を読み、考えることで、どういう「今」が見えてくるか、現代社会を批評的に見据えていくことを視座として、児童文学を考えいくことができる。アクティブラーニングとして推薦絵本のブルリオバトル風に紹介する
到達目標Goal
現代の児童文学の多様化を、読者論、社会論的に探究し、その問題と可能性を検討し、意見を伝えることができる。取り上げる作家についての代表作や文学史的評価を捉えることができる。児童文学のジャンルについてその特徴や歴史的意味を捉えることができる。絵本の紹介を通して、児童文学の可能性を考えることができる。児童文学(絵本)の作品評価をプレゼンテーションすることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
大学の指示にのっとり、状況に応じてオンラインを活用する。
個人的に取り上げる作家は、新美南吉と宮沢賢治。また、ジャンル別に作品を取り上げ、幼年童話、戦争児童文学、歴史児童文学、少年少女小説、ファンタジーなどについて、諸相を捉えていくこと。また、絵本も積極的に取り上げる。
新たなる児童文学の観点も意識して、推奨絵本作品をプレゼンテーションする。
詳細はホッピー（学習支援システム)にて連絡するので、確認をすること
・授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体に対してフィードバックを行い、さらなる議論に活かす。
・課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定です。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：絵本の今日的読まれ方
今学期の授業の進め方のオリエンテーションを含む。
大人も楽しむ児童文学
ビブリオバトルのガイド
第2回：新美南ごんぎつね」を中心に
南吉文学の特徴である不条理の世界を理解することができる
第3回 ：新美南吉の民話的作品
新実南吉の人と作品について
第4回 ：絵本の世界～かこさとしとヨシタケシンスケを中心に
絵本の児童文学性、芸術性、多様性について認識を深め、絵本ビブリオに挑む
第5回 ：宮沢賢治のユーモア作品について
宮沢賢治の民話的作品の世界また独特のユーモアを理解することができる
第6回 ：宮沢賢治「なめとこ山の熊」を中心に
宮沢賢治の不条理の世界観 また、独特の表現の特徴と効果を理解することができる
第7回 ：宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
宮沢賢治のファンタジー世界を理解する
第8回 ：推薦したい絵本を紹介しあい、児童文学の評価を考える
推薦絵本のビブリオバトル
第9回 ：幼年文學
松谷みよ子、今西祐行を中心に幼年童話の特徴を理解することができる
第10回 ：戦争児童文学①
「かわいそうな象」「干からびた象と象使いの話」を中心に
第11回 ：戦争児童文学②
今西祐行作品を中心に
第12回 ：歴史児童文学
歴史児童文学のジャンルについて作品を読み、特徴を理解することができる
第13回 ：少年少女小説とYA
児童と大人の狭間の読者論的理解
第14回 ：ファンタジー
ファンタジーの系譜を理解し、ファンタジー作品の文学の力について考えをまとめることができる
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
地域の図書館や書店で絵本を出来るだけたくさん読み、今だからこそ紹介したい本を見つけること。推薦絵本のビブリオバトルを行う。方法は受講登録がすんで受講者数に応じて決定する。
フィールドワークは、検討中。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特に指定なし。新美南吉、宮沢賢治、松谷みよ子、今西祐行の短編集は必携
参考書References
別冊太陽特集絵本 ○○年のベスト絵本 その他授業で紹介
成績評価の方法と基準Grading criteria
学習支援システム(ホッピー)の掲示板に毎回感想を投稿し、教員とコミュニケーションをとること。
授業への参加態度と感想文４０％、
推薦絵本プレゼンテーション１５％
推薦絵本の書評１５％
レポート３０％
出席は開始10分までを認める
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
教員とのコミュニケーションをとること。
学生間のコミュニケーションをとること。
プレゼンの経験を積むこと。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
OHCの使用
その他の重要事項Others
絵本紹介はアクティブラーニングとして必須
詳細は学習支援システムに掲載する