文学部Faculty of Letters
LIT300BC(文学 / Literature 300)日本文芸研究特講(12)詩歌A日本文芸研究特講(12)詩歌A
四元 康祐Yasuhiro YOTSUMOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A2695 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Expose oneself to poetic expressions and sensitivities by writing, reading, translating, discussing varieties of poems. Gain insight as to the function and nature of the poetic language, and the role of poetic imagination in the human intelligence.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
詩を書いてみる、読んでみる、考えてみる。
コトバの魔術としての詩、ココロの発露としての詩。物語る詩、歌う詩、祈る詩。目の詩、耳の詩。詩のさまざな在り方に親しむことによって、詩とは何か、そして詩を書く唯一の動物としての人間の知性とはどのようなものなのか、頭だけでなく、五感を使って洞察する。春期は詩の原理と構造を中心に、秋期は原型的な詩人像を巡って講義と演習を行います。
到達目標Goal
「詩」と呼ばれる人類特有の営みの、時代や文化ごとに移り変わる多様性に触れるとともに、深層的な象徴言語としてのその普遍性について学び、自分自身の意識の根底に組み込まれた詩的想像力の働きを自覚する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
ズームを利用したオンライン授業による講義と、対面授業による演習・発表・ディスカッションを隔週で行う予定です。(ただし最初の二回のみ、オンライン授業が続くことになります。)オンライン授業はリアルタイムを基本とします。リアクションペーパー等における良いコメントは授業内で紹介し、さらなる議論に活かします。
1回目に受講規模者に課題を出し、希望者が多い場合は選抜を行います
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:イントロダクション (オンライン)
講師と受講生の自己紹介。この授業の目的、進め方、期待するものなどの相互確認。受講規模者に課題を出し、希望者が多い場合は選抜を行います
第2回:講義1:詩の世界を眺望する
(オンライン)
古今東西のさまざまな詩の形や詩人たちの系譜を概観する
第3回:演習1:詩を書いてみる1
(対面)
与えられたテーマ・手法に則して予め書いてきた詩を発表し合い、相互に観賞・批評、推敲する。
第4回:講義2:声の詩、文字の詩
(オンライン)
詩の中に太古から在る口承の要素と、文字を用いる詩の特徴を比較し、詩が目と耳、そして肉体と理性に、それぞれどのように働きかけてくるかを学ぶ。
第5回:演習2:詩を訳してみる
(対面)
外国語の詩に限らず、日本の古典や近・現代詩、小説、映画、マンガなど他ジャンルの作品を、「詩」にしてみる。
第6回:講義3:物事の詩、心の詩(オンライン)
中世の叙事詩、近代の俳句、現代のイマジスト派などを通して、詩における、事と心の相互作用を学ぶ。
第7回:演習3:詩を書いてみる2
(対面)
与えられたテーマ・手法に則して予め書いてきた詩を発表し合い、相互に観賞・批評、推敲する。
第8回:講義4:宴と孤心
(オンライン)
大岡信の『宴と孤心』理論を中心に、詩における個と共同体のダイナミズムについて学ぶ。
第9回:演習4:ミニ連詩
(対面)
小グループに分かれて、短い行を交互に連ねることによって、連歌・連詩の醍醐味を体感する。
第10回:講義5:AI(人工知能)に詩は書けるか?
(オンライン)
AIを用いた詩の制作を通して、人間の意識と言語の関わりを考察す。
第11回:演習5:AI詩で遊ぶ
(対面)
短歌・俳句自動作成アプリや「偶然短歌」などを利用して自分だけのAI詩を作ってみる。
第12回:講義6:詩とは何か?
(オンライン)
古今東西の詩論や、詩について書かれた詩を通して、詩を定義しようとする人類の情熱と、それを逃れ続ける詩の多様性・変容性を認識する。
第13回:演習6:詩を書いてみる3
(対面)
与えられたテーマ・手法に則して予め書いてきた詩を発表し合い、相互に観賞・批評、推敲する。
第14回:まとめと解説
(オンライン)
春季の授業を振り返り、必要に応じて解説をするとともに、生徒の側から見て良かった点、不満だった点を共有する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
「詩を書いてみる」演習(第3回、7回、13回)の授業には、予め課題の詩や文章を書いてくる。
それ以外の授業では、その回に学んだことの感想や質問を簡潔にまとめて提出する。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
なし。必要な資料はその都度スライドを準備して配布します。
参考書References
四元康祐著『詩人たちよ!』思潮社 2015年
四元康祐著『ホモサピエンス詩集 四元康祐翻訳集現代詩篇』澪標 2020年
あくまでも参考です。授業のために読んでおく必要はありません。
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポート 80%
平常点 20%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。