文学部Faculty of Letters
LIT200BC(文学 / Literature 200)日本文芸史ⅡB日本文芸史ⅡB
藤村 耕治Kouji FUJIMURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A2431 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Through the history of Japanese literature in the latter part of the Meiji era,students learn about the establishment and diversification of the modern literature.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
春学期の流れを受けて、明治後期の文芸作品に即しつつ、日本近代文学の確立と、多様化するそれぞれの文学状況を解説していきます。
文学史的事実をただ羅列し、それを機械的に覚えてもらうのではなく、部分的にせよ作品に具体的に触れながら、その史的意義や現代との関わりなどについて理解することがテーマとなります。
到達目標Goal
Aと同様、単なる知識の習得にとどまらず、個々の作家や作品が歴史の中において持つ位置や意義を受講者が各自で考え、文学作品を時代や作者の背景に留意しつつ読み解くことができるようになることが目標です。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
明治中後期、すなわち日本近代文学の確立期の文芸史の流れを追っていきます。春学期と同様、なるべく具体的なテキストを読みながら考えていきます。
授業は講義が中心となりますが、適宜意見を求めたり、授業内で簡単なテストや小レポートを書いてもらったり、とり上げた作品について受講生同士で討論を行ってもらったりすることもあります。
また、毎回授業終了時に質問や意見、感想などをリアクションペーパーに記入してもらいます。そこで出された質問については次回授業冒頭で答えることで、前回の授業内容を簡単に復習しつつ、併せてフィードバックを行います。意見や感想についても適宜紹介し、理解をより深めたり授業改善に役立てたりすることとします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:近代文学の見取り図
明治期の文芸史についての概括的な解説
第2回:浪漫主義の文学①
北村透谷の文学論
第3回:浪漫主義の文学②
北村透谷の恋愛論
第4回:浪漫主義の文学③
北村透谷と浪漫主義文学
第5回:女性作家の登場①
樋口一葉とその初期作品
第6回:女性作家の登場②
樋口一葉「たけくらべ」を読む
第7回:女性作家の登場③
樋口一葉「たけくらべ」の文学史的位置
第8回:自然主義前史
ゾラの自然主義と日本自然主義前史
第9回:自然主義文学①
島崎藤村「破戒」を読む
第10回:自然主義文学②
島崎藤村「破戒」の可能性
第11回:自然主義文学③
田山花袋『蒲団』を読む
第12回:自然主義文学④
自然主義から私小説へ
第13回:自然主義文学への反応①
夏目漱石の場合
第14回:自然主義文学への反応②
芥川龍之介の場合
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習としては、シラバスの各回の内容に沿って、各自が持っている文学史の書物の該当部分に眼を通してくることで、おおよその流れがつかみやすくなります。
また、授業内で紹介した作品や、特に読むことを指示した作品などをできるだけ多く読み、自分の文学鑑賞眼を磨くことを心がけてください。
したがって、本授業の準備・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは特に指定しません。読むべき作品などについては適宜指示・紹介します。
参考書References
日本近代文学史についての書籍を一冊、用意しておくとよいでしょう。文献案内は授業の初回に行います。
成績評価の方法と基準Grading criteria
試験の成績70%、授業内で随時行う小レポートやリアクションペーパーの提出率及び内容30%、それに受講態度などを総合的に加味して判断します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特に重要な点や理解しにくい点については、繰り返し説明したり、次回冒頭でポイントを復習したりするなど、十全な理解ができるよう工夫します。
その他の重要事項Others
日本文芸史ⅡAに同じ。