文学部Faculty of Letters
LIT200BC(文学 / Literature 200)日本文芸史ⅠA日本文芸史ⅠA
加藤 昌嘉Masayoshi KATOH
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A2406 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火6/Tue.6 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night | 夜間時間帯 |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The aim of this course is to help students acquire an understanding of the history of Japanese classical literature.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
※4月13日(火6)初回のみ、動画を配信します(都合の良い時間に何度でも見られます)。4月20日(火6)以降は、教室で授業を行います。
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◆春学期「日本文芸史ⅠA」(火曜6限)のテーマは、《古典文学の未解決問題》です。
◆中古(平安時代)~中世(鎌倉時代)の物語・日記・歌集を取り挙げ、その成立や表現などを考察します。と同時に、各作品について、今も議論が続いている“未解決問題”=“謎”を、検討してゆきます。
◆なお、現代の作家が古典文学を自由に翻訳した作品なども、積極的に紹介してゆく予定です。
◆【注】「日本文芸史ⅠA・B」は、日本文学科2~3年次の“必修科目”です。火曜6限(加藤&小林)か水曜2限(坂本&伊海)、いずれかを選んで受講してください。
到達目標Goal
◆以下の3点を目標とします。
A,文学史の流れと、文学のジャンルを知る。
B,各作品の成立・構成・表現などを知る。
C,各作品のどこにどんな問題点があるのか考える。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
◆毎回、プリントを配布して、講義を行います。
◆受講者の質問・アイディア・課題作文などは、授業内で紹介し講評します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:日本文学史概説
まだ分からないことだらけ
2:『竹取物語』
不死?富士?
3:『伊勢物語』
在原業平の伝記?
4:『源氏物語』
完結?未完結?
5:『枕草子』
誰のために?何のために?
6:『蜻蛉日記』『更級日記』『和泉式部日記』
日記?自伝?物語?
7:『土左日記』
語っているのは誰?
8:『古今和歌集』
恋の順番?
9:『新古今和歌集』
現実でないものを歌う?
10:『百人一首』『百人秀歌』
どうして名歌じゃないものが採録されているのか?
11:『栄花物語』『大鏡』
どこまでが史実か?
12:『平家物語』
結末=最終巻はどれ?
13:『今昔物語集』
本当にあった話?
14:『無名抄』『俊頼髄脳』
歌論書?説話集?
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
◆授業中、色々な本を紹介します。面白そうだと思ったものは、入手して読んでみてください。
※本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
◆以下の国語便覧は、作家・作品・歴史・文化の基礎情報を知るための、とても良いハンドブックになるでしょう(文学部の他の授業でも役立つはず)。カラー写真が満載で、900円です。
◎足立直子ほか監修『プレミアムカラー国語便覧』(数研出版)
参考書References
◆以下のデータベースで、古典文学の原文・現代語訳を読むことができます。
◎法政大学図書館ホームページ「オンラインデータベース」から入る→自宅の場合はVPN接続をする→ログインする→「ジャパンナレッジLib」に入る→「本棚」の中の「新編日本古典文学全集」
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◆以下の全集には、現代の作家たち(森見登美彦や小池昌代や町田康や伊藤比呂美や高橋源一郎など)が古典文学を自由に翻訳したものが、収められています。書店で見てみてください。
◎池澤夏樹個人編集『日本文学全集』全30巻(河出書房新社)のうち、01巻~12巻。
成績評価の方法と基準Grading criteria
◆第6回と第13回に課題を出します。複数の選択肢から1つを選んで創作をしたり小論文を書いたりする課題です。その出来具合、88%。
◆各回のリアクションペーパー(疑問やアイディアを自由に書く用紙)、12%。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
◆中古~中世の古典文学だけでなく、現代の文学・芸術や、海外の文学・思想も、積極的に取り挙げます。