文学部Faculty of Letters
PHL100BB(哲学 / Philosophy 100)論理学概論2論理学概論2
安東 祐希Yuuki ANDOU
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A2307 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | 論理学概論(2015年度以前入学者) |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水1/Wed.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course deals with the basic concepts and techniques of modern symbolic logic, especially the analysis for the validity of sequents and the definition of one of the sound and complete logical systems.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
人と話をするとき、考え事をするとき、意識するにせよしないにせよわれわれは論理を使う。では、論理的に思考するとはいったいどういうことなのであろうか。春期「論理学概論1」と秋期「論理学概論2」を通して、現代の記号論理学の基礎について、統語論と意味論の両面から学ぶ。このうち、秋期科目では、論証の妥当性の分析と、健全で完全な形式的演繹体系の定義を学ぶ。
到達目標Goal
次のような疑問に対して答えることができる。
・論証の妥当性を判定することは可能か。
・妥当な論証をすべて作り出す方法はあるか。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
[授業形式:対面授業]
毎回、授業中にいくつかの例題を解く。例題を考える際、わからない点などは積極的に質問してほしい。なお、内容を理解するためには、自ら問題練習に取り組むことが重要である。また、授業のはじめには前回の復習問題を解く時間があり、その解答は解説に従って自己添削のうえ、授業内レポートとして提出をする。
(「課題」である授業内レポートは、次の授業時間に個別返却することで「フィードバック」する。)
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:前提と結論の表現
推件式の定義
第2回:論理式との関係
推件式の意味論
第3回:妥当性の表現
恒真な推件式
第4回:判定機の組立て
木構造の表現
第5回:「かつ」の分析
連言の恒真分解
第6回:「または」の分析
選言の恒真分解
第7回:「ならば」の分析
含意の恒真分解
第8回:「でない」の分析
否定の恒真分解
第9回:「すべて」の分析
全称量化の恒真分解
第10回:「ある」の分析
存在量化の恒真分解
第11回:演繹体系の定義
LK証明図の推論規則
第12回:構造規則の役割
LK証明図(命題論理)
第13回:変数の選択
LK証明図(述語論理)
第14回:演繹体系の性質
健全性と完全性
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
演習問題を充分に解くこと。その際、失敗しても良いので、紙に書きながら考えること。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
指定しない。例題などは印刷したものを授業中に配布する。
参考書References
授業は自己完結する形で進むので、参考書は特に必要とされるわけではない。なお、さらに学習する際は、例えば次にあげる書籍などが参考となる。ただし、授業とは異なる記号表現を用いている場合もあるので注意されたい。
・松本和夫『復刊 数理論理学』(共立出版)2001年(初版 1970)
・Raymond M. Smullyan, First-Order Logic, Dover 1995 (first published by Springer 1968)
成績評価の方法と基準Grading criteria
到達目標に関する問題の解決能力を期末試験(60%)において、また、演習問題への取り組み具合を授業内レポート(40%)において評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
問題の難易度を適切に調整したい。
その他の重要事項Others
履修にあたり、春期科目「論理学概論1」の内容を理解していることが求められる。