文学部Faculty of Letters
PHL100BB(哲学 / Philosophy 100)論理学概論1論理学概論1
安東 祐希Yuuki ANDOU
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A2306 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水1/Wed.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course deals with the basic concepts and techniques of modern symbolic logic, especially the way of formalization for propositions and the semantics for propositional and predicate logic.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
人と話をするとき、考え事をするとき、意識するにせよしないにせよわれわれは論理を使う。では、論理的に思考するとはいったいどういうことなのであろうか。春期「論理学概論1」と秋期「論理学概論2」を通して、現代の記号論理学の基礎について、統語論と意味論の両面から学ぶ。このうち、春期科目では、命題の形式化の方法と、命題論理・述語論理における意味論を学ぶ。
到達目標Goal
次のような疑問に対して答えることができる。
・命題はどのように表すことができるのか。
・命題が「正しい」とはどういうことか。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
[授業形式:対面授業]
毎回、授業中にいくつかの例題を解く。例題を考える際、わからない点などは積極的に質問してほしい。なお、内容を理解するためには、自ら問題練習に取り組むことが重要である。また、授業のはじめには前回の復習問題を解く時間があり、その解答は解説に従って自己添削のうえ、授業内レポートとして提出をする。
(「課題」である授業内レポートは、次の授業時間に個別返却することで「フィードバック」する。)
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:論理的な言明
日常言語における例
第2回:命題と論証
真偽と妥当性
第3回:命題の組み立て
論理結合子
第4回:主語と述語
変数と述語記号
第5回:「全て」と「存在」
量化子
第6回:形式的表現の整理
括弧の省略
第7回:多義性の分析
量化子の順序
第8回:命題論理の意味論
付値と真理値関数
第9回:命題の比較
論理式の同値
第10回:命題とは(再考)
同値による分類
第11回:論理的とは(再考)
恒真式と妥当な論証
第12回:述語の取り扱い
1変数述語記号の解釈
第13回:述語論理の意味論
量化子と解釈
第14回:関係の取り扱い
2変数述語記号の解釈
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
演習問題を充分に解くこと。その際、失敗しても良いので、紙に書きながら考えること。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
指定しない。例題などは印刷したものを授業中に配布する。
参考書References
授業は自己完結する形で進むので、参考書は特に必要とされるわけではない。なお、さらに学習する際は、例えば次にあげる書籍などが参考となる。ただし、授業とは異なる記号表現を用いている場合もあるので注意されたい。
・松本和夫『復刊 数理論理学』(共立出版)2001年(初版 1970)
・Raymond M. Smullyan, First-Order Logic, Dover 1995 (first published by Springer 1968)
成績評価の方法と基準Grading criteria
到達目標に関する問題の解決能力を期末試験(60%)において、また、演習問題への取り組み具合を授業内レポート(40%)において評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
問題の難易度を適切に調整したい。
その他の重要事項Others
単位取得後は、期間を空けずに秋期科目「論理学概論2」を履修することが望ましい。