法務研究科Law School
LAW500A2（法学 / law 500）ローヤリング（面接交渉）Lawyering
坂本 正幸Masayuki SAKAMOTO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 法務研究科Law School |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | V2141、V2142 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期・秋学期/Spring・Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | 2～ |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 選択必修 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
実務基礎科目群 専門的技能教育 |
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Outline (in English)
As a basic technique of lawyers deal with clients / counterparts with counterparties from the three key points of (1) interview, (2) negotiation, and (3) ADR.In any case, what does meaning and influence to clients and counterparts by acting like a lawyer without staying in facts as knowledge and techniques for gathering legal information, and in the process, lawI learn experientially through role plays etc. various cases as material as to what point should be kept in mind as a home.Also learn about the method of presentation necessary as a legal expert.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
弁護士の基本的技法としてクライアント・相手方との関係論を、①面接、②交渉、③ＡＤＲという３つの基軸から取り扱う。いずれにおいても、知識としての事実や法情報収集の技法の習得に留まることなく、法律家らしく振る舞うということが、クライアントや相手方にどのような意味と影響を与えるものであり、そのプロセスにおいて、法律家として如何なる点に留意すべきかを、各種ケースを素材としてロールプレイなどを通じて体験的に身につけていく。また、法専門家として必要なプレゼンテーションの手法についても学習する。
到達目標Goal
弁護士とクライアントの関係の諸相の中で、両者の関わり合いから、弁護士の役割をどこに見出し、どのように事案に取り組んでいくかということを考え、そのマインドとスキルを身につけることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「ＤＰ３」と「ＤＰ４」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
各分野毎に最初に担当者による概説的な説明を行い、それぞれの意見などを述べてもらう。
その後具体的ケースによる学生同士、あるいは外部の模擬相談者を依頼してのロールプレイとその振り返りを行うことで授業を進めていく。
積極的に発言し、ロールプレイに参加することを求める。
課題については、講義時間に講評を行う
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：弁護士・クライアント関係論
ローヤリングの基本としての「自分を知る」ことの意味とクライアント関係論のあり方を考える
第2回：面接論１
リーガル・カウンセリングの基礎理論
カウンセリングとは何か
「リーガル」という場合に他の専門職のカウンセリングとどう異なるのか
第3回：面接論２
リーガル・カウンセリングの技法（面談の導入）
カウンセリングと行うものと受けるものとの関係を考えること
どのような関係構築が必要か
関係構築の技術
第4回：面接論３
面談初期のスキル練習ロールプレイ
模擬事例を使い、実際にカウンセリングの技法を学ぶ
第5回：面接論４
いわゆる「難しい依頼者・相談者」についての対応を考える。
また、アンガーマネジメントについても知識を得ておきたい。
第6回：面接論５
弁護士による助言と収束
いかなる助言が求められているか
助言をしても有効な解決にならない場合にどう対応するか
第7回：面接論６
面談の終了・面談に伴う諸問題
ロールプレイ
第8回：交渉論１
交渉とはなにか
様々な交渉術の書籍が出版されているが、どのような場面で使われることを前提としているのか
第9回：交渉論２
交渉の技術
交渉にあたって必要な知識等
行動経済学など
第10回：交渉論３
交渉の技術
ゲーム理論
行動経済学と法的交渉
第11回：交渉論４
戦略論
戦術論
孫子やクラウゼビッツという古典、その後の戦術論の発展から何を学ぶか
第12回：交渉論５
ロールプレイ
交渉を実際に行ってみる
第13回：調停１
調停の技法について検討する。
弁護士業務では家事調停など調停を活用することが多いので、利用者、設営者双方の考え方を知っておきたい。
第14回：調停２
ロールプレイ
事例をもとにして、当事者及び調停委員役として実際に進行について体験する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
配布資料やロールプレイの事例について、事前検討を行ったり、関連文献を読んでもらってくる宿題を課すことがある。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
なお、調停や交渉に関しては特に家事事件を前提として進行することがあるので、基本的な家族法については知識を整理しておくことを求める（離婚など）
テキスト（教科書）Textbooks
レジュメを配布するとともに、参考にすべき文献を指示する
範囲が広く内容も多岐にわたるため、特定の教科書を指定することはしない
参考書References
小林秀之編『交渉の作法 法交渉学入門』（弘文堂,2012）
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業期間中における評価（平常点）
講義中の質疑応答への積極的な参加 ４０％
法律相談等のロールプレイにおける工夫 ２０％
期末における評価
レポート ４０％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
さらにロールプレイを増やし、積極的に全受講生が参加できるようにする。
受講生同士での討論を充実させ、アクティブに進めたい