デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
BME200NA(人間医工学 / Biomedical engineering 200)福祉工学(デザイン工)Welfare engineering
川瀬 利弘Toshihiro KAWASE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | B3007 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) | |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
システムデザイン学科 専門科目 展開科目 |
カテゴリー(招聘学科)Category | SD |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
In the context of health welfare, students will learn about the roles which mechanical/electrical engineering and software engineering play. Through this, they will understand how engineering technology and understanding of human are essential factors in the development of the field.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
医療福祉の分野で、機械工学や電子工学、情報工学がどのように応用されているのかを学ぶ。それによりこの分野の発展には工学技術とヒトの理解が必要不可欠であることを理解する。
到達目標Goal
1.福祉工学の基本理念を理解する
2.様々な技術の基本原理と最新の状況を理解する
3.生理学や神経科学の大まかな理解に基づき、福祉機器や医療機器について考えられるようになる
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部建築学科ディプロマポリシーのうち「DP2」、都市環境デザイン工学科ディプロマポリシーのうち「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」、システムデザイン学科ディプロマポリシーのうち「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
福祉工学を学ぶ上で必要となる基本的な生理学や神経科学、それに基づいた生体計測や、関連する信号処理技術、治療工学、生活支援工学などを、最近の研究成果を踏まえつつわかりやすく講義する。
毎回授業支援システムより資料を配付し、講義の最後にその回のポイントについて小テストを行う。授業の初めに、前回の授業で提出された回答をもとに、全体に対してフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
後期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:福祉工学概論
ヒトの感覚・運動機能を機械で補助・代行する分野としての福祉工学について、歴史と現状を概説する。
2:生体計測1:概論
福祉工学に関連する生体計測について、得られる信号の種類や特徴、基本的な取り扱い方を講義する。
3:生体計測2:生体の電気的現象
ヒトの感覚・運動機能を支えている神経や筋肉の電気的現象について講義する。
4:生体計測3:電気的計測
生体から電気的な信号を取り出すための電極のしくみや、これを用いた脳波計や筋電計などを解説する。
5:生活支援工学1:義肢・装具
義肢・装具について、基本的なものから、筋電義手など工学的技術を用いたものまで解説する。
6:生活支援工学2:リハビリテーション・ロボティクス
リハビリテーション訓練や運動支援のためのロボット技術について講義する。
7:生活支援工学3:人工感覚
五感の障害を取り除くための人工感覚技術について講義する。
8:生活支援工学4:ブレイン-マシン・インタフェース
脳波などの生体信号計測を用いたインタフェース技術について講義する。
9:治療工学1:医療用ロボット
手術支援ロボットなど、医療現場で使われるロボットについて解説する。
10:治療工学2:医療画像
障害や疾患に関する生体内部の情報を得るための医用画像技術について講義する。
11:治療工学3:医療のための情報技術
人工知能などの情報技術による、診断や医療ロボットの高度化について講義する。
12:治療工学4:医療のためのメカトロニクス
医療用ロボットに必要となる機械工学などの技術について講義する。
13:福祉工学と感性
障害を抱える当事者の主観的な感覚と福祉工学の関わりについて講義する。
14:福祉・医療機器のこれから
福祉・医療機器に残されている課題と、その解決に向けて行われている研究や活動を紹介する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
期末のレポート課題では、文献などの調査をした結果と自分の考えを文章としてまとめる。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
授業内に資料を配布するため不要
参考書References
『福祉工学の挑戦 : 身体機能を支援する科学とビジネス』(中公新書)
『メカ屋のための脳科学入門 : 脳をリバースエンジニアリングする』(日刊工業新聞社)
『バイオメカニズム・ライブラリー 表面筋電図』(東京電機大学出版局)
『基礎 福祉工学(ロボティクスシリーズ)』(コロナ社)
『MEの基礎知識と安全管理』(南江堂)
成績評価の方法と基準Grading criteria
評価方法:毎回の講義中における小テスト(50%)、および期末のレポート課題(50%)で評価する
評価基準:本科目において設定した達成目標を60%以上達成している学生を合格とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎回の小テストの結果や前年度の授業改善アンケート結果を参考に、授業内容の改善に努めている。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業支援システムに講義資料をアップロードし、授業中は貸与パソコンでダウンロード・閲覧できるようにする。