デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
LANi100NA(イタリア語 / Italian language education 100)イタリア語・イタリア文化Italian Language and Culture
押場 靖志Yasuji OSHIBA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | B1014 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) | |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
建築学科 外国語科目 英語以外 |
カテゴリー(招聘学科)Category | 建築 |
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Outline (in English)
The sound of foreign languages can be ambiguous, at times feeling awkward and other times charming. The awkwardness might keep us closed off in the world of own language, but the charm might lead us beyond such borders where we witness new possibilities about ourselves.
So let us be charmed by the strange sounds. Like struggling to catch a slippery eel, it can something you aren’t familiar with handling; to catch it you have to dance with it, which might seem ridiculous but comes with all unknowns, in this case someone else's language and culture.
I only hope the students may find something strange, unknown and charming in the Italian language and culture offered in this course, so as to start learning, through the elementary four abilities "listening, speaking, reading, and writing".
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
耳慣れない言葉の響きは両義的です。不快感を持つこともあるでしょうし、すごく魅力的に聞こえたりもします。不快感はぼくたちを自分の言葉の世界に閉じこめるものです。けれども、なんかいいなと感じたなれば、それは自分の可能性が開かれる瞬間に立ち会っていることにほかなりません。
ある文学者は、そんな言葉の両義性を、ウナギをつかむことに例えていました。うなぎという「わけのわからないもの」は、格好をつけていると手元からするりと逃れてしまう。ぶざまな姿をさらしながらも、うなぎと滑稽に戯れ始めるところで、なにかが始まるのです。
母語以外の言葉を学び、その背後にある文化を学ぶためには、そんなウナギつかみの滑稽さをどこかで引き受けなければならないのかもしれません。なにしろそれは「わけのわからない」言葉であり「わけのわからない」習俗なのです。
次から次へとあらわれてくる謎。謎の数々を前にして、思いっきり想像力を働かせながら、誤解の迷路をさまようこと。そこで言葉の技能は少しずつ磨かれてゆきます。「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能が磨かれると、そこからはさらなる想像力が発揮され、さらなる深い迷路へと彷徨いこむことになるのかもしれません。
けれども、そうやってジタバタと「未知なるもの」に立ち向かってゆくことのほか、おそらくは、「イタリア語」とか「イタリア文化」のようなものに近づくことは、できないのではないでしょうか。滑稽に歌い踊る者に、それは必ずや少しずつ扉を開けてくれるものなのですから。
到達目標Goal
イタリア的なものの肌触りをつかみ、異文化理解の足がかりとする。教室ではさらに、その背後に息づく人々の気配を感じながら、さらに想像力を働かせ、社会、文化、あるいは歴史と呼ばれるものへと、関心を広げながら、基本的なイタリア語によるコミュニケーション力を身につける。
【修得できる能力】*【修得できる能力】*
- 総合デザイン力:○
- 文化性:◎
- 倫理観:○
- 建築の公理:○
- 芸術性:◎
- 教養力:◎
- 表現力:◎
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部建築学科ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
音声や映像を用いながら、イタリア的な風景のなかで繰り広げられる日常会話を紹介してゆく。そこに聞かれるフレーズに耳を傾け、見慣れない事物に関心を向けながら、まずは人々の発するダイアローグを析出し、その響きや決まりごとを学び取ってゆく。
*オンラインでの授業は5月11日以降になります。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:1-1イタリア語に出会う
あいさつと自己紹介
2:1-2イタリアを知る
“Buongiorno”と「こんにちは」の間にあるもの
3:2-1イタリア語に出会う
BARへ行き、注文する
4:2-2イタリアを知る
BAR的な出会いを考える
5:3-1イタリア語に出会う
人称と距離について考える
6:3-2イタリアを知る
言葉と時代、そして歴史
7:4-1イタリア語に出会う
相手のことを知る 自分を伝える
8:4-2イタリアを知る
カンパニリズモとイタリアの多様性
9:5-1イタリア語に出会う
家族について話す
10:5-2イタリアを知る
家族から見るイタリア的なもの
11:6-1イタリア語に出会う
道をたずねる
12:6-2イタリアを知る
「すべての道はローマに通ず」
13:7-1イタリア語に出会う
好きなものを伝える
14:7-2イタリアを知る
イタリアの今
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
イタリアに関することに関心を向けておくこと。身近なところでは料理があるし、イタリアを題材にした小説や評論も数多くある。言葉の響きに触れておくなら映画や音楽を鑑賞してもよいだろう。各自工夫のこと。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じて授業中にプリントを配布する。
参考書References
『Per cominciare』(日伊協会)。教室で紹介するダイアローグ音源や練習問題は、基本的にこのテキストからのものである。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点30%、小テスト30%、期末試験40%により評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
語学と文化論を平行して進めてきた授業だが、今回の学生アンケートのコメントにおいて、イタリア語そのものへの関心の高さが示されたことを受け、今後さらに発音や文法の解説の比重を高めてゆく。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
プロジェクターと音声出力を利用する。