連帯社会インスティテュートInstitute for Solidarity-based Society
POL600Q1-401(政治学 / Politics 600)論文指導ⅠThesis advice I
伊丹 謙太郎Kentaro ITAMI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 連帯社会インスティテュートInstitute for Solidarity-based Society |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X9913 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 土1/Sat.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 専門科目(協同組合プログラム) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course aims to give guidance on writing a thesis. Each student learn how to set up his/her thesis, identify theoretical framework, collect data and write a thesis.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
連帯社会インスティテュートの修士課程2年目の院生を対象に修士論文を各自の設定した研究テーマに即してどのように取りまとめていけばいいかを指導するものである。
到達目標Goal
修士課程1年目の成果を踏まえて,(1)それぞれが関心を持ち熱意を持って取り組める研究テーマを確定すること,(2)その研究テーマを追求できる適切な理論的枠組みや方法を確定し習熟すること,(3)論文の構成の仕方を理解し,それを実際に適用できること,(4)必要な資料を収集し先行研究をフォローした時の技法や留意点を理解し,それを実際に適用すること,を目標として取り組む。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連、特に「DP3」に強く関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・各院生の学習・研究の進捗状況に応じて進めていく。以下の授業計画はあくまで目安であるが,1年間に何を身に着ければいいかをあらかじめ知っておくために活用してほしい。
・この授業は、Zoomを使用し、オンライン授業形式で行う。ZoomのID・パスコード等については、初回授業までに学習支援システム(Hoppii)に掲載する。
・最終授業で、これまでの講義内容のまとめや復習だけでなく、課題に対する講評や解説も行う。
※COVID-19の情勢次第で、Zoomから通常授業に戻すことがあります。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:論文を完成させる心構え
1年目の成果を確認し,論文完成までのスケジュールをイメージできるようにする。
第2回:研究テーマと論文の方向性の確認
論文の方向性とそれに利用する基本資料を示してもらい,指導を行う。
第3回:論文の仮説と理論的枠組み
論文の仮説と理論的枠組みを報告してしてもらい,指導を行う。
第4回:資料探索
図書館,フィールド調査などを通じて,それぞれの論文構想に必要な資料の所在を確認し,論文執筆までの作業を計画する。
第5回:論文の構成
論文の目次を作成してもらい,それを題材に論文の構成の仕方,論述の順序を考える。
第6回:文献リストの作成
論文執筆に必要な参考文献,先行研究のリスト化を行う。
第7回:主要参考文献と理論的枠組みの検討
論文作成に当たって基本的なものとして依拠している文献を報告してもらい,論文の理論的枠組みについて議論する。
第8回:主要資料の読み込み
論文作成上の最重要の資料を題材に,それをどのように論文に生かそうとしているか報告してもらう。
第9回:論文の基本ルール
注の付け方,文献リストの作り方,学会誌への投稿のルールなどについて指導を行う。
第10回:論文作成の中間報告
論文のテーマ,方法,主要文献,スケジュールを報告してもらう。
第11回:論文作成の中間報告
論文のテーマ,方法,主要文献,スケジュールを報告してもらう。
第12回:論文の一部の試作と推敲
最も書きやすい部分から実際に書き下ろしてみる。それを題材に指導を行う。
第13回:論文の構想,仮説,理論的枠組みの確認
試作の経験を踏まえて,あらためて論文の構想,仮説,理論的枠組みを報告してもらい,指導を行う。
第14回:全体の構想と章立て
現段階の目次を作成してもらい,論文の構想を確認し,準備が十分でない箇所を確認する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
「授業の到達目標」で記した4つの項目に沿って,具体的に行っておくべき作業を指示する。特に,締め切り間際に慌てるのではなく,10月に第1稿が完成しているように進めてもらいたい。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは使用しない。
参考書References
各院生の関心や到達度に応じて,その都度指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
提出された論文につき、テーマ設定の適切さ、データ収集の十分さ、論理展開の正しさをそれぞれ40 %、30 %、30 %の比率で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
1年目の論文指導は、学生のテーマが絞り込まれていない状態であるので、方法論への習熟と研究計画策定等に焦点をあわせる。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
Zoom受講に必要な機器・環境(PCおよびネット接続)
担当教員の専門分野等
<専攻>
協同組合論、公共哲学
<研究テーマ>
協同組合思想、協同組合運動史、デジタル経済と協同主義、
非営利組織連携論、賀川豊彦研究