公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance
SES500P2－140（環境創成学 / Sustainable and environmental system development 500）地球環境生態学Study on Global Environment
鞠子 茂Shigeru MARIKO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X9575 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期集中/Intensive(Fall) |
| 曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
サステイナビリティ学専攻 （修士課程）サステイナビリティ学専攻専門科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The students will learn about definitions and need-to-know basics of “environment” and “ecology”, and acquire science literacy from an ecological viewpoint to solve environmental crisis on local to global scales.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
生態学の理論と方法論を概説したうえで，自然の成り立ちや環境問題における生態学の役割について学ぶ。一方，グローカルな環境問題を個別に取り上げ，生態学を中心に据えた分野横断的な議論を行うことにより環境問題を多面的に理解して行く。
到達目標Goal
学生は環境問題に取り組む際に科学リテラシーを獲得することの重要性について認識し，生態学を中心とした科学リテラシーを習得することができる。環境問題を限定的に見ることの危険性についても学び，環境問題の本質を見極め，適切な解決に向けて行動できるだけの環境力を身につけることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻公共マネジメントコースにおいては「DP3」に関連している。ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻政策研究コースにおいては「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP3」は特に強く関連している。ディプロマポリシーのうち、サステイナビリティ学専攻においては「DP2」「DP4」に関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
原則として対面授業であるが，コロナ禍の状況によってはオンライン授業を実施する。授業はパワポによるスライド講義が中心となる。条件が揃えば，野外に出て自然環境や生物を五感で感じる授業も行う。事前に配布した資料をみて各自予習しておく。理解度確認のために課題を課し，解答を提出させる。次回の授業で提示された解答例をみて各自理解度をチェックする。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
秋学期集中
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：イントロダクション
授業の進め方と成績評価について説明
第2回：生態学という学問
生態学の理論と方法論について概説
第3回：生態学的環境論考
環境とは何であるかを講述する
第4回：生物多様性は守るべきか
生物多様性保全の是非論を考える
第5回：生態系の基盤サービス
基盤サービスの具体例を紹介する
第6回：生態系の供給・調整・文化的サービス
供給・調整・文化的サービスの具体例を紹介する
第7回：生態系からのしっぺ返し
生態系サービスと環境破壊の関係を論じる
第8回：公害問題と科学リテラシー
水俣病を例に科学リテラシーの必要性を議論する
第9回：地球温暖化は本当？
地球温暖化問題の是非論を考える
第10回：地球温暖化と生態系
温暖化が生態系に与える影響を解説
第11回：感染症パンデミック
感染症パンデミックは新しい環境問題
第12回：外来種は悪か
外来種の是非論について考究する
第13回：目に見えない環境汚染
放射能汚染や環境ホルモンについて解説する
第14回：地球文明存続のために
地球文明の存続を考える
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
教科書は使用しないが，説明を補助するための資料を授業で配布する。
参考書References
「人類が永遠に続くのではないとしたら」加藤典洋，新潮社(2014);「面白くてよくわかる！エコロジー」満田久義，アスペクト（2013）；「気候変動を理学する」多田隆治，みすず書房(2013)；「森のバランス」森林立地学会編，東海大学出版(2012)；「生物の多様性って何だろう」京都大学総合博物館，京都大学学術出版会(2007)
成績評価の方法と基準Grading criteria
確認テスト50％，平常点50％の配分で成績評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
個々の学生の研究テーマを理解したうえで，それぞれの研究に役立つような知識や理論についても言及していく。
その他の重要事項Others
事前に参考図書を読んで，生態学や環境科学に関する基本的なことがらや専門用語について理解しておくこと。