公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance
CUA500P2-132(文化人類学・民俗学 / Cultural anthropology 500)ヒューマン・エコロジーHuman Ecology
山内 愛子Aiko YAMAUCHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X9566 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期後半/Spring(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 火6/Tue.6,火7/Tue.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
サステイナビリティ学専攻 (修士課程)サステイナビリティ学専攻専門科目 |
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Outline (in English)
In order to practically contribute to the global conservation issues, the class will showcase the examples of the multi-stakeholders engagement methodology for the marine conservation area. Through this class, you will learn the on ground stakeholders engagement and the tools to deliver mid-long term environmental conservation outcomes.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
国際的な環境保全を目的とした際に実効性ある取り組みを行うことを前提とし、多様なステークホルダーとともに協働する手法について、主に海洋を現場とした活動を取り上げる。この授業を通じて、実社会で活用可能なステークホルダーエンゲージメントの方法論を深めるとともに、中長期的に環境保全やサステナビリティに取り組むためのツールを学ぶ。
到達目標Goal
1)国際的な環境保全のあり方について理解する
2)国際的な潮流と日本独自の課題の調整を検討できる
3)サステナビリティの実現に向け、利用可能なツールとその使いかたを理解する
4)国内外の多様なステークホルダーの重要性を理解し、ステークホルダーマッピングができるようになる
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
1)前半は講義を通じて、国際環境NGOの活動やステークホルダーとの連携について学び、実社会での活動のあり方への理解を深める
2)後半では、学んだ内容を活かし、実際に実施可能な計画が立てられるよう、グループディスカッションや演習を取り入れる
3)自分が選択した環境問題の解決に向けた活動計画を作成する
授業形態は対面での講義形式
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期後半
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:国際的環境保全の実態
国際的な環境問題について、海洋問題を中心に国際環境NGOの取り組み事例を紹介
第2回:サステナビリティとステークホルダー
環境保全活動の根幹となるサステナビリティを実現する上でで重要なステークホルダーの役割について学ぶ
第3回:マーケットの力を利用した環境保全の事例
近年重要な位置付けにあるマーケットと環境保全の関係性を学ぶ
第4回:サステナビリティと多様なツール
ステークホルダーとの連携を可能にする様々なツールについて学ぶ
第5回:国際的な視点と国内の課題
国際的な潮流と国内の事情・背景をすり合わせた上で、期待される結果を生むような実践例を学ぶ
第6回:国際的な環境問題への貢献
日本で活躍するリーダーをスピーカーとして迎え、国際的視点を持った国内での活動事例を学ぶ
第7回:サステナビリティ社会の構築に向けた先進的事例
米国を事例として、先進的な社会事例を学ぶ
第8回:環境問題とその原因
自分が解決したい環境問題を選択し、その課題や背景を考える
第9回:環境問題とその原因
グループディスカッションを通じて、自分では見えなかった課題や背景を探る
第10回:ステークホルダーマッピング
ステークホルダーマッピングの方法を学ぶ
第11回:ステークホルダーマッピング
自分が解決したい環境問題に関するステークホルダーマッピングをグループディスカッションを通じて行う
第12回:環境保全活動の計画
環境保全活動を行う際の計画立案方法を学ぶ
第13回:環境問題の解決に向けた計画発表
実際に取り組み可能な解決方法について発表を行い、パネルディスカッションを行う
第14回:環境問題の解決に向けた計画発表
実際に取り組み可能な解決方法について発表を行い、パネルディスカッションを行う
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義後半では、自分が解決したい環境問題を選択し、作業を行うため、事前に選択したい環境問題の知識等を深めること。また、ディスカッション等を通じて得られた他者の見解や意見について復習すること。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用せず、毎回資料を配布します。
参考書References
特になし。ただし、関心ある環境問題ついて参考文献が必要な場合には個別紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
独自の環境保全活動計画が完成することを目標とします(要提出)。
計画では、
1 国際的な視点で検討できているか?
2 解決すべき問題は理解できているか?
3 ステークホルダーとの連携が十分検討されているか?
を元に評価します。
評価基準:
提出された環境保全活動計画書から、
1 実践可能性 60%
2 解決手法 20%
3 ステークホルダーとの連携度 20%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
講義の後にアンケートを行います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし
担当教員の専門分野等
<専門領域>
水産学、海洋環境保全
<研究テーマ>
サステナブルシーフードと環境保全型漁業
<主要研究業績>
1海と水産業の多面的評価-水産研究の新たな役割と方向性-
環境保全活動の目指す未来と水産研究・水産業に期待する役割、月刊海洋、2015年8,9月号
2SDGsビジネス戦略 企業と社会が共発展を遂げるための指南書
(第3章 企業が取り組むべきSDGs
目標14 海の豊かさを守ろう)、日刊工業新聞社
3海洋の生物多様性保全と持続可能な利用、水産振興、2011