公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance
LAW500P2-127(法学 / law 500)国際環境法International Environmental Law
岡松 暁子Akiko OKAMATSU
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X9540 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期前半/Spring(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 木6/Thu.6,木7/Thu.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
サステイナビリティ学専攻 (修士課程)サステイナビリティ学専攻専門科目 |
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Outline (in English)
This course introduces students to the theory of international environmental law. Students may learn the specific legal framework of international environmental issues and gain better understanding by reading leading cases.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
国際環境法は、国際環境問題の特質ゆえに、形成・発展、形態、内容、履行確保において様々な特徴がある。本講義では、個別条約や判例を題材として、国際環境諸条約に見られるそのような特徴を抽出し、検討していく。
到達目標Goal
国際環境問題に関する国際法の枠組みを理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
国際環境法の理論、判例についての講義を行う。各条約については、受講者による発表と全体討論を行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期前半
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:国際環境法の対象と接近方法、国際環境法の形成と展開
国際環境法へのアプローチの仕方、国際環境問題の特徴の変遷とそれに対応した国際環境法の生成について概観する。
2:国際環境法の性質、国際環境法の制度化
国際環境法の性質とそれに対応した定立形式、制度化について検討する。
3:国際環境法の手続的義務、国際環境法上の義務の履行確保
国際環境法に特徴的に見られる手続的義務と、国際環境法上の義務の履行確保制度について考察する。
4:受講者による発表と討論①
受講者の関心のある国際環境条約についての報告と、それについての全体での討論を行う。
5:受講者による発表と討論②
受講者の関心のある国際環境条約についての報告と、それについての全体での討論を行う。
6:受講者による発表と討論③
受講者の関心のある国際環境条約についての報告と、それについての全体での討論を行う。
7:日本と国際環境問題
日本に大きな影響のある国際環境問題について検討する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
岩沢雄司編『国際条約集』有斐閣。
その他、適宜講読文献を指示する。
参考書References
繁田泰宏・佐古田彰・岡松暁子・小林友彦編『ケースブック国際環境法』東信堂、2020年。
小寺彰・森川幸一・西村弓編『国際法判例百選[新版]』有斐閣、2011年。
その他、適宜指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
発表、討論への参加、レポートにより、総合的に評価する。(100%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
これまでと同様の方法で進める。
その他の重要事項Others
受講者の人数により、授業の方法を変更することがある。
担当教員の専門分野等
<専門領域>国際法
<研究テーマ>国際法の履行確保、国際環境法、国際原子力法
<主要研究業績>
①永野秀雄・岡松暁子編著『環境と法-国際法と諸外国法制の論点-』(三和書籍、2010年)
②「地球温暖化をめぐる法的紛争の現状と課題」
『国際政治経済学研究』第17号、2006年、19-33頁。
③「貿易規制による森林管理―国際法上の可能性と限界―」
『人間環境論集』第6巻第1号、2005年、53-62頁。