公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance
SOS500P2－059（その他の社会科学 / Social science 500）公共政策論文技法２Advanced Skill of Writing Master Thesis 2
渕元初姫・杉崎和久・中筋直哉・糸久正人・岡松暁子・長谷川直哉
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X9536 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期後半/Spring(2nd half) |
| 曜日・時限Day/Period | 土1/Sat.1,土2/Sat.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
サステイナビリティ学専攻 （修士課程）研究科共通科目 |
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Outline (in English)
MA or PhD students in their first year are welcome to sign up to this course. Each lecture will provide students with an understanding of writing a Masters dissertation or PhD thesis. Upon completion of this course, students should be able to develop good academic practice.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
主として修士課程１年生を対象として、修士論文を執筆する上でのポイントとなる事項について、各専攻及びコースの教員による講義と修士論文執筆者の報告という形で授業を展開する。１年生は是非とも受講してほしい。
到達目標Goal
修士論文を執筆する上でのポイントを理解する。
換言すれば、修士論文を書くための学習方法、修士論文の構成の考え方、文献資料探索の進め方、調査の進め方、執筆の進め方、論文指導の受け方、発表会での報告、文章の訂正について、修士論文の完成に至るまでの過程を体得することを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻公共マネジメントコースにおいては「DP2」「DP3」に関連している。ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻政策研究コースにおいては「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP1」は特に強く関連している。ディプロマポリシーのうち、サステイナビリティ学専攻においては「DP2」「DP3」に関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
修士論文を書くための初歩から実践までを理解するために、教員と院生（修士号取得者）による報告によって講義を進める。原則として、教員は各専攻及びコースからそれぞれ１～２名が講義を担当する。また、修士号取得者は原則として各コースからそれぞれ２名（博士課程の在籍院生や修士課程修了者など）が担当し、修士論文の執筆に関する経験を報告する。各回とも、前半に各報告を受け、後半はその質疑とする。
第7回目の授業では各受講者によるリサーチ・プロポーザルの報告を行う。報告に対しては、授業中に参加者全員による質疑・議論を行い、講評を行うことによってフィードバックする。
授業方式は原則として対面授業とする。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期後半
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1：講義の全体概要とスケジュール
講義の全体概要とスケジュールを示し、修士論文の執筆に関する標準的スケジュールについて説明する。
2：修士論文の執筆に向けて
研究テーマの選定や、先行研究の調査等について説明する。
3：教員１による修士論文執筆の経験 報告に対する討論
本学専任教員による講義 報告に対する討論
4：学位取得者１による修士論文執筆の経験
本学院生による講義 報告に対する討論
5：教員２による修士論文執筆の経験
本学専任教員による講義 報告に対する討論
6：学位取得者２による修士論文執筆の経験
本学院生による講義 報告に対する討論
7：教員３による修士論文執筆の経験
本学専任教員による講義 報告に対する討論
8：学位取得者３による修士論文執筆の経験
本学院生による講義 報告に対する討論
9：教員４による修士論文執筆の経験
本学専任教員による講義 報告に対する討論
10：学位取得者４による修士論文執筆の経験
本学院生による講義 報告に対する討論
11：教員５による修士論文執筆の経験
本学専任教員による講義 報告に対する討論
12：学位取得者５による修士論文執筆の経験
本学院生による講義 報告に対する討論
13：修士論文のプロポーザル作成に向けた準備
これまでの講義と報告に基づき、各自の研究における「問い」を明らかにし、それについて検討を加える。
14：まとめ
総括討論を行い、各自の課題を明確にする。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特になし。必要に応じて、各教員、各修了生よりレジュメを配布する。
参考書References
特になし。必要に応じて、授業内で紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
質疑における発言とコメント票の記入内容（50％）、期末レポート（50％）を判断して、評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
修士論文執筆に当たっての心構えに始まり、学術研究の意義や方法、論文執筆上の作法などについて、専攻やコースを超えた複数の教員や修了生から学ぶ機会となっているようです。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞ 比較政治学、コミュニティ政策、福祉政策
＜研究テーマ＞ ポスト福祉国家時代の市民社会論、地域社会における社会的包摂、英国・スコットランドの地方自治・自治体内分権
＜主要研究業績＞
「スコットランドの地域評議会－制度の基本的構想とその機能の実際」名和田是彦編（2009）『コミュニティの自治－自治体内分権と協働の国際比較』pp.81-118、日本評論社
「スコットランドにおける権限移譲とジェンダー・クオータ」三浦まり・衛藤幹子編著（2014）『ジェンダー・クオータ－世界の女性議員はなぜ増えたのか』pp.203-26、明石書店
「地域社会における社会的連帯の再編：居場所づくりにみる三人称的連帯の可能性」金安岩男・牧瀬稔編著（2019）『都市・地域政策研究の現在』pp.131-42、地域開発研究所