公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance
POL502P2-057(政治学 / Politics 500)政策研究概論(外国語)※中国語Introduction to the Policy Studies (Foreign Language)
毛 桂榮Guirong MAO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X9534 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金6/Fri.6 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
サステイナビリティ学専攻 (修士課程)研究科共通科目 |
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Outline (in English)
The aim is to study the basic literatures on public policy and policy analysis.The literatures are papers and books on Japanese, Chinese and English. It is important to read the basic literatures.
授業で使用する言語Default language used in class
中国語 / Chinese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
公共政策に関する基礎文献を中国語で講読することを中心に勉強し、学生が政策分析の基礎を固めることができるように教授します。
文献は、日本語、中国語、英語のものですが、履修者と相談しながら、適宜変更もします。また、学生の要望にできるだけ応えるように日程の調整もします。しかし、基礎文献を理解することが大事で、じっくり資料を理解することを薦めます。
ゼミの進行に関しては、基本的に中国語をもって行いますが、適宜、日本語も使用します。
なお、この科目は公共政策論を中国語を利用しながら、公共政策論の専門科目を勉強するようにカリキュラムを設定しており、中国語を勉強することを目的にした授業ではありません。この点に関しては、十分理解してください。
到達目標Goal
以下の内容、提示する基礎文献を基本にじっくり「解読」します。資料・論文を要約した上で議論をする形で進めます。半年、基本文献15本以上を熟読するようにします。
言葉・概念の問題だけではなく、社会科学における議論の仕方、論文の書き方も含めて、資料を利用しながら、解説し討論します。
ゼミの最終回(適宜調整)に関しては、学生が関心する政策課題を事例として、研究発表を行う予定にしています。政策研究の手法を修得することを目指します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻公共マネジメントコースにおいては「DP2」「DP3」に関連している。ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻政策研究コースにおいては「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP3」は特に強く関連している。ディプロマポリシーのうち、サステイナビリティ学専攻においては「DP2」「DP3」に関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
中国語 / Chinese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本は、対面授業です。
(1)新型肺炎の流行により、一部オンライン授業はあるが、本ゼミは、法政大学の方針に則り、「対面」を基本とする予定です。
(2)もちろん、柔軟に「オンライン」も必要に応じて調整します。
(3)また、ゼミの進め方は:基本文献の要約からスタートし、議論を深めていきます。資料の事前予習、また関連文献の復習・勉強も必要です。基本文献を中心に、関連する分野の研究資料なども、ある程度把握できるようにしていきましょう。最後は、各自の発表をもって基礎修得の確認をおこないます。
(4)勉強に関する質問は、(本システムかLINEを通じて)常時受付ます。またゼミでは、質疑応答の時間も用意します。さらに、報告、提出するレポートに関しても、随時、コメントを返しますので、利用をしてください。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:予定の打ち合わせ。また先行研究を読むことについて。履修する場合、事前で担当者まで連絡を希望。連絡があった場合、第一回目の資料をメールで送信します。maoguirong@gmail.com
文献「若い大学院生へ」を配布。日本語。
第2回:行政学の研究史、公共政策論の先行研究について
前回の配布資料を踏まえて議論。
次回の資料「行政学の歴史」など資料を配布、中語語。
第3回:行政学の歴史における公共政策研究
西尾行政学第4章、日本語と中国語を講読。
またフィールドワークに関して、指示と相談。
第4回:さらにもう一つ専門文献を読む
行政学の基礎概念所収「行政と組織」論文など行政、政策と管理などの論文を読む。参照:「組織と行政」1書も必要文献。
第5回:USA PA歴史。英文資料を読む。
英文資料を持って勉強。公共政策研究の歴史も確認。
第6回:公共政策論研究の歴史、並びにガバナンス概念に関する英文資料一つも解読
資料「アメリカ公共政策論の台頭」を講読。また英文:Reflections on governance。状況に応じて、この勉強を2回に分けて進めることも可能
第7回:日本の行政学研究と教育
中国語資料「日本行政学史」(公開資料、毛桂榮執筆)
第8回:日本の公共政策研究の歴史
「日本の公共政策研究」論文を読む。日本公共政策学会の機関誌に掲載された論文に関する分析論文、中国語論文も参照。
第9回:「公共性」概念の研究
論文「公共性」に関する論文、または、「公共政策とは何か」を読む。
第10回:decision theory
「非決定」、「権力の3つの顔」のことも勉強。
英文資料、日本語資料を講読
資料事前予習
第11回:政策形成における政治家と官僚
Bureaucrats and Politicians in Western...1981の終章を読む。
毛「政府と行政」も参照。
第12回:官僚制の概念
資料「官僚制への視点」今村「行政学の基礎理論」所収を読む。西尾「新版・行政学」官僚制論2章も参照。
第13回:政策リサーチ手法
東大出版「政策リサーチ入門」の文章2つ:事例研究
第14回:学生の各自発表、フィールドワーク調査の結果を踏まえて
研究発表。学生が関心する課題について分析・発表。修士論文などの検討・相談も可能。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
西尾『行政学の基礎概念』(東大出版。中国語譯もあり、それは法政大学の図書館にも所蔵ある。一部資料は配布する予定)、今村『行政学の基礎理論』(三領書房)、秋吉ほか「公共政策学の基礎」(有斐閣)、伊藤修一郎「政策リサーチ入門」(東大出版)のほか、配布する資料を必ず読むこと
参考書References
日本公共政策学会の機関誌を読むこと
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業での報告40%、討論60%で総合評価する
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
1、大量に読書すること。
2、しっかり考え、よく質問すること。
3、欠席することは、絶対しないように。
最後まで頑張りましょう。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
配布資料は、デジタルの形式でも渡します。その最適の方法を確認するが、量的には、電子メールは、オススメ。その他:微信、LINEも可能。相談の上、決める。
その他の重要事項Others
事前の連絡がある場合、maoguirong@のGメールです。
少人数のクラスですので、読書の負担がかなりあります。
注意:新型肺炎の流行もあり、以上の予定は、適宜変更していく。履修者と相談しながら、やっていきます。
成績は、討論、報告などを踏まえて総合判断する。
担当教員の専門分野等
行政学、日本行政などを研究。著書「日本の行政改革」「比較の中の日中行政」があり、また「行政の概念」、「公務員の用語と概念」の論文(中国語、日本語)などがある。最近は、中国の公務員制度などを研究中、複数論文を公表。論文のほとんどは、ネットで検索・入手可能。