公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance
POL500P2－052（政治学 / Politics 500）政策分析評価技法Policy Analysis and Evaluation
阿部 一知Kazutomo ABE
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X9528 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期後半/Spring(2nd half) |
| 曜日・時限Day/Period | 月6/Mon.6,月7/Mon.7 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
サステイナビリティ学専攻 （修士課程）研究科共通科目 |
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Outline (in English)
1. To understand the framework and procedures to analyze the economic effects of public policies,
2. To discuss several examples of economic policies in Japan and other countries, on their objectives and scope,
3. To understand policy/project evaluation methods.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
①公的主体が実施する経済政策の効果について、経済学的な分析方法の枠組と手順を理解
②日本あるいは海外の経済政策のいくつかの例を取り上げ、目的・効果の分析方法と結果を議論
③政策・プロジェクト評価手法の概略について理解
到達目標Goal
公共経済学に基づいた政策評価の基本的枠組を入門的に理解する。代表的手法として費用便益分析の基本的考え方を学ぶ。政策評価の手順に慣れる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻公共マネジメントコースにおいては「DP1」「DP2」に関連している。ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻政策研究コースにおいては「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP1」は特に強く関連している。ディプロマポリシーのうち、サステイナビリティ学専攻においては「DP2」「DP4」に関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
全体7回程度の講義において、最初の4回程度は、公共的な政策の分析の枠組と手順について教科書にそって紹介する。基本となるのは、厚生経済学の応用としての公共経済学に基づいた理論である。また、その応用分野として、費用便益分析などのプロジェクト評価や、政策の評価手順などについても触れる。これらは講義と質疑を中心とする。
残り3回程度は、実際の政策を取り上げて、ディスカッションを行いながら事例研究する。具体事例は、学生の希望を取りながら選択する。原則として、1週間前に材料を示すので、それに基づいた準備があることを前提に講義する。
講義は原則対面で行う。毎回の講義で、学生の理解の確認のため課題を提示し、ディスカッションすることで理解を深める。また、フォードバックとして、メールで直接学生と質問応答や追加説明を行う。
講義は原則対面で行う。毎回の講義で、学生の理解の確認のため課題を提示し、ディスカッションすることで理解を深める。また、フィードバックとして、メールで直接学生と質問応答や追加説明を行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期後半
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：イントロダクション、政策分析の基本的な考え方
科目の全般的な内容、講義の進め方、教科書の説明。
第2回：分析の手順
ストーキー教科書第１章
第3回：政策分析の手法（外部性モデル、選好の定義など）
厚生経済学の基礎の説明。
政策決定モデルの紹介。
ストーキー教科書第２～３章、第６章。
第4回：政策分析の手法（外部性モデル、選好の定義など）
厚生経済学の基礎の説明（続き）
政策決定モデルの紹介。
ストーキー教科書第２～３章、第６章。
第5回：政策分析の手法（費用便益分析入門など）
費用便益分析一般の説明。
ストーキー教科書８～１０章。
第6回：政策分析の手法（費用便益分析入門など）
費用便益分析一般の説明（続き）
ストーキー教科書８～１０章。
第7回：政策分析の手順、公共選択、公共主体が政策を実施する根拠
公共選択理論の説明。
ストーキー教科書１１～１３章。
第8回：事例研究の準備
事例研究のテーマ希望聴取など準備。
第9回：政策分析の手順など確認。
政策分析の手順（問題確定、選択肢提示、効果分析、評価）
第10回：事例研究(1)
事例研究：具体的な政策（教員が提示）を取り上げて研究
第11回：事例研究(2-1)
事例研究：具体的な政策を取り上げて研究
第12回：事例研究(2-2)
事例研究：具体的な政策を取り上げて研究
第13回：まとめ、補足的なディスカッション
全体のまとめ。
第14回：まとめ、補足的なディスカッション
筆記試験（あるいはレポート）
全体のまとめ。
筆記試験（レポートとする場合は、レポートの作成についての説明）
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
前の講義で、事前に読んでおく資料・教科書該当ページを指示する。また、参考資料をウェブで示す。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
ストーキー、ゼックハウザー「政策分析入門」 勁草書房
参考書References
指定教科書よりも網羅的・体系的でないが、より新しい教科書として、
バーダック「政策立案の技法」東洋経済新報社、を勧める（講義でも一部使用する）。その他の資料は、授業中に適宜指示する。配布できる資料は、ウェブで公開する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業中の参加（20％）と期末試験（80％、レポートにする場合もある）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
事例研究をより幅広く行うため、課題の学生からの希望聴取を、第２回目から口頭でも行うこととした。
担当教員の専門分野
経済政策（貿易投資の経済効果、マクロ経済対策など）、応用経済学（応用計量経済モデルを含む）。研究者データベース参照
https://ra-data.dendai.ac.jp/tduhp/KgApp?kyoinId=ymkkgkysggy