公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance
SOC500P2-058(社会学 / Sociology 500)社会調査法5Social Research Method 5
小磯 明Akira KOISO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X9524 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期前半/Fall(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 金6/Fri.6,金7/Fri.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
サステイナビリティ学専攻 (修士課程)研究科共通科目 |
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Outline (in English)
Learn about specific methods of collecting and analyzing qualitative data
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
質的データの収集と分析の具体的方法について学ぶ。とくにフィールドワークで必要な技法や倫理的な問題についての理解を深める。
到達目標Goal
フィールドワークにおける質的調査の実施に向け、基本的な調査計画が設計できることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻公共マネジメントコースにおいては「DP2」「DP4」に関連している。ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻政策研究コースにおいては「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP1」は特に強く関連している。ディプロマポリシーのうち、サステイナビリティ学専攻においては「DP2」「DP4」に関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
まず、質的調査の考え方と設計の仕方について解説したうえで、フィールドワークにおける質的データの収集と分析に必要な技法について解説する。つぎに、フィールドワークの基本的な収集・分析手法である、聞き取り調査、参与観察、ドキュメント分析の各項目について、事例を使って具体的な解説を行い、質的データの収集・分析方法について理解を深める。さらに、分析結果の提示(論文・報告書の執筆)を念頭におき、被調査者との関係など倫理的な問題についての理解を促す。授業計画は概ね以下を予定しているが、受講生の人数や問題関心によって若干変更する可能性がある。授業は原則対面で実施する。授業への積極的参加を促すためリアクションペーパーを提出してもらう。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期前半
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:質的調査の考え方
・質的調査とは何か
・収集/分析の目的と方法
・量的調査との関係
2:質的調査の設計
・テーマ/題材/問いの設定
・仮説の設定
・先行研究との関係
3:フィールドワーク①
・フィールドワークとは何か
・データ収集方法の種類と組み合わせ
4:フィールドワーク②
・フィールドワークの実際
5:フィールドワーク③
・陥りやすい罠
・脱却するための方法
6:聞き取り調査①
・聞き取り調査の手順
・インタビューの種類と方法
・テープ起こし
7:聞き取り調査②
・ライフヒストリー分析
・構造分析
8:聞き取り調査③
・インタビューの実際
9:参与観察①
・観察の種類
・参与観察の内容
・フィールドノーツの作成
10:参与観察②
・参与観察の事例
11:ドキュメント分析①
・ドキュメント分析の内容
・分析対象の種類
12:ドキュメント分析②
・ドキュメント分析の事例
13:調査結果のまとめ方
・論文/報告書の執筆
14:成果の公表とその問題
・調査倫理規定
・プライバシー保護
・被調査者保護をめぐる諸問題
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業はパワーポイントを使用して行う予定。教材は印刷して配布するので、復讐に役立てて欲しい。
テキスト(教科書)Textbooks
講義の内容が多岐にわたるため、特に指定しない。
参考書References
都度、講義の引用・参考文献を紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(出席・討議)50%、課題レポート50%。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講生の研究テーマを踏まえた講義にしたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
専門領域
社会調査法,福祉社会学,社会政策学.
研究テーマ
コミュニティにおける医療と福祉形成の現代的解明,地域の産業政策の形成.
主要研究業績
単著『地域と高齢者の医療福祉』2009年,御茶の水書房.
単著『公害病高齢者とコンビナート:倉敷市水島の環境再生』2020年,御茶の水書房.
論文「小規模・高齢化集落の高齢者と地域福祉-長野県泰阜村の高齢者生活調査から」『福祉社会学研究』第8号,2011年.