公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance
SOC500P2-054(社会学 / Sociology 500)社会調査法1Social Research Method 1
小磯 明Akira KOISO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X9520 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期後半/Spring(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 金6/Fri.6,金7/Fri.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
サステイナビリティ学専攻 (修士課程)研究科共通科目 |
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Outline (in English)
Consider various methods of social survey
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
1.社会調査の全体像、社会調査の歴史的経緯について概説する。
2.社会調査の様々な手法について検討する。
3.質的調査と量的調査双方の基本事項を理解する。
4.調査倫理など調査に伴う問題を学ぶ。
到達目標Goal
1.社会調査の基本事項、歴史を簡潔に説明できる。
2.量的調査と質的調査の相違を識別できる。
3.社会調査のプロセスを具体的に述べることができ、実際に調査を始めることができる。
4.倫理違反といった概念について具体的に説明できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻公共マネジメントコースにおいては「DP2」「DP4」に関連している。ディプロマポリシーのうち、公共政策学専攻政策研究コースにおいては「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP1」は特に強く関連している。ディプロマポリシーのうち、サステイナビリティ学専攻においては「DP2」「DP4」に関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
社会調査の基本事項を理解し、全体像を把握するために,次のように授業を進めていく。
1.社会調査の歴史的経緯を学びつつ、様々な社会調査の手法を説明する。
2.質・量双方の調査研究の特性について、調査の企画・実施、成果の発表に至るまでの流れを具体的に解説する。
3.調査倫理の問題を踏まえつつ,社会調査の意義についての理解を促す。
授業は原則対面で実施する講義形式によって進められるが,必要に応じて,グループ討議などの形式をとることがある。授業への学生の積極的参加を促すためリアクションペーパーを提出してもらう。授業計画は概ね以下を予定しているが、授業の展開によっては若干変更する可能性がある。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期後半
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:社会調査の基本的な考え方1
・社会調査の諸定義と目的
・社会調査の諸類型
第2回 :社会調査の基本的な考え方2
・量的調査と質的調査
・成果の公表
第3回:社会調査の歴史1
・社会調査の源流:人口調査,貧困調査
・民族誌の系譜:文化人類学,シカゴ学派社会学
第4回:社会調査の歴史2
・日本の社会調査:国勢調査,都市及び農村調査,SSM調査等
第5回 :社会調査の設計1
・社会調査の全過程:着想から成果の公表まで
・問いと対象の設定
第6回 :社会調査の設計2
・調査・分析手法の選択
・手法による手順の違い:研究における「仮説」の位置
第7回 :量的調査の方法と実例1
量的調査のステップ:仮説の操作化,調査票の作成,サンプリング,実施,データの入力と分析
第8回 :量的調査の方法と実例2
・実例に基づく量的調査実施過程の追体験
第9回:質的調査の方法と実例1
・質的調査のステップ:関連資料の収集,参与観察,聞き取り調査の実施,データの整理と分析
第10回:質的調査の方法と実例2
・実例に基づく質的調査実施過程の追体験
第11回 :理論と調査との関係1
・理論命題と理論枠組
・先行理論の位置づけ
第12回:理論と調査との関係2
・認識の深まりと問いの洗練
第13回:調査倫理
・調査者と被調査者との関係
・学問としての倫理,調査における倫理
第14回 :調査の社会的意義
・社会調査と価値判断の問題
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
講義の内容が多岐にわたるため、特に指定しない。
参考書References
都度、講義の引用・参考文献を紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(出席・討議)50%、課題レポートを50%。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講生の研究テーマを踏まえた講義にしたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
その他の重要事項Others
特になし。
専門領域
<専門領域>社会調査法、福祉社会学、社会政策学
研究テーマ
コミュニティにおける医療と福祉形成の現代的解明、地域の産業政策の形成
主要研究業績
単著『地域と高齢者の医療福祉』2009年,御茶の水書房.
論文「小規模・高齢化集落の高齢者と地域福祉-長野県泰阜村の高齢者生活調査から」『福祉社会学研究』第8号,2011年.
論文「地域福祉は住民のもの-協同組合・非営利組織の視点から」『日本の地域福祉』第31巻、2018年.