人文科学研究科Graduate School of Humanities
HUG500B7（人文地理学 / Human geography 500）日本の環境論ⅠEnvironmental Studies of Japan I
伊藤 達也
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X1146 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 国際日本学インスティテュート(修士課程)-関連科目 |
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Outline (in English)
I aim at deep understanding about economic geography by reading and releasing the text on which basic methodology and research field of economic geography were written. A target, theory, methodology and research approach of economic geography are acquired and makes sure that it'll be possible to use those at the time of the study execution.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
経済地理学の基本的な方法論、研究分野の書かれたテキストを読み、発表することによって、経済地理学的な方法についての深い理解を目指します。具体的には経済地理学の目標、理論、方法論、研究アプローチを取得し、自らの研究遂行時にそれらを使うことができるようにします。
到達目標Goal
経済地理学に関する知識の蓄積、思考力、解決能力のアップを目指します。具体的にはテキストの内容を適切に理解すること、テキストの内容を適切にまとめること、テキストの内容を適切に発表すること、その上でテキストを通じてより広く経済地理学の専門内容を理解すること、そして、自らの研究テーマに関わらせて、それをより深めることをテーマとします。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業は受講生による報告と討議、教員の解説等を中心に行います。さらに受講生の関心領域、研究テーマと関係した論文や著書の紹介等を通じて、授業内容の深化に努めます。フィードバックについては、できる限り授業中のコミュニケーションで対応するが、足りない場合は次の授業において継続して議論する。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：イントロ
授業方針の決定
第2回：テキスト「序章」
「序章 環境・空間と経済社会」の報告と討論
第3回：テキスト「第１章」
「第１章 経済立地の理論」の報告と討論
第4回：テキスト「第２章」
「第２章 地域経済の発展のメカニズム」の報告と討論
第5回：テキスト「第３章」
「第３章 サービス経済化と広がる地域間格差」の報告と討論
第6回：テキスト「第４章」
「第４章 人々のキャリアと経済空間」の報告と討論
第7回：テキスト「第５章」
「第５章 経済のグローバル化と産業立地・地域経済」の報告と討論
第8回：テキスト「第６章」
「第６章 サプライチェーンと南北問題」の報告と討論
第9回：テキスト「第７章」
「第７章 経済を左右する地域の制度と文化」の報告と討論
第10回：テキスト「第８章」
「第８章 都市の発展が生むインナーシティ問題」の報告と討論
第11回：テキスト「第９章」
「第９章 グローバル化時代の都市と都市ネットワーク」の報告と討論
第12回：テキスト「第10章」
「第10章 地域のなかでのものづくり」の報告と討論
第13回：テキスト「第11章」
「第11章 工業で変わる新興国」の報告と討論
第14回：まとめ
まとめ 授業において得たもの、得られなかったものの確認
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
授業前、テキストの該当箇所を読んでくることはもちろん、該当箇所のテーマに沿った論文や本を読み、理解をより深める努力をします。
授業後、関連文献を読むことによって、自らの知識を高めます。
テキスト（教科書）Textbooks
伊藤・小田・加藤編著（2020）『経済地理学への招待』ミネルヴァ書房
（2020年度と同じため、履修学生によって変更する可能性があります）
参考書References
山崎 朗ほか著（2016）『地域政策』中央経済社
成績評価の方法と基準Grading criteria
発表：50％、討論：50％
十分な準備が大前提となります。問題、論点の明確化された発表の評価が高く、討論は、単純な質問、意見に対する疑問の提示、反論を丁寧に分けて行うことが望ましいです。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
丁寧な議論に努めます。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞ 水資源研究、資源環境論、地域経済論
＜研究テーマ＞ 木曽川水系の水資源問題、地域資源の持続可能な利用、地域経済
＜主要研究業績＞
１．「国土利用」（共著岡橋秀典・伊藤達也）（経済地理学会編『キーワードで読む経済地理学』原書房、2018年）
２．「利根川の利水問題」『経済地理学年報』64‐2、2018年
３．「韓国の水辺環境改変事業の特徴－韓国４大河川再生事業を事例に－」『地理科学』72‐3、2017年
４．『検証：岐阜県史問題－なぜ御嵩産廃問題は掲載されなかったのか－』ユニテ、2005年
５．『水資源開発の論理－その批判的検討－』成文堂、2005年
６．『木曽川水系の水資源問題－流域の統合管理を目指して－』成文堂、2006年
７．『水資源計画の欺瞞－木曽川水系連絡導水路計画－』ユニテ、2008年