人文科学研究科Graduate School of Humanities
HIS500B7（史学 / History 500）日本の近代と国際社会ⅡModern Japan and International Society II
長井 純市
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X1135 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 国際日本学インスティテュート(修士課程)-関連科目 |
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Outline (in English)
This course has four main points. The first point is to get a basic knowledge about Japanese modern archives. The second one is to get an academic skill for reading old documents written in cursive style of Chinese characters in the Meiji era. The third is to study the Japanese modern history through reading old documents above. The fourth is to get clues for getting or improving the general skill of researching, gathering, analyzing and utilizing of information and knowledge.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
・授業の概要：史料を通して日本近代史の種々相を学ぶ。
・目的：和紙に毛筆・草書体で書かれた史料の読解力を養うこと。
到達目標Goal
到達目標：１）日本近代史に関する幅広い知識を得る。２）日本近代史研究に関わる史料の所蔵機関や利用法に関わる知識を得ること。３）日本近代史研究に関わる史料の調査・収集に関わる知識を得ること。４）日本近代史研究に関わる史料の読解力を養うこと。５）情報・知識の調査・収集・分析・利用に関わる能力・技術を養い、高める手がかりを得ること。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
・進め方：講義形式である。
・方法：受講生の能動的な学習促進と双方向的な授業運営のために、教員と受講生間の質疑応答、受講生グループの助け合い学習による草書体文字の翻刻作業を取り入れる。新型コロナウィルス感染防止策への対応が必要な場合には、教室での対面授業をZOOMを使って同時配信する方式を採用する。リアクションペーパーにおける受講生の疑問や質問、コメントなどには、次回の授業冒頭あるいは学習支援システムにおいて対応する。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：イントロダクション
授業全体の概要説明。
第2回：主な史料所蔵機関のウェブサイト
独立行政法人国立公文書館、外務省外交史料館、防衛省防衛研究所戦史研究センター、国立国会図書館など主な史料所蔵機関のウェブサイトの説明。
第3回：日本近代古文書読解（1）
第1回毛筆・草書体史料の読解トレーニング。
第4回：日本近代古文書読解（2）
第2回毛筆・草書体史料の読解トレーニング。
第5回：日本近代古文書読解（3）
第3回毛筆・草書体史料の読解トレーニング。
第6回：日本近代古文書読解（4）
第4回毛筆・草書体史料の読解トレーニング。
第7回：日本近代古文書読解（5）
第5回毛筆・草書体史料の読解トレーニング。
第8回：日本近代古文書読解（6）
第6回毛筆・草書体史料の読解トレーニング。
第9回：日本近代古文書読解（7）
第7回毛筆・草書体史料の読解トレーニング。
第10回：日本近代古文書読解（8）
第8回毛筆・草書体史料の読解トレーニング。
第11回：日本近代古文書読解（9）
第9回毛筆・草書体史料の読解トレーニング。
第12回：日本近代古文書読解（10）
第10回毛筆・草書体史料の読解トレーニング。
第13回：日本近代古文書読解（11）
第11回毛筆・草書体史料の読解トレーニング。
第14回：まとめ
授業総括と質疑応答。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・準備学習：学習支援システムにアップロードされる授業プリントを事前にダウンロードして読んでおくこと。
・復習：授業プリントを読み直すこと。授業後、学習支援システムの「授業内掲示板」サイトに掲示される毎回の授業要点を読むこと。授業テーマに関するウェブサイト（国立国会図書館電子展示会、アジア歴史資料センター、独立行政法人国立公文書館など）の関連コラムを読むこと。
・本授業の準備・復習時間は、各２時間以上を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
・刊本としてのテキストは使用しない。
・毎回授業前に、授業の要点をまとめたプリントや史料プリント（国立国会図書館所蔵「寺内正毅関係文書」コピー版）を学習支援システムの「授業内掲示板」サイトに添付ファイルでアップロードするので、受講生各自、ダウンロードすること。
参考書References
・くずし字辞典
・『日本近代の歴史』（吉川弘文館）全6巻
・アジア歴史資料センター、独立行政法人国立公文書館、国立国会図書館電子展示会の各ウェブサイトにおける日本近代史関連解説コラム。
成績評価の方法と基準Grading criteria
・平常点40％、試験60％（設題は到達目標に沿うものとする）。参照可。
・特別な事情がなく、授業への参加度が不良と判断された場合には、あるいは試験を受験しない場合には、不合格の評価とする。
・新型コロナウィルス感染防止策として教室での試験ができない場合には、リポート（設題方針は試験の場合と同じ）に切り替えることもある。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
日本近代史に関する基礎的な知識の不足を感じている受講生もいることから、授業内容の理解と定着に資する質疑応答を積極的に行い、受講生の学習の動機付けや意欲を高めるように努める。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
・学習支援システムを利用することができるIT機器。
・ZOOM授業を受講することができるIT機器。
その他の重要事項Others
・学部合同科目（「日本近代史料学」）である。
・「日本近代史」（春学期・学部合同科目、大学院科目「日本近代史研究Ⅰ」）との継続履修を強く推奨する。
・やむを得ない事情により授業を欠席する場合（介護体験実習、教育実習など）には、その事情を証明する文書を提出すること。
・新型コロナウィルス感染防止策として教室での対面授業を行わない場合には、授業内容を変更することがある。
・授業に関連する連絡は、学習支援システムの「お知らせ」サイトや「授業内掲示板」サイトを利用して行うので、頻繁に閲覧し、見落とさないようにすること。
・担当教員宛の直接連絡にはメールを利用すること。そのメールアドレスは、学習支援システムに掲示する。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞
日本近現代政治史
＜研究テーマ＞
日本近現代史における政治指導者、明治国家における地方制度整備をめぐる政治過程
＜主要研究業績＞
「杉原夷山宛田中光顕書翰紹介」（『法政大学文学部紀要』第66号、2013年３月）
「田中光顕関係文書紹介」（一）～（十三続）（『法政大学文学部紀要』第52～65号、2005～2012年）
『山県有朋関係文書』第1～3巻（山川出版社、2004～2007年）
『木戸孝允関係文書』第1～4巻（東京大学出版会、2006～2009年）
『河野広中』吉川弘文館（2009年）、
「河野広中覚書（上）（下）」（『法政史学』第72号、2009年９月、同73号、2010年３月）
「韓国をめぐる河野広中の周辺」（『法政史学』第74号、2010年９月）
「中国をめぐる河野広中の周辺」（『法政史学』第76号、2011年９月）
『棚橋小虎日記・昭和20年』（法政大学大原社会問題研究所、2009年）
『棚橋小虎日記・昭和17年』（法政大学大原社会問題研究所、2011年）
「杉原夷山宛田中光顕書翰について」（『日本歴史』第761号、2011年10月）
「A Year in America」（『法政大学文学部紀要』第71号、2015年10月）
「明治日本と日本人」（独立行政法人国立公文書館『平成30年秋の特別展躍動する明治図録』、2018年）
『棚橋小虎日記・昭和19年』（法政大学大原社会問題研究所、2019年）