人文科学研究科Graduate School of Humanities
PHL500B7（哲学 / Philosophy 500）西欧の思想ⅠWｅｓｔｅｒｎ Thought I
谷口 力
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X1111 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 国際日本学インスティテュート(修士課程)-関連科目 |
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Outline (in English)
The main objective of this course is to understand overview of the basic major philosophical questions and problems, in addition to this, to master some basic manners and methods in graduate studies.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
古代、近代の古典哲学から、現代の分析哲学までを概観しながら、哲学の基本的知識（問題提起、概念、思考方法、など）を学びます。また同時に、学術的研究における基本的作法（原文購読、論文執筆、慣用的表現、など）もできる限り習得します。
到達目標Goal
西洋哲学史全体の流れ、および、以下の各哲学における基本的知識を把握することを目標とします。
・古代ギリシャ哲学
・大陸合理論
・イギリス経験論
・近代ドイツ哲学
・19～20世紀哲学
・現代分析哲学
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
基本的には講義形式ですが、内容に応じて議論も交えます。序論として、まず西洋哲学史全体について説明したうえで、各哲学の項目に入っていきます。授業の進め方としては、レジュメを配布し、ポイントを解説し、レジュメに書ききれない部分については、そのつど各哲学者の著作から補足していきます。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：授業の案内と導入
哲学とは何か、西洋哲学史全体の流れ
第2回：古代ギリシャ哲学（1）
ソクラテス以前の哲学者たち、プラトン①
第3回：古代ギリシャ哲学（2）
プラトン②
第4回：古代ギリシャ哲学（3）
プラトン③、アリストテレス、新プラトン学派
第5回：大陸合理論（1）
近代への過渡期、デカルト
第6回：大陸合理論（2）
スピノザ、ライプニッツ
第7回：イギリス経験論（1）
ロック、ヒューム
第8回：イギリス経験論（2）～近代ドイツ哲学（1）
バークリ、カント①
第9回：近代ドイツ哲学（2）
カント②
第10回：近代ドイツ哲学（3）
フィヒテ、シェリング、ヘーゲル
第11回：19～20世紀哲学
ショーペンハウアー、ニーチェ
、実存主義、など
第12回：現代分析哲学（1）
フレーゲ、ウィトゲンシュタイン①、論理実証主義
第13回：現代分析哲学（2）
ウィトゲンシュタイン②、心の哲学、ほか
第14回：まとめ
授業の総括、総合的議論
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業前には、興味ある哲学者の著作は読んでおくことが望ましい。授業後には、興味をもった哲学者の著作を読んでみることが望ましい。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
定まった教科書は用いません。授業時にプリントを配布します。
参考書References
シュヴェーグラー『西洋哲学史』（上・下巻）、谷川徹三・松村一人訳、岩波文庫、1958年改版。その他、授業時に適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
上記の「到達目標」に準じて、原則として、平常点（議論への参加含む）50%、学期末レポート50%で評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
専門外の人でも十分に理解できるように、わかりやすい説明を心がけていきます。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞
哲学、言語哲学、形而上学
＜研究テーマ＞
世界、心、ウィトゲンシュタインの哲学
＜主要研究業績＞
「私的言語批判による独我論の貫徹および消去」（法政大学 言語・文化センター編『言語と文化』第13号、2016年）、
「心の一般概念におけるいくらかの系統的区別と錯誤 ーーウィトゲンシュタインの心の非対象化についての一論証ーー」（『法政大学大学院紀要』第71号、2013年）、など