人文科学研究科Graduate School of Humanities
LIT500B7（文学 / Literature 500）平安時代の物語ⅡMonogatari of the Heian Period II
加藤 昌嘉
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X1083 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 金6/Fri.6 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 国際日本学インスティテュート(修士課程)-関連科目 |
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Outline (in English)
This course deals with "The Tale of Genji " and the manuscripts.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
◆『源氏物語』写本の精読＆注釈。
◆鎌倉時代に書写された『源氏物語』「帚木」巻の写本を、読解し、注釈してゆきます。
到達目標Goal
◆以下の５点を身に付けることが目標です。
Ａ，くずし字（変体仮名）を解読する力
Ｂ，古文を正確に訳出する力
Ｃ，語法や典拠を調査する力
Ｄ，明快なプレゼンテーションをおこなう力
Ｅ，問題点を見つけ、ディスカッションする力
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
◆発表担当者は、くずし字を翻刻し、句読点やカギカッコを付し、整定本文を立て、正確な現代語訳を作ります。
◆それを元に、先行の注釈書と比較しながら、参加者全員で議論します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1：ガイダンス
『源氏物語』概説
2：「帚木」
風流な女
3：「帚木」
なでしこの花
4：「帚木」
常夏の歌
5：「帚木」
賢き女
6：「帚木」
蒜の歌
7：「帚木」
座談の結論
8：「帚木」
光源氏、移動
9：「帚木」
紀伊守の家
10：「帚木」
朝顔の姫君
11：「帚木」
伊予守の後妻
12：「帚木」
小君
13：「帚木」
光源氏、寝所へ
14：「帚木」
なよ竹の心地
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
◆「桐壺」巻～「若紫」巻を、よく読んでおくこと。
テキスト（教科書）Textbooks
阿仏尼本の影印（『東洋大学附属図書館蔵 阿仏尼本はゝき木』勉誠出版）を用います。授業時にＰＤＦ版を配布します。
参考書References
◆以下のテキストのいずれかを座右に置いてください。
◎中嶋尚編『源氏物語の鑑賞と基礎知識 帚木』（至文堂）
◎柳井滋ほか校注『源氏物語』１（岩波文庫）
◎石田穣二ほか校注『新潮日本古典集成 源氏物語』１（新潮社）
◎今泉忠義訳『源氏物語 新装版』１（講談社学術文庫）
◎林望『謹訳源氏物語 改訂新修』１（祥伝社文庫）
◎大塚ひかり全訳『源氏物語』１（ちくま文庫）
成績評価の方法と基準Grading criteria
◆発表の出来７０％。ディスカッション参加度３０％。
◆上記【到達目標】の５点に注目して評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
◆議論しやすい雰囲気作りを心がけます。
担当教員の専門分野等
◆専門領域：日本古典文学
◆研究テーマ：平安時代の物語
◆主要研究業績：著書『揺れ動く『源氏物語』』（勉誠出版）