人文科学研究科Graduate School of Humanities
CUM500B4(文化財科学・博物館学 / Cultural assets study and museology 500)文書館管理研究ⅡArchive Administration Ⅱ
宇都宮美生・青木睦・赤松道子・長谷部圭彦・山田太造・渡辺浩一
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X0383 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水6/Wed.6 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 史学専攻(修士課程)-専門科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Every student of this class can get practical and basic knowledge and skills as to five points below.(1)What's an archive? (2)What are archives? (3)What's an archivist? (4) What's the mission of an archives and an archivist? (5)What are the skills of an archivist working for an archives? Students' questions, comments and discussion about the contents of this class are welcomed by the professors.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
授業の概要:日本および各国のアーカイブズ(記録と文書館)とアーキビストの歴史と現在について、また、その実務について学ぶ。
目的:アーキビストとしての識見・能力を高め、その基本技能を身につける。
到達目標Goal
到達目標:1)アーカイブズ(記録と文書館)について深く理解し、その意義を自覚すると共に説明することができる。2)アーキビストとしての技能を身につけ、実践することが出来る。3)アーカイブズ及びアーキビストについてグローバルな視点から考え、論じることが出来る。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業の進め方:オムニバス形式で教員が講義する。
方法:対面授業とする。その具体的方法については、学習支援システムで通知する。教員が講義を行い、その中で受講生との質疑応答およびフィードバックを行う。それによって、受講生の理解度及び理解の定着度を確認しつつ、自主的・発展的学習への動機付けを図る。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:イントロダクション
(09/22 宇都宮美生)
授業全体の概要説明と受講上の注意。
第2回:東京大学史料編纂所1
(09/29 山田太造)
史料編纂所とコンピューターシステム~総論~
第3回:東京大学史料編纂所2
(10/06 山田太造)
史料編纂所のDB~テキスト系DBとメタデータ~
第4回:東京大学史料編纂所3
(10/13 山田太造)
史料編纂所のDB~複製史料の画像系DB~
第5回:トルコの文書館1
(10/20 長谷部圭彦)
大統領府オスマン文書館の沿革と所蔵史料
第6回:トルコの文書館2
(11/03 長谷部圭彦)
オスマン語文書史料を用いた研究の実例
第7回:ロシアの文書館1
(11/10 赤松道子)
ロシアの文書と文書管理システムの歴史
第8回:ロシアの文書館2
(11/17 赤松道子)
ロシアの文書と亡命
第9回:ロシアの文書館3
(11/24 赤松道子)
ロシアの文書館の特徴:ロシア国立文書館など
第10回:アーカイブズ記述編成の方法
(12/01 渡辺浩一)
ISAD(G)「記録史料記述の国際標準」を学ぶ
第11回:アーカイブズ記述編成の実際
(12/08 渡辺浩一)
日本近世の文書を対象にISAD(G)を実際に使ってみる
第12回:国文学研究資料館1
(12/15 青木睦)
戦後の史料保存運動と史料保存の原則
第13回:国文学研究資料館2
(12/22 青木睦)
史料のための保存環境と劣化の予防
第14回:国文学研究資料館3
(01/12 青木睦)
アーカイブズ建築・設備と災害対策
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
準備学習:参考書を読むこと。各回のテーマに関わるウェブサイトの公開情報を読んでおくこと。
復習:参考書や関連文献を読み、理解を深めること。各国アーカイブズのウェブサイトを利用して識見を広げること。
本授業の準備・復習時間は、各2時間以上を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
刊本としてのテキストは使用しない。授業内容をまとめたプリントを配布する。
参考書References
青山英幸『アーカイブズとアーカイバル・サイエンス』岩田書院、2004年
安藤正人『記録史料学と現代』吉川弘文館、1998年
今村文彦『災害記録を未来に活かす』勉誠出版、2019年
加藤諭『大学アーカイブズの成立と展開』吉川弘文館、2019年
国文学研究資料館編『アーカイブズの構造認識と編成記述』思文閣出版、2014年
高埜利彦『近世史研究とアーカイブズ学』青史出版、2018年
壺阪龍哉『文書と記録』樹村房、2018年
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点50%、期末試験(リポート形式)50%。なお、特別の事情がなく、授業への参加度が不良と判断された場合には、不合格の評価とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
担当教員間の内容重複、関連する他の授業との内容重複に留意し、受講生との授業内コミュニケーションを密にする。
その他の重要事項Others
「文書館管理研究Ⅰ」(春学期)との継続履修を強く推奨する。
新型コロナウィルス感染防止対策として教室での授業ができない場合には、授業内容を変更します。本学Web学習支援システムの本科目における掲示板などの機能を利用するので、課題などを見落とさないように注意すると共に、頻繁に閲覧し、添付資料のダウンロードなどを行うこと。
担当教員の専門分野等
<現職>
青木 睦・国文学研究資料館准教授
赤松(梶)道子・法政大学大学院兼任講師
長谷部圭彦・東京大学東洋文化研究所特任研究員
山田太造・東京大学史料編纂所准教授
渡辺浩一・国文学研究資料館教授