人文科学研究科Graduate School of Humanities
HIS500B4（史学 / History 500）東洋史学演習ⅤSeminar on Oriental History Ⅴ
久野 美樹
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X0354 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 史学専攻(修士課程)-専門科目 |
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Outline (in English)
Buddhist Art History of India,Central Asia and China( Northern Dynasties)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
インド、中央アジア、中国（北朝）仏教美術史
到達目標Goal
仏教美術史の基本を習得し、物質文化研究の方法とインド、中央アジアおよび中国北朝期の仏教美術を理解します。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
オンライン授業となった場合にはオンデマンド授業（資料型）にします。教員は各授業の1週間前に、学生が法政大学に登録したメールアドレスに向け、大学の学習支援システムHoppiiを通して「授業内容のレジュメ」「口語体の解説文」「画像データ」を配布します。学生はそれを自主学習し、各回ごとにコメントと質問を教員に送り、教員との質疑応答を実施します。
特定の論文を学習する場合には、学生の経済的負担にならないよう、教員が学習部分をコピーし各学生の自宅に送ります。
学生の修士論文の内容に沿い柔軟に授業内容を変更します。また学生に修論の中間報告をしていただき、それを教員が添削しアドヴァイスを書いて返却します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：導入
授業の主旨と進め方、美術史学の方法
第2回：仏教と仏教美術の基本
釈迦の生涯、上座部仏教と大乗仏教、その美術
第3回：仏像出現以前のインド
B.C.3c.～A.D.2c.の北西インドの美術
第4回：大乗菩薩の誕生
弥勒、釈迦、観音菩薩像の誕生
第5回：インドの石窟寺院（１）
アジャンタ仏教石窟
第6回：インドの石窟寺院（２）
ヒンドゥー教石窟
第7回：中央アジアの美術
クチャ、ホータンの美術
第8回：敦煌の美術
濱田瑞美「莫高窟初期窟の図像と窟内構想」
第9回：雲岡石窟（１）
雲岡石窟 開鑿前、Ⅰ期、Ⅱ期前半、北魏の漢化
第10回：雲岡石窟（２）
雲岡石窟Ⅱ期後半，Ⅲ期、北魏の漢化
第11回：龍門石窟
龍門石窟、北魏の漢化と浄土美術
第12回：洛陽郊外の鴻慶寺石窟
鴻慶寺石窟の浄土美術、法華経、その他の主題
第13回：北斉の石窟美術
北斉の浄土美術、小南海石窟、南響堂山石窟
第14回：修士論文の中間報告
修士論文の中間報告
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
新型コロナウイルスの流行がおさまった後、美術館・博物館に行き実物を観察します。
テキスト（教科書）Textbooks
学習する書籍、論文は事前にプリント配布します。
参考書References
授業内で随時紹介。
成績評価の方法と基準Grading criteria
各授業内容に対するコメント、質問、教員との質疑応答70％、修論の中間発表30％。物質資料についての正確な理解と研究者としての論理の構築ができているかをみます。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
仏教美術の基本が理解できるよう丁寧な指導を心がけます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パソコン（オンライン授業の場合）
その他の重要事項Others
学生は事前配布する資料を当該授業までに読み、コメント、質問、質疑応答の準備をします。
学生は教員に対しどのようなことでも質問や意見を出してほしいと考えます。教員へのメールを歓迎します。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞アジア仏教美術史、石窟美術研究
＜研究テーマ＞5c.頃から8c.頃の石窟美術にみられる浄土観、仏身観
＜主要研究業績＞「龍門石窟北魏窟」『アジア仏教美術論集 東アジアⅠ 後漢・三国・南北朝』中央公論美術出版 2017年、「鴻慶寺石窟第一窟について」『法政史学』第84号 2015年、『唐代龍門石窟の研究』中央公論美術出版 2011年