人文科学研究科Graduate School of Humanities
HIS500B4（史学 / History 500）日本古文書学研究ⅡStudy of Diplomatics in Japan Ⅱ
大塚 紀弘
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X0335 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木5/Thu.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 史学専攻(修士課程)-専門科目 |
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Outline (in English)
Learn Japanese archaeological studies systematically and acquire the basic ability of reading old documents.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
「日本古文書学Ⅰ」から継続し、教科書を基に日本古文書学を体系的に学ぶとともに、古文書読解の基礎的な能力を身につける。日本中世（平安時代から室町時代）に成立した代表的な古文書の様式・機能について理解し、読解力を養成することを目的とする。
到達目標Goal
公家様文書および公家様文書から派生した武家様文書の機能と様式について理解することができる。教科書に取り上げられた古文書や関連する古文書を正確に訓読し、内容の概要を読み取ることができる。また、簡単な崩し字を解読することができる。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
この授業は、対面授業形式で行ないます。
教科書の内容に沿って、配布プリントを基に講義を進める。古文書について解説した後、参加者に訓読してもらう。また、古文書写真のプリントを配布し、参加者に翻刻してもらう機会を設ける。漢文訓読の基礎知識を有することを前提に進める。春学期に「日本古文書学研究Ⅰ」を履修することを必須とする。授業の初めに、前回の授業で訓読した古文書をいくつか取り上げ、フィードバックを行なう予定です。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：古文書学とは
履修のガイダンス
第2回：公家様文書 国司庁宣
様式・機能の解説と訓読
第3回：公家様文書 綸旨
様式・機能の解説と訓読
第4回：公家様文書 院宣
様式・機能の解説と訓読
第5回：公家様文書 御教書
様式・機能の解説と訓読
第6回：武家様文書 下文（１）
様式・機能の解説と訓読
第7回：武家様文書 下文（２）
様式・機能の解説と訓読
第8回：武家様文書 下知状（１）
様式・機能の解説と訓読
第9回：武家様文書 下知状（２）
様式・機能の解説と訓読
第10回：武家様文書 鎌倉幕府の御教書
様式・機能の解説と訓読
第11回：武家様文書 室町幕府の奉書
様式・機能の解説と訓読
第12回：武家様文書 室町幕府の直状
様式・機能の解説と訓読
第13回：起請文・売券・譲状
様式・機能の解説と訓読
第14回：公家様文書と武家様文書
授業内容の総括（試験）
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
教科書を用いて予習し、配布プリントを用いて復習する。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
佐藤進一『新版 古文書学入門』（法政大学出版局、２００３年）
参考書References
日本歴史学会編『概説古文書学 古代・中世編』（吉川弘文館、１９８３年）
久留島典子・五味文彦編『史料を読み解く１ 中世文書の流れ』（山川出版社、２００６年）
苅米一志『日本史を学ぶための古文書・古記録訓読法』（吉川弘文館、２０１５年）
成績評価の方法と基準Grading criteria
学期末試験の点数１００％で評価する予定である。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
次回取り上げる文書を予告する。