人文科学研究科Graduate School of Humanities
HIS600B4（史学 / History 600）日本近代史演習ⅡSeminar on Modern History of Japan Ⅱ
長井 純市
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X0331 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木7/Thu.7 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 史学専攻(修士課程)-専門科目 |
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Outline (in English)
This course has tow main pints. The first point is that every student has to make his/her presentation based on his/her research of the Japanese modern history and on lately published book or the exhibition of a museum related to the Japanese modern history. The second one is that every student has to be a participant of the discussion among classmates and enhance the skill of an academic discussion on the topics about the Japanese modern history. Through this course every student can improve his/her ability and skill of writing good theses.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
・授業の概要：日本近現代史に関する受講生の研究発表と質疑応答を行う。
・目的：担当教員の講評や受講生同士の質疑応答を通して受講生各自の研究を改善・向上させる。また、学術的コミュニケーションを身につける。
到達目標Goal
到達目標：１）日本近現代史に関する研究を行う能力・スキルを養成し高めること。２）日本近現代史に関する現在の研究動向を把握すること。３）研究発表（プレゼンテーション）および質疑応答（ディスカッション）を行うことにより学術的なコミュニケーション能力を養成し高めること。４）日本近現代史研究に関する幅広い知識と深い理解を身につけること。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
・進め方：演習形式である。
・方法：毎回、発表形式で行われる。受講生各自の研究関心に基づく発表を原則とする。発表者は発表内容に関するプリントを作成し、参加者に配布した上で、発表を行う。そののち、教員を含む参加者全員の講評および質疑応答を行う。教室での対面授業を行うが、新型コロナウィルス感染防止策として、ZOOMを利用して教室での対面授業を同時配信する方式を併用することもある。リアクションペーパーにおける受講生の疑問や質問、コメントなどには、次回の授業冒頭あるいは学習支援システムにおいて対応する。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：イントロダクション
授業全体の概要説明。
第2回：自由研究発表（1）
発表者の研究関心に基づき論文化を予定している発表と質疑応答。
第3回：新刊書あるいは最新論文の批評（1）
発表者の研究関心に基づく最新の研究成果に対する論評と質疑応答。
第4回：史料紹介（1）
発表者の研究関心に基づき取り組んでいる史料の概要紹介と質疑応答。
第5回：歴史系展示批評（1）
発表者の研究関心に基づき見学した最近の展示への論評と質疑応答。
第6回：学界動向紹介（1）
発表者の研究関心に基づき参加した研究大会等の概要紹介と質疑応答。
第7回：自由研究発表（2）
発表者の研究関心に基づき論文化を予定している発表と質疑応答。
第8回：新刊書あるいは最新論文の批評（2）
発表者の研究関心に基づく最新の研究成果に対する論評と質疑応答。
第9回：史料紹介（2）
発表者の研究関心に基づき取り組んでいる史料の概要紹介と質疑応答。
第10回：歴史系展示批評（2）
発表者の研究関心に基づき見学した最近の展示への論評と質疑応答。
第11回：学界動向紹介（2）
発表者の研究関心に基づき参加した研究大会等の概要紹介と質疑応答。
第12回：自由研究発表（3）
発表者の研究関心に基づき論文化を予定している発表と質疑応答。
第13回：新刊書あるいは最新論文の批評（3）
発表者の研究関心に基づく最新の研究成果に対する論評と質疑応答。
第14回：まとめ
授業総括と質疑応答。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・準備学習：発表者の予告に基づき発表テーマに関連する文献や、学術的なウェブサイトで公開されている関連記事を読んでおくこと。
・復習：配布されたプリントを読み直すこと。下記「参考書」欄のウェブサイトの公開史料や関連コラムを読み、理解を深め、定着させること。学習支援システムの「授業内掲示板」サイトに毎回授業後掲示される授業要点を読み、同システムの「一般ディスカッション」サイトを活用すること。
・本授業の準備・復習時間は、各２時間以上を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
刊本としてのテキストは使用しない。発表する受講生が自作のプリントを配布する。
参考書References
・『日本近代の歴史』（吉川弘文館）全６巻。
・アジア歴史資料センター、独立行政法人国立公文書館、国立国会図書館のウェブサイトにおける公開史料と関連コラム。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点100％とする。なお、特別の事情がなく、授業への参加度が不良と判断された場合には、不合格の評価とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
講評（コメント）の中に、学術性を有する配布資料の作成要領や学術的コミュニケーションとしての質疑応答のあり方についても指摘し、注意を喚起する発言を含める。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
・授業支援システムを利用することが出来るIT機器。
・ZOOM授業を受講することができるIT機器。
その他の重要事項Others
・「日本近代史演習Ⅰ」（春学期）との継続履修を強く推奨する。
・学習支援システムを授業運営上フル活用するので、頻繁に閲覧し、見落としがないようにすること。
・発表者は事前に配布プリントを添付ファイル形式で学習支援システムの「一般ディスカッション」サイトにアップロードし、受講生が各自ダウンロードできるようにしておくこと。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞
日本近現代政治史
＜研究テーマ＞
日本近現代史における政治指導者、明治国家における地方制度整備をめぐる政治過程
＜主要研究業績＞
「杉原夷山宛田中光顕書翰紹介」（『法政大学文学部紀要』第66号、2013年３月）
「田中光顕関係文書紹介」（一）～（十三続）（『法政大学文学部紀要』第52～65号、2005～2012年）
『山県有朋関係文書』第1～3巻（山川出版社、2004～2007年）
『木戸孝允関係文書』第1～4巻（東京大学出版会、2006～2009年）
『河野広中』吉川弘文館（2009年）、
「河野広中覚書（上）（下）」（『法政史学』第72号、2009年９月、同73号、2010年３月）
「韓国をめぐる河野広中の周辺」（『法政史学』第74号、2010年９月）
「中国をめぐる河野広中の周辺」（『法政史学』第76号、2011年９月）
『棚橋小虎日記・昭和20年』（法政大学大原社会問題研究所、2009年）
『棚橋小虎日記・昭和17年』（法政大学大原社会問題研究所、2011年）
「杉原夷山宛田中光顕書翰について」（『日本歴史』第761号、2011年10月）
「A Year in America」（『法政大学文学部紀要』第71号、2015年10月）
「明治日本と日本人」（独立行政法人国立公文書館『平成30年秋の特別展躍動する明治図録』、2018年）
『棚橋小虎日記・昭和19年』（法政大学大原社会問題研究所、2019年）