政治学研究科Graduate School of Politics
POL600A4-2319(政治学 / Politics 600)国際地域研究(東南アジア)(2)Area Studies (South-East Asia) 2
浅見 靖仁
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 政治学研究科Graduate School of Politics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X5545 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 国際政治学専攻 |
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Outline (in English)
This course aims to deepen students' understanding of international relations among Southeast Asian countries and their relations with Japan and China. It covers diplomatic relations, trade, investment, and territorial conflicts.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
東南アジア諸国の国際関係について多面的に理解し、自分自身でも分析を行うことができるようになることを目的とします。特に東南アジアと日本、中国との関係を重点的に取り上げます。時代的には第2次大戦直後から最現代までを扱いますが、2000年以降の新しい動きに重点を置きます。
到達目標Goal
受講生が東南アジア諸国を取り巻く国際関係について自分自身で分析できるようになることを目標とします。基礎知識の習得だけでなく、貿易や投資に関する統計の分析手法も身につけることを目指します。先行研究や報道記事を批判的に分析し、見方の分かれる論点についても、根拠と確率論的な考え方に基づいて社会科学的分析を行うことができるようになることも目指します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連、特に「DP1」は特に強く関連、「DP2」「DP3」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
秋学期の前半の授業では、受講生は毎週課題文献を読んだ上で授業に出ることが求められます。秋学期前半の授業は、教員が課題文献に関する質問を受験生に投げかけ、それに対する受講生の回答に教員や他の受講生がコメントをするというかたちで行います。秋学期後半は、各受講生が東南アジア諸国をめぐる国際関係に関するテーマを1つ選び、それについて発表を行い、他の受講生や教員がコメントをするゼミ形式で授業を行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
不確実な「事実」や不確実な未来に対して、確率論的な思考を行うことの重要性についての講義。
第2回:東南アジア諸国の外交政策(1):1980年代以前
第2次大戦後から1980年代末までの東南アジア諸国間の国際関係について学びます。
第3回:東南アジア諸国の外交政策(2):1990年代以降
1990年代以降の東南アジア諸国間の国際関係とASEANの役割について学びます。
第4回:東南アジア諸国と日本の関係(1):貿易
東南アジア諸国と日本の間の貿易について、具体的な統計数字を使って分析してもらいます。
第5回:東南アジア諸国と日本の関係(2):投資
日本から東南アジア諸国への投資について、具体的な統計数字を使って分析してもらいます。
第6回 :東南アジア諸国と日本の関係(3):外交
東南アジア諸国と日本の外交関係について学びます。
第7回 :東南アジア諸国と中国の関係(1):貿易
東南アジア諸国と中国の間の貿易について、具体的な統計数字を使って分析してもらいます。
第8回:東南アジア諸国と中国の関係(2):投資
中国から東南アジア諸国への投資について、具体的な統計数字を使って分析してもらいます。
第9回:東南アジア諸国と中国の関係(3):外交
東南アジア諸国と中国の外交関係について学びます。
第10回:ケーススタディー(1)
東南アジアの政治、経済、社会に関するテーマを受講生の1つずつ選んでもらい、そのテーマに関する先行研究について報告してもらいます。
第11回:ケーススタディー(2)
受講生が選んだ研究テーマに関する統計数字の分析を受講生に行ってもらいます。
第12回:ケーススタディー(3)
受講生が選んだ研究テーマについての研究構想について発表してもらいます。
第13回:ケーススタディー(4)
各受講生の研究構想の問題点や改善方法について考えます。
第14回:授業のまとめ
この授業のまとめを行います。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
毎回異なる文献を課題文献とします。課題文献のリストは、学習支援システムに掲載します。
参考書References
川中豪・川村晃一編『教養の東南アジア現代史』ミネルヴァ書房、2020年/トラン・ヴァン・トウ『中所得国の罠と中国・ASEAN』勁草書房、2019年/加納雄大『東南アジア外交:ポスト冷戦期の軌跡』信山社、2020年
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業中に行うプレゼンテーション及び討議への貢献度30%、期末試験70%のウェイトで評価を行います。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
これまでの受講生たちから寄せられた、東南アジアの国内政治や国内経済だけでなく、東南アジア諸国間や東南アジアと日本や中国との間の関係についても学びたいという要望に応えるために、東南アジアの国際関係を多面的に学ぶ構成にしました。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
ExcelがインストールされたPCが必要です。