理工・生命科学部教養科目KLAC Course
PHL100LC(哲学 / Philosophy 100)哲学入門Introduction to Philosophy
沖本 龍哉
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工・生命科学部教養科目KLAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | H3085 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<理工・生命科学部教養科目>Category | 人文・社会・自然科学系 |
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Outline (in English)
This course gives the basic knowledge of philosophical thinking by reading the text Pensées of Blaise Pascal (1623- 1662). The objective is to help the students acquire the "wisdom" for their own lives by means of Pascal’s philosophical view of humanity and of the world.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
17世紀フランスの思想家ブレーズ・パスカル(1623-1662)の主著『パンセ』を読み、彼の描く哲学的な人間観や世界観について学ぶ。また、こうした哲学的な問いについて、知識として理論的に学ぶだけでなく、私たち自身の人生に役立つような、生きるための知恵として、実践的に学びたい。
到達目標Goal
①パスカルはどのような人物であったか(生き方)
②パスカルはどのようなことを考えたか(考え方)
③パスカルの考えたことが、現代を生きる私たちにどのように役立つか
(先人の知恵)
以上の三つの観点から、パスカルという人物と彼の思想について読み解き、各講義の哲学的なテーマについて、受講生が自分なりの意見を述べられるようになり、その意見を他の人にもわかりやすく正確に伝えられるようになることが目標である。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
毎回の講義では、その前半(50分)において、前回の講義の復習(リアクションペーパーの紹介を含む)と当日の講義の解説を行い、後半(50分)において、その日解説した内容について、受講生の意見をいくつか聞いて分かち合った後、最後にリアクションペーパーを作成してもらう。(次回の講義のはじめに、前回記入してもらったリアクションペーパーをいくつか紹介する)
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
なぜパスカルについて学ぶのか
第2回 パスカルの人間観①:人間はどのような存在か
惨めさと死
第3回 パスカルの人間観②:根本的な本性
習慣について
第4回 パスカルの人間観③:気を紛らわすこと
気晴らしについて
第5回 パスカルの人間観④:心と理性の違い
繊細の精神と幾何学の精神
第6回 パスカルの人間観⑤:私とは何か
自我と自己愛
第7回 パスカルの人間観⑥:精神と身体のあいだ
中間にある存在
第8回 パスカルの世界観①:人間はいかに生きるべきか
人間観から世界観へ
第9回 パスカルの世界観②:すべては流れ去っていく
時間と空間
第10回パスカルの世界観③:支配的な力
想像力について
第11回パスカルの世界観④:善いことは何か、悪いことは何か
独断論と懐疑論
第12回パスカルの世界観⑤:神はいるかいないか
賭けについて
第13回パスカルの世界観⑥:神とともにある幸せ
信仰と理性
第14回:まとめ
パスカルから何を学んだか
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の講義で配布する資料にまとめた内容を把握した上で、『パンセ』を手元に置いて、個人的に読み進め、さらなる理解を深めることにより、期末レポートに備えることが望ましい。
テキスト(教科書)Textbooks
特定のテキストは使用しないが、毎回の講義でその日の内容に関する『パンセ』の文章をまとめた資料を配布する。
参考書References
・パスカル『パンセ』前田陽一・由木康〔訳〕中公新書、1973年。
・パスカル『パンセ』塩川徹也〔訳〕、岩波文庫(全3巻)、2015年。
・『哲学の歴史 第5巻 デカルト革命』小林道夫〔編〕中央公論新社、2007年。
・その他、必要に応じて、講義中に指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(60%)と期末レポート(40%)の結果を踏まえ、上記の目標にどの程度到達できているかを総合的に判断する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
わかりやすく解説できるように努めます。
その他の重要事項Others
本講義では、一方的な講義内容の解説だけでなく、それについての受講生の意見も重要視したい。したがって、必要に応じて、自分の意見を率直に述べられる発言力があることが望ましい。